2019

02.14

Jean Marie Poumeyrol




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扉を開けると湖だった
水の向うに建つ東屋の屋根が青く光る
あの屋根の下にあの人はいるはずだ
何も考えずに足を踏み出した
一歩 また一歩とあの人に近づいていく
だが 体はあっという間に水の中
泳げぬ私に 向こう岸は遠い
もがきながら 苦しみながら沈んでいく
あの人は気がついただろうか
そうして私がいなくなったことを
あの人は考えるだろうか
二度と私が浮かび上がらないことを




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