2013

11.11

風景


考える間もなく ポーンと外へ投げ出された

後悔とか 慙愧とか 愛情とか
考えても 意味は ない

すでに足の下に床は ない

それから ずっと 漂っているのです

地上に上がりたくて
泣いていた時もあったけれど
そうするすべが見つかりません

空の上には海があり
それを分ける地平線は
私の体をまっぷたつ
に 横
切る

だから 手首がないまま 波に流されて
それから 渦に巻き込まれ
しょうこと海底に沈んでいく

底には 人魚が待っていて
失くしてしまったはずの包丁を
返してくれるので
人魚に見つからないように

叫んだりしないで
暴れたりしないで

そっと沈んで行くのが正しいです








M男性のためのリンク

↓続けられるように
ポチっとしてください。
Category: 物語
Trackbacks(0) Comments(1) 
Next |  Back
Comments

to はるパパ

 おっぱいとお尻だったら、おっぱいの方に軍配が上がる
と、考えてる男性は多いと思います。
おっぱいにはそれだけの魅力と郷愁があるのでしょう。

 でも、お尻だって負けてはいません。
しっとりとして冷たいお尻は、叩いて温めてあげなくては。

さやか#- | URL | [編集]
2013/12/08(日) 12:59:27

コメントの投稿












 管理者にだけ表示を許可
Trackback
この記事のトラックバックURL