2008
お仕置き・51
琴音・8(第二部・義母)を先に読む
琴音・16(第三部・義父)を先に読む
★琴音・18★
「10回?」
叔父はにっこりと微笑んだ。
「回数に捉われないで。そして、私の考えている回数を推測してはかろうとしてはいけない。自分自身に問いかけてご覧。五回で、あなたが充分な『お仕置き』だと、納得できるのならそれでいいのです。」
琴音は、自分が真っ青になって冷や汗をかいている事に気がついた。これは、いい加減なお尻叩きなどではないのだ。河野の家の『お仕置き』が、意味する物が、今、琴音にのしかかってきていた。
目を瞑る。毎日の自分の行いを思い浮かべる。自分自身の考え違いを確かめる。それにふさわしいお仕置きを。自分自身を正す罰を。
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「10回です。」
きっぱりと、言えただろうか?口に出したとたんに不安が湧き上がってくる。本当にそれでいい?自分は、それで、正す事が出来る?
「決めた以上は、その間は耐えなければなりませんよ?」
ああ、私、その回数耐えられるのだろうか?ケインの痛みを考えた途端に、自分がおびえて後じさりしてしまっている事に気が付く。琴音の視線は、再びおろおろとケインの上をさまよった。さっきまで、そんな回数でいいのか。と、自分に問いかけていたのに、また、そんなには耐えられないと怯えてしまっている。
息を吸い、そして吐く。また、吸う。大丈夫。大丈夫。
「10回でお願いします。」
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「分かりました。では、下着を脱いで。」
琴音はひくっとしゃくりあげた。今から、叔父にお尻を叩かれる。そう、考えただけで、涙があふれてくるのが分かった。今までの言動の、あまりの、自分の情けなさに、ひっくひっく、すすりあげながら彼女は立ちあがった。そして、スカートの中に手を入れて下着を降ろし始めた。
覚悟していたことなのに、身体が震え、熱くなる。恥ずかしさに頬が燃える。それでいて、泣くこともやめられない。琴音はすっかり混乱しながらも、叔父に言われるがままに、椅子の座面に両手を付いた。心持ち持ち上げられたお尻のスカートがめくりあげられた。
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ひんやりと冷たいケインが、琴音のお尻に軽く押し当てられる、ポンポンっと弾むように、緊張にピンと張りつめた彼女の皮膚の上でバウンドする。嫌!琴音は前のめりに身体が逃げそうになる気持ちを必死でこらえた。嫌、嫌、・・・怖い。
ひゅううううううううん・・・・。
覚悟していた風切り音の後に、激痛がお尻の上に炸裂した。
「痛・・・・ああああああああああああ!!!」
琴音は思わず前につんのめり、ついていた手で、椅子の背中にしがみついてしまっていた。
続く・・・
