2007

12.14

お仕置き・46

琴音・1(第一部)を先に読む

★琴音・13★ 


 琴音は必死に思いをめぐらせる。十や二十と言ったところで、義母が満足するとは思えない。しかし、それ以上の数を打たれた事が無い琴音は、さっきの痛みを思い返しても、そんなに多くはとても耐えられそうにない事に身震いをした。
「に、あ・・・三十・・・・。」
 ぎりぎりの限界。とても耐えられる自信がある訳ではなかったが、それでも、他にどう答えようもなく、琴音はその数を絞り出した。
「あら。」
 明子の声は、明らかに笑いを含んでいる。
「驚いたわ。琴音さん。あなた、とっても我慢強いのね。」
「え・・・。」
 もっと、少ない数でもよかったの?ああ、私、考えを間違えたのかしら?それなら、減らして欲しい。三十なんて耐えられるかどうか・・・。


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「お、お義母さま、わたくし、ほんとは・・・・」
「いいわ。琴音さん。あなたの望みどおりに三十回打ってあげるわ。そんなに打つのはたいへんだけど、大事な嫁のたっての頼みですものね。」
 琴音が次に何を言うか、承知の上で、明子はその言葉をさえぎった。琴音が数少なく言えば、その事でねちねちといたぶり、多ければそれはそれでちくちくと虐めがいがあると言うのが明子の本音だった。
 どちらにしても、明子は充分楽しむつもりで、琴音は掌の上に乗って震えている獲物なのだった。


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「せっかくの琴音さんのご希望だけでど、初めてだから、一気に叩くのは無理かもしれないわ。すごく、痛いのよ、本当に。だから十回ずつ分けて叩きましょうね。」
 明子はわざとらしく、ぴたぴたとパドルでお尻のふくらみをはたいてみせた。
「そうすれば、私も腕が疲れてしまって、琴音さんの期待に応えられずに、だんだんと打撃が弱くなってしまうなんて事態も避けられるし・・・。ちょっと、お休みが入ると、結構、新鮮かもしれないわ。
そうね。十回打つ毎に私がちゃんと休憩できるように、あなたには『ありがとうございます。お義母さま、琴音が反省できるようにもっと強くお仕置きをお願いします。』みたいに、ご挨拶をしていただこうかしら?」


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「お義母さま、お義母さま・・・私、そんな・・・」
 まだ、打たれる前から、琴音の瞳には涙が湧き上がってきた。裸のお尻を晒して、義母の膝の上にいる自分。その事を考えるだけで、なぜか物悲しいような、しくしくと声を上げて泣きたいような気分に襲われる。
「いくわよ。琴音さん。」
バシッ!
 ひっ!その衝撃に、琴音は息を呑む。慣れようがない皮のパドルによってもたらされる痛みに、琴音はすくみあがり、歯を喰いしばった。




続く・・・
Category: スパンキング(novel )
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