2007

10.24

お仕置き・41

琴音・1(第一部)を先に読む

★琴音・8★ 


 客を迎えた時に、琴音はじっと座っていると、打ち身の痕が傷む尻を持て余していた。もう、何日も経って、さすがに座っているのが辛いというほどでは無くなっているものの、異常に感じる場所への異常な行為の結果を抱え込んで、日常の、公とも言える接客をしている事が、どうにも信じられない白昼夢を見ているようで、琴音は気をつけていないと心があらぬ方向へ漂い出て行くような気がしていた。


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「琴音さん、聞いてらして?」
「はい、お義母様?」
 反射的に返事を返して、琴音は我に返って正面を見た。目の前に、今日初めて紹介された温和な微笑をした紳士が、微笑んでいた。たしか、崎山と紹介された男だ。どこか小さな少女の失敗をほほえましそうに見るように。その優しいまなざしに、琴音はかえって恥ずかしくまっかになってしまう。
 どうやら、話の半分は聞き損ねてしまったらしく、困ったようにわざとらしくため息を付く義母の前に、小さくならざるを得ない。


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 玄関まで見送りに出ると、靴を履いて立ち上がった埼山が、振り向くと琴音ににっこりと笑った。
「琴音さん。河野の家のお嫁さんが、こんなにかわいらしい方で嬉しいですよ。別な機会にお目にかかるのを楽しみにしていますからね。」
 「あ、はい。」
 崎山の言った「河野の嫁」と、いう言葉に琴音は反射的に手をお尻に当ててしまっていた。そして、その行動に思わず赤くなる。この、男が言っていることが、そんな意味では決して無いのが分かっていても、頬が熱く燃えてくる。治まっていた筈の骨盤の奥がしんしんと深く痛んだ。


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 部屋に戻ると、義母はソファの所に座っていた。
「琴音さん。ちょっといらして。」
「はい、お義母さま。」
 下げてあったお茶碗を流しへ運ぼうとしていた琴音は、お盆をテーブルの上に置いて、革張りの贅沢なソファへ近づいて行った。義母の側に立った琴音は、小さな卓上にどっしりとしたクリスタルガラスの灰皿の横へ並んでいる皮のしゃもじのような物に気がついた。
 それが、なんに使う物か、琴音は知らなかった。知らなかったけれど、分かってしまった。驚いて義母の顔を見ると、そこにはいたずらっ子が嬉しそうにきらきらと瞳を光らせているような叔母がいた。


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「琴音さん、河野の家の嫁になったからには、さっきのようなお客様をないがしろにするような失礼な真似は許されませんよ。今日は、しっかりとそれをあなたのお尻に刻み付けさせてもらいますからね。」
 結婚して義母となったとは言っても、子供の頃から慣れ親しんできたやさしい叔母である。彼女が怒っているというよりも、うまく捕らえたこの展開を心底楽しんでいるのが琴音には分かった。分かってはみたものの、だからと言って、それを一緒に楽しむ気分にはなれる筈も無い。
 叔母が手を伸ばして、テーブルの上に置いてあった皮のしゃもじを取り上げて、これ見よがしに反対の掌にパチンパチンと打ち付けて見せるのを、恥かしさと恐れの混じった気持ちで見つめる琴音は、かすかに震えていた。


続く・・・
Category: スパンキング(novel )
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Comments

コメントありがとう♪

to 花咲かМ爺さん
 物心ついた頃・・・。(・・;)
それは、また、大先輩。
さやかの事は、ブログをくまなく見れば書いてあるのだ。(笑)
この、続きは、どこへ行くのかなぁ。
ワクワク((o(゜▽゜○)(○゜▽゜)o))ドキドキ

to タオルさん
 いたいけな女の子をオカズにしちゃいけません。(笑)
ブログ開設おめでとうございます。
楽しみにしていますねー。

to サキさん
 「お仕置き」好きって、いろいろと困難が多いですよねぇ。
大人になって、ほんとに良かったぞ。
と、思う、今日この頃なのであります。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

さやか#bUT03JP2 | URL | [編集]
2007/10/25(木) 13:26:50

こんにちは

お仕置きって言葉に子供の頃からドキドキしていた私は結局この世界に快楽を求めるようになってしまって・・・基本はやはりここに行き着いてしまいます。
子供の頃いい子?^^;だったので、お仕置きされたいって思っててもしてもらえなくて、良く学校の鉄棒で一人していました^^; 

さき#RRJmuU2s | URL | [編集]
2007/10/24(水) 11:10:33

お仕置き実態調査

続きです)

昨日の25歳くらいの髪の短いジーパンの似合う女の子に同じように質問をすると・・・。

「あーうちの親は・・」
ちょっとの間
「ほうきの柄とかハンガーとか」
と予想もしていなかった展開に。。
「え?お尻を?」
と聞くと。頷いてジーパンを脱ぐジェスチャーをしながら
「もう脱がされて、直接叩かれてました」
「え?生尻で??」
「はい」

ごめんなさい。
おちんちん、この時点で思いっきり立ってました。

「いくつぐらいの頃までかな?」
「うーーーーん、小学校4年生くらいまでです」
「厳しかったんだね」
「はい・・・」
「何処に行けばお尻たたきの道具の代わり買えるかな?」
「3階にダイエーさんが入ってますから、あるかもしれませんね」

以上。10分間の出来事。

いたぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と内心大絶叫で。
帰ってきて、オナニーをしたのは言うまでもありません。

あと。さやかさんにご報告第2弾。
スパンキングのブログ作っちゃいました(笑)
スパ暦20年の僕のブログです。
落ち着いたらURLに貼り付けますね☆ミ

以上、現場のタオルがお伝えしました。
スタジオのさやかさんにお返しします。

タオル#aPjzlmKQ | URL | [編集]
2007/10/24(水) 10:19:41

マゾの目覚め

(10/21のコメントの続き)
 SMに目覚めるキッカケは人それぞれ、様々なケースがあるようですが(さやかさんのケースも知りたいな!)、僕の場合は間違いなく「生れつきのM」なんです。

 というのも、物ごころついた頃には、僕はすでにオナニーをやっていたのです! 布団にうつぶせに寝て、体を揺すってオチンチンを摩擦するという、自分で発見した方法です(ホモ青年とスマタで逝けた原理?)。
 オナニーの時には性的なイメージを妄想しますが、まだ赤ちゃんがどこから生まれるかも知らない幼児ですから、性的なイメージは思い浮かべようもありません。そこでそのストーリーですが、山奥で山賊に捕まり、大きなまな板の上で輪切りにされ、自分が食べられてしまう(笑)・・・という、幼稚ながらも被虐的なものでした。

 こんなこともありました。ある時、近所の子達がドロボーゴッコで遊んでいました。見ると泥棒役の子が、電柱に数珠つなぎに縛られているのです。それがドキッとするほど羨ましくて、自分も遊びに入りたいのに「僕もドロボーにして!」とはとうとう口に出せず、遊びに入れなかったことがいつまでも心残りでした。
 自分から縛られ役を望むのはヘンだと・・・・つまり子供ながらも自分の異常さを自覚していたわけです。はい、もちろん縛られるのは今も大好きです・・(^^ゞ
 どうです。僕のMの「生れつき」は間違いなしでしょ?(イバることじゃないけれど・・・(^^ゞ)
(つづく)

花咲かМ爺#6wAUysgo | URL | [編集]
2007/10/24(水) 01:19:41

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