2013
望まぬお仕置き・3
不思議な綾を織り成しているかのようなキーの想いに比べれば、カーの欲求は単純のように思える事があります。嫌がる相手を痛めつける・・・・。サディズムの発露です。しかし、それほど単純でしょうか。
よく考えてみてください。あなたが「お仕置き」したい相手は、あなたが好きな相手ですか?それとも、好き嫌いは関係ない?反対にあなたを好きな相手のほうがいいですか?あなたを嫌っていても平気?
いつも恋する相手との睦言の延長にあるラブスパンキングと違い。「お仕置き」の場合は、あれこれと想像する余地がありそうです。

お仕置きを受ける相手は、男性かもしれませんし、女性かもしれません。あなたよりも年上の可能性もあり、ずっと年下の子供のような相手かもしれません。(実際には成人した相手としか出来ませんが、想像上では、学生だと仮定しても許されるでしょう。)
あなたの好みのキーを想像できたでしょうか。では、その相手を懲罰室に呼び出すことにしましょう。
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「お仕置き」することは、もう、決まっているのですから、相手の言い訳を聞いてあげるのも退けるのもあなたの自由です。獲物が一生懸命に逃れようと画策する様を楽しんでみますか?言い訳の内容に納得したような振りをして、うなずいてあげましょう。彼女の希望を味わい、それからそれをキッパリと退けるのです。
さて、条件を決めるのはカーの楽しみのひとつです。どんな形でお仕置きしたいでしょうか。
「膝の上に乗せたい」?
そう言うと思っていましたよ。だって、そうすれば生贄のもがくのを直に身体で感じる事が出来ますものね。
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あなたがもし男性なら、膝の上に乗せる事は、もうひとつの楽しみも味わうことになるでしょう。無意識のうちにもがく身体が、あなたの性器を刺激することになるからです。性的刺激とは無縁なキーという設定だとしても、カーからそれを取り除くのは至難の業のような気がします。
暴力と死はセックスと密接に結びついているからです。たとえば、戦場で命を賭けた戦闘の後に、多くの兵士達が性欲を発散させたいという欲求を感じます。それは、自分が生き残ったと云う事の確認のための欲求であり、自然な本能の結果です。
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それほどの極限の状態ではなくとも、お尻を叩く事は、カーにとっては、性的欲求と切り離すのは難しいと思います。アクティブに動く事が、どうしてもそこへ影響を与えてしまうように思うからです。
さあ、嫌がる生贄をあなたの膝の上に乗せてください。スカートをめくり(ズボンを降ろし)お尻を撫でながら、なぜ叩かれなければならないのか言い聞かせましょう。もっともらしいお説教がなければ「お仕置き」はただの暴力と化してしまいかねません。
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あなたに必要なのは、欲求を制御する事です。欲望のままに暴力を振るう事は許されていません。ルールに基づいて行動してこそ、カーとしての面目も保たれるのです。
慣れないうちは回数を決めて叩くことにしましょうか。膝の上に乗っている相手にその回数を宣言します。それから、平手でお尻を叩き始めましょう。
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もしも、相手が非常にバタバタと暴れて押さえつけなければいけないとしたら、激しく速く叩く事もあるでしょう。強い言葉で叱責しながら、次々にスパンキングを繰り出して、相手の反抗心を押さえつけます。
反対にじっと大人しく我慢している相手であれば、勿体をつけて相手の反応を楽しむことも可能です。お尻を撫でたり、抓ったりしてみましょう。脅すようにお尻に手を当てたまま、相手にいろいろと質問して、不安をあおるのも楽しいかもしれません。
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さて、叩き始めます。掌の使い方に注意しましょう。自分の手を痛めつける結果にならないように、試行錯誤してみてください。一打ち毎に相手の反応を確かめて、打擲が利いているか、ちょうどよい強さか、考えましょう。
相手の呻き声や小さな悲鳴も楽しみのひとつです。相手に数を数えさせるのもいいかもしれませんね。
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手順どおりに勧めたら、下着を脱がす順番がやってきました。これは楽しみのひとつなのではないでしょうか。(それとも、あなたは服を脱がすのは好きじゃありませんか?そういう方もいらっしゃるでしょうけど、とりあえず好きだと云う事にして話を進めさせていただきます。)下着を脱がされる事は恥ずかしく辛いことなので、相手は恥じらい嫌がります。スパンキングに慣れたキーでも、やっぱり反応はあるはずなので、十分にあおって楽しみましょう。
下着を降ろすと赤く染まった、夢にまで見たお尻の登場です。眼で見て手で触って、存分に味わいましょう。ひりひりとお尻は赤く熱く熱を持ってきていますか?
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布越しに叩くよりも直に叩く方が、楽しみが格段に深まるのが分かる事と思います。すべすべした肌触りや弾力を楽しむだけではありません。あなたが相手に行った行為の結果を確かめながら叩く事が出来るからです。
自分の掌が酷く痛むようなら、道具を使うことも可能です。パドルを試すのもいいかもしれませんね。掌で叩くのとは音が全然違いますから。叩かれる相手の反応も違います。それは、確実に違う種類の痛みなので、その違いをよく相手にも味わってもらうのがいいでしょう。
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熱く火照って熱を持ってくると、最初ほどには痛みを感じなくなってきます。これは、掌のスパンキングの特徴かもしえません。しかし、望まないお仕置きなのですから、段々強くして相手の苦しみを引き出さねばなりません。
道具を使っているときは話は別です。痛みは深く内部まで響きますので、一打ごとに耐え難さが増します。軽く叩いていてさえもさっきよりも強く痛みを感じるようになります。
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どちらにしても、お仕置きの強さはどんどんとテンションが上がってきているはずです。ここで相手が泣き喚くように誘導するのも一つの楽しみです。痛みと叫びと狂乱が、相手に与える影響は驚くべきものがあります。ですから、思いっきり泣き喚くほどに叩いてあげるのもいいでしょう。
嫌がって暴れるようなら押さえつけて叩き続けます。お尻は怪我をしにくい場所ですが、最初からあまり酷く叩くと、その後の生活に差しさわりが出ますので、考慮しなくてはなりません。
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難しいのはここです。「お仕置き」がただのプレイにならないように、相手が寄りよく反省するようにもって行こうと努力する事を放棄してはなりません。結果として、混乱した相手の頭を素通りすることになろうとも、あなたが興奮のあまりに目的を忘れてはなりません。
自分の楽しみも存分に味わいながらも、相手にこの苦行の中から淫らな楽しみを拾った事をうしろめたく思わないように「お仕置き」の体裁をきちんと整えてあげるのです。
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たとえ、すべてが終わったときに、振り払った涙の陰で交わす視線が共犯者のものであったとしても。「お仕置き」は、激しい痛みと望まぬ物である事が、お互いにとって必要である事は忘れてはいけません。
