2007
お仕置き・26
「これからは何をされても逃げられない。」
そうは言っても、常に決定権が私にあり、その意向をなぞってプレイをする彼との関係では、今までの自分で選んで逃げないのと、物理的に簡単に逃げられないとはいえ「ほどいて。」と、言えば解いてもらえる○束との間に、どう違いがあるのか分からないけれど。
それでも、「○束されて抵抗できない」という、いい訳にも似た『甘やかな事実』が、どこかにいつもは隠れているはずのスイッチをパチンと押し上げたような気がした。折り曲げて縛られている伸ばす事が出来ない太腿。突き出したお尻。伸ばされた腕。そういったものがどれほど簡単に私を素の状態から引き剥がしてくれるのか不思議でならない。
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悲鳴と呻き声・・・そして、弾む息。痛み。混乱。同じ様に叩かれているのに、もう、自分の身体に何が起きているのか分からなくなってくる。動けない。逃げられない。見られてる。縛られてる。さらされている。痛い。痛い。痛い。もう、我慢が出来ないという瀬戸際、私は本気で叫んだ。「痛ーぁい!」
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ギリギリの痛みがなぜ快感に直結しているのかどうしても理解できない。痛みは決して快感ではないし、繰り返して味わっても楽しいものでも決してない。それなのに、その痛みの縁の向こう側に急激に雪崩込むような崖があって、そこへ向かって落ちていく感覚がものすごく簡単にオーガズムを招き寄せる。彼は、もう一度、ころんっと私の身体をひっくり返すとローションを使って、超特急で私の感覚をそこへ押し出した。
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深く高いうねりを伴った繰り返しの波が寄せて来る。彼がやめようと思わない限り、これは延々と何度も繰り返され、何もかもがどうなってもいいような気分の中ただひたすら打ち寄せる波に引きずり回されるだけになる。
「ううう・・・ん。」仰け反って力いっぱいナイロンバンドに身体を預ける。○束が本当にその力を発揮するのはその瞬間だ。どこへ行くか分からない上下左右の感覚の失われた身体をしっかりと留めつけている現実の安心感。
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ベルトの○束はバックルの位置を緩めるとするすると解けていく。思いっきりベルトに体重をかけたせいで太腿の上あたりに幾重にも痣が刻まれているのが分かった。擦り傷をなぞりながら、彼がぼそっと呟く。
「今日は、するつもりじゃなかったのに。」
「はいはい。」
ま、そんな日もあると思うよ。。。。
