2007
お仕置き・23
ヒュウウウウゥウン・・・・ビシィイイイィィ!!!
ケインの風切り音に、恐怖が込み上げてきます。今さっきさんざん味合わされた痛みが、再び私のお尻に炸裂しました。痛いいい!たった絹一枚とはいえ、無くなったお尻にケインはしっかりと喰いこんで来ました。今まではケインが触れなかった、くぼみや肌の隙間にまでしっかりとくまなくケインが当たっていったのが分かりました。普段は、絶対に布地の奥にしまいこまれている柔らかな肌の上をしなうケインが横断して激痛を刻み込んで行きます。

「きゃああああああ!!!」
悲鳴を堪えることなんて、全く出来ませんでした。痛みの余韻がジンジンとむき出しの素肌に噛み付いてきてズキズキと痛みが酷くなっていくのが分かりました。赤く熱くはれていたお尻の丸みの下側にまっすぐに刻み込まれたケインの痕が、だんだんと赤くなり膨れ上がっていくのが分かるほどにひどい痛みです。
「あ、あ、あ、あ、あ、あああああっ・・・・。」
涙が床にぽたぽたぽたっと滴りました。あまりの痛みに身動きも出来ません。
「後、9発。」
旦那様の静かな声に、お仕置きがこれで終わりではない事が分かります。痛い。痛い。痛い。こんな痛みが後、9発も続くなんて。耐えられません。思わずいやいやと左右に首を振っていました。

ヒュウウウウゥウン・・・・ビシィイイイィィ!!!
「ああああああ・・・・あぁ!」
私がどんなに泣き濡れても、叫び声を上げても、しゃくりあげても、許しを請うても・・・旦那様は全く手加減をなさいませんでした。
穏やかに、きっぱりと同じ手順を繰り返されます。次に叩く場所にケインを押し当て、軽くはたき、思いっきり振りかぶって狙った場所を打ち叩く。一息ついて残りの打数を数える。
打たれた、次の瞬間から、次のケインの打撃を待つ恐ろしい時間の連続です。しかもその間もお尻の痛みは、どんどんとひどくなり、私を苦しめてくるのです。

ヒュウウウウゥウン・・・・ビシィイイイィィ!!!
「いやああああぁぁぁ・・・!」
膝ががくがくと震え立っているのがやっと。それなのに最後の三発になって、旦那様は追い討ちをかけるように命じられます。
「美由紀。脚を開いて。」
あまりの事に、私は夢中で首を振っていました。ぴったりと閉じ合わせていてさえケインが当たると痛みに気が遠くなりそうなのに、脚を開けばどれほどの惨状になるか明らかでした。脚を開いて今よりももっとその恥ずかしい場所をみんなの前にさらさなくてはいけないことよりも、無防備になったその場所をケインで打たれるかもしれないという恐怖の方が私を強く捕らえていました。

でも、旦那様は、じっと私がご命令どおりに脚をひらくのをケインを軽く掌にパンパンと当てながら待っていらっしゃいます。
「お、お、お許しください。お許しください。お願いです。我慢できません。お許しください。」
「美由紀。」
旦那様の一言で私は弾かれたように脚を、広く開いていました。ケインの痛みよりも、もっと恐ろしい何かが私をしっかりと捕まえ、私はもうそれに逆らえないのだという事が胸に痛みを伴って強く捻じ込まれるようでした。

「いい娘だね。美由紀。後、三発だからね。」
ひっく、ひっくとしゃくりあげていた私はお答えする余裕もございませんでした。ただただ、自分の足首だけは離すまい。と、必死になって握っておりました。後で、万里江さんに優しく手当てをされながら、こんなにひどいお仕置きはめったにないことで、旦那様がとても私の事を気に入ってくださった証拠だから・・・と、慰めてもらいました。でも残り三発を耐える間、私が考えていたのは旦那様が私に与えるケインの痛み。耐えられないその痛みのことだけでした。私の、お屋敷づとめはこうして、始まったのでございます。
ヒュウウウウゥウン・・・・ビシィイイイィィ!!!
「ひぃいいいいいぃぃ・・・!」
「・・・・後、二発。」
あなたも、こんなお仕置きを受けてみたい御方なのですか。だとしたら、これからも仲良くしていただけそうですね。
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