2006
スパンキング1・のっかってね
初めて拓哉さんにそう言われた時、私はきょとんとしてたと思う。私がずっと、隠してた、誰にも一度だって教えた事のない秘密。お尻を叩かれることに憧れを抱いてるって事を彼が知ってるはずは無かったから。きょとんとした私をベッドの上でそおっと抱き寄せた拓哉さんは、私の耳たぶに唇を付けて囁いた。
「葵、さっきパソコンの履歴開いたままだっただろう?」
私は、びっくりして固くなった。恥ずかしさにかあっと身体中が熱くなってくる。昨日、寝る前に見たSpankingサイトの履歴!さっき、新しいソフトの設定をするために、拓哉さんがインターネットにつないで、登録作業を行ってくれた時に見られたんだ。つい、うっかり右側の履歴の欄を開きっぱなしにしてたから、見ようと思わなくっても見えてしまったに違いない。私は赤くなって、思わず彼の腕からもがき出ようとした。
「違うの。あれは・・・。」
「あれは・・・?」
抱きしめた腕にぎゅっと力を入れられて、逃れられないようにして、首筋にキスしてくる。ぞくぞくと身体中を不思議な感触が駆け巡る。
あれは・・・。否定する言葉が、宙に浮いて、なんて言えばいいのか冷静に考える事もできない。どうしよう。そう思ったときぐいっとベッドの上に押し倒されて、両手をしっかりと押さえつけられたまま、上から覗き込むようにされてしまった。
「あれは・・・何?」
恥ずかしさに彼の目をまともに見られない。ぷん、と顔を逸らせて唇を噛むと、彼はふっと笑って、頬に唇を寄せてくる。吐息が甘くかかるほどに近く、私が甘やかな誘惑に抵抗できないでキスされるのを待ち構えるように彼の方を向くと、その唇に軽く羽根のように触れて、そして、もう一度覗き込んできた。
「正直に言わない悪いお嬢さんだね。」
彼の声にはちょっといじわるな笑い声が滲んでいて、私の心臓は、早鐘のようにドキドキと音をたてている。
「そんな悪い娘はお仕置きしないと・・・・。」
私は、もう、嘘をつくことも出来ずぎゅっと目を瞑っていやいやと首を振った。
スパンキング2へ
「ラブスパンキング」は、セックスの刺激剤。お互いに愛撫の合間に、お尻を叩きます。長く続けられるように、セーブスパンキングするのがコツ。お尻が熱くなってくると、感じやすくなるのかしら。叩かれてるのに慣れてくると激しくしても大丈夫に。何の準備も要らないし、遊び心さえあれば入っていけるから、ちょっと試してみるのにいいかも♪

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