2006
恥ずかしいの 5
恥ずかしいの 4から読む
「剃毛する?剃毛するって・・・?」
またしても悪鬼看護士だった。刷毛と鋏とかみそりとタオルと洗面器を載せたお盆を持って病室に現れた。
「手術ですから・・・消毒する前に毛を剃るんですよ。」
うそお!新たな追いうちに次ぐ追いうち・・・。この人に剃毛される?足を拡げて、恥ずかしいところの毛を剃られる?いや。いや。耐えられない。
「お願いです。女の看護婦さんに。」
「えー。何で、そないな悲しいこというんや。大丈夫。心配しなくても、傷ひとつつけたりしないから。」
違う。違う。そんなこと。そんなこと。首を振って必死に目で訴えるが周囲の好奇の視線が集中するだけだった。悪鬼は手早くカーテンを閉めてしまうと、ベッドの上にエネマシーツを拡げる。
「はい、脱いでえ。」
思わず心愛は両手で悪鬼看護士の口を覆っていた。きっとみんな聞き耳を立ててる。ああ、いや。死んじゃいたい。
「大丈夫や。恥ずかしいことなんか無い。病人やからしかたないやろ。」
心愛は、泣きそうな顔で悪鬼の顔を見つめた。やさしそうな微笑。サングラスをかけてるので目は見えないけど、真面目な顔でじっと待っている。廊下でにやにやと心愛をあざ笑った研修医達とは違う。違っていて欲しい。違うと思いたい。きっと違うはずだ。心愛は自分にそう言い聞かせてパジャマを脱ぎ始めた。
反対に悪鬼の方は躍り上がるほど嬉しかった。この間浣腸をした時の心愛の初々しい羞恥の様子が忘れられなかった。もう一度恥ずかしいことしてやりたい。そう、ずっと願っていたのだ。こんなチャンスがめぐってきて、ラッキーさに歌いだしたいほど嬉しい。心愛はベッドに上がると、どうしたらいいのかわからないようすだった。
「仰向けで、こっちにお尻を向けて。両膝は抱えて。」
ええっ。そんな恥ずかしい格好しなくちゃいけないの?それも、自分で・・・。心愛は次々と襲い掛かって繰る逃れられない羞恥にただただひたすら耐えるしかない。言われた格好になろうと、のろのろと横向きで指し示された位置に付き、そこから仰向けになる。目をぎゅっと瞑って膝を抱える。ああ。恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしくないなんて嘘。何べん見られても恥ずかしい。
「大きく足を開いてえ。」
両膝に悪鬼看護士の手がかかる。いやいや。思わず首を振ってみせるが足は逆らわずに悪鬼看護士の手が拡げるままに開き始めた。慎ましく閉じられた彼女の性器が現れる。ごくり。悪鬼は唾を飲み込んだ。きれいや。何べん見ても可愛い。始めるべき作業を忘れて、悪鬼は心愛の膝に両手をかけたまま、その足の間を凝視した。はあっ・・・と、ため息をつく。こんな可愛い心愛のあそこをあのスケベな医者どもに見られたのかと思うと、はらわたが煮えくり返る悪鬼であった。自分がスケベな看護士だということはすっかりと棚に上げている。いつまでも眺めていたい気分を無理矢理ねじ伏せて、まず鋏を取り上げる。
長い毛は切ってから剃った方が剃りやすい。冷たい鋏がそこに触れてきて心愛は思わずすくみあがった。ジョコジョコと音を立てて飾り毛に鋏が入れられる。ああ。心愛の瞑った目から涙が溢れ出た。思春期から今まで彼女のそこを覆っていた飾り毛が失われていく。また生えてくるんだから、とは解っていても辛かった。ある程度の毛が鋏で刈り取られると、今度は床屋さんのカップに泡立てられた石鹸が刷毛で塗りつけられた。
ひやう!心愛は仰天した。くすぐったいような、じれったいような、気持ちのよさが体を貫いたのだ。医者にエコーを掛けられたときとは比べ物にならない快感だった。恥ずかしさとない交ぜになって、心愛は思わず喘いだ。悪鬼看護士も心愛が反応したのがわかって思わずうなずいていた。うん。うん。よっしゃ。がんばるでぇ。刷毛を振り動かし石鹸を塗りたくる。一振り一振りが心愛にとっては、甘い拷問だった。嫌。嫌。うそっ。思わず悶えそうになって必死にこらえる。足を抱えている手に力がこもり、膝から下が勝手に跳ねた。悪鬼はお尻のほうへ刷毛をさまよわせる。
「う、う、ううっ。」
赤い顔を捻って心愛は呻く。思わずお尻を揺さぶらずにはいられないほどの甘い疼きが拡がっていく。ああ!どうしよう。こんなのって!心愛は心底うろたえた。刷毛はわざと意地悪く花びらの上を行ったり来たりして心愛の感覚を追い上げてくる。そしてクリトリスの上でちょんちょんと跳ねてみせた。
「あっ!いや!」
はっとして、くちびるを噛み締める。今のは聞こえちゃったわ。みんな聞いてるのに。がまん。がまんしなくっちゃ。悪鬼看護士が刷毛をかみそりに代えてのしかかってくる。
「じっとしてや。傷つけたらかなわんからな。」
じょりじょりとかみそりが敏感な部分を滑っていく。ああ。これで私、毛が無い身体になっちゃうんだわ。まるで・・・「M女」みたい。
変な事を考えたのは心愛の失敗だった。とたんにじわっと花びらの合わせ目が熱くなり蜜が溢れてくるのがわかって、心愛は再度仰天した。え?い、いや。・・・そんな!性器は隠しようも無く悪鬼に向かって開かれている。いや。いや。見ないで。見ないで。
悪鬼看護士は真面目な顔でかみそりを使っている。段々と下のほうへ降りてくると複雑に隆起した合わせ目を傷を付けないように左手で引っ張ったり押さえたりしながらかみそりをすすめる。足の付け根の辺りから中心に向かってすべるように動くかみそりの刃は心愛の感じやすいむき出しの神経の上をなぞりまわした。
あまりにもやさしい手の動きだった。心愛は目をぎゅっと瞑って息を押し殺そうとする。でも、ダメだった。思わずため息が洩れるほどの心地よさ。花びらをめくり返された瞬間稲妻が貫くような喜びが溢れた。そのとたん盛り上がった蜜もつっつっと流れる。
「おやあ?」
い、嫌ああ。言わないで。それだけは、それだけは、言わないで。心愛は目を開けて、祈るような思いで悪鬼を見る。悪鬼は察したのか、うんうんとうなずきながら、さっきよりも尚、念入りにかみそりを使った。心愛の息は弾んでくる。あああ。どうしよう。どうしよう。かみそりはお尻の辺りを滑っている。念入りにしわを伸ばしながら丁寧に中心に向かって剃っていく。
「お尻の穴の周りにも毛が生えてるんや。ここは念入りに剃らなな。」
そんな!嫌。言わないで。聞かれちゃう。恥ずかしいぃ。ようやくかみそりがお尻の周りを剃りあげた。心愛はほっとして足を降ろそうとした。
「あ、まだ、ダメや。剃り残しが無いよう完璧に綺麗にせな。」
え?心愛が悪鬼看護士の方を見ると悪鬼は何の邪気も無い様子でにこにこしている。そして再び刷毛のカップを取り上げる。そ、そんな。ひどい。もう、じゅうぶんです。心愛は、声に出すことが出来ず、いやいやと首を振るが、悪鬼看護士は泡をたっぷりと塗りつけ始める。顔を寄せて
「感じてきて、二回目はちょっと辛いかも知れんけど、大事な事だから我慢してな。」
と、囁いてきた。言葉だけは優しいが、とんでもないことを要求している。「大事な事」なんて大嘘だった。しかし、心愛にはわかりようも無く真面目そうに告げる看護士の言葉に反論のしようも無い。それでも、思わず泣きそうな顔を激しく左右に振る。だが、そんな様も悪鬼看護士にとっては、たまらない表情だった。
今度は、剃るのが目的ではないので、感じやすい部分をわざと念入りに刷毛でこすりあげた。
「あ。あふぅ。んんんん。」
心愛は真っ赤になった顔を振りたくる。感じちゃう。刷毛の微妙な動き。何もかも知り尽くしてわざとそうしている悪鬼の手管に心愛はあっという間に巻き込まれた。
「はっ。はっ。はっ。はっ。はっ。」
熱い吐息が弾んでくる。こらえきれない気持ちのよさが湧き上がってくる。あ、ダメ。もうだめ。お願い。ダメ。だめええ。遅く、ゆっくりと撫で回しては、スピードを上げてしゃかしゃかと掻き回す。心愛はくちびるを噛んで、顎を突き上げた。ううん。いいぃ。
・・・次は剃刀だった。もう、毛は残っていないから、悪鬼はつるつるとした肌の上の泡をわざとそっとこそぎ取りながら指で念入りにあちこちを愛撫した。それに、剃刀の肌を滑っていく感触は、どんな愛撫よりも女をとろとろにする効果がある。その上。悪鬼は心愛が油断している隙にクリトリスの上に親指を乗せ、剃刀を動かすために皮をひっぱる振りをしながら、何度もこすりあげた。
「う、うん。」
心地よさに真っ赤になった顔を無意識に振っている心愛。恥ずかしさが手伝って、強烈な刺激が突き上げてくる。あああ、ダメ。感じちゃう。知られちゃう。悪鬼に何もかもわかって弄られているのに気が付かず、喜びを感じてしまう自分を後ろめたく思いながら必死にそれを押し隠そうとこらえる心愛。ふるふると震えるまつげも赤く染まった頬もうっすらと開いた唇もあまりにも愛らしかった。悪鬼は病室の真ん中だというのも忘れて血が逆流するような思いだった。ここでいかせられたら・・・・。いや、それはあまりにも不自然かもしれん。今はうっとりとなすがままにしている心愛も冷静になれば不審に思う。もう一回次の機会があるはずや。そこまで彼女の担当から外れたくない。ここは、こらえなあかん。悪鬼看護士は名残惜しい気持ちを押し隠して剃刀を納めた。蒸しタオルでそっと拭ってやる。
つるつると一本の毛も無く、磨き抜かれたようなかわいらしい性器が顔を出した。
うおっ!悪鬼は思わずむしゃぶりつきたい衝動を覚えた。き、きれいやあああ。・・・・もう、もう、これは俺のもんや。だれにもわたさんぞおおおお!!!
「お、終わりですか?」
真っ赤な顔をした心愛が訊いて来るのに、ただコクコクとうなずく悪鬼看護士であった。
恥ずかしいの 6へ続く
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SM川柳
