2006
恥ずかしいの 3
「お腹、マッサージしますからねえ。足をまっすぐのばして、手はゆるく両脇に置いてえ。」
ひ、ひどい!そんなことしたら三角のあそこが見えちゃう。やだ。
「し、下のほうに何か掛けてください。」
心愛は涙目になりながらも、勇気を振り絞って頼んだ。
「はい。はい。大丈夫や。うんうん。」
ニコニコと明るくうなずく悪鬼看護師の様子からは、みじんもやましそうなところが無かった。そのあまりにまあっさりとした態度に、恥ずかしがっている自分の方がどうかしているような気がする。これは、あくまでも医療行為なんだから。そうよ。お医者さんに、聴診器を当てられたのと同じなのよ。心愛は、自分に一生懸命言い聞かせながら仰向けになろうとする。しかし、すでに薬液がじわじわと聞いてきているのか、体をまっすぐしようとするとお腹がねじれるように痛い。
「痛い。まっすぐなんて、とっても、無理です。・・・そ、それに、マッサージなんて・・・・」
しなくても、もう、もれちゃいそう。言葉にできない心愛は心の中で必死で訴えながらもじっと唇をかんでうつむくしかなかった。
「ええとお。だいたい10分くらい我慢して貰わないと。それに、薬液を全体にしみわたらせないと、また、もう一度なんて事になっちゃうと嫌やろ。痛いならちょっとこう斜めに向いててや。」
そう言いながら心愛のお腹へ手を伸ばしてくる。何も付けていない体を触られる事が信じられない。さっきまで心愛は、普通にベッドに横になって早く退院できないかなぁなんてのんきに考えていたのに・・・・・今の自分の状況を考えるとその場に穴を掘って消えてしまいたかった。よく知らない男にすっぽんぽんの下半身を晒して、お尻に指をつっこまれたあげくにあそこもあそこもあそこもぜーんぶ見られちゃったのだ。しかも、浣腸までされてしまった。それも、他の入院患者の居る部屋の中で。そして今、その男はごく当たり前のような顔で彼女の体に触れてくるのだった。心愛のお腹の中はきゅるきゅるぐるぐると、音を立てて、うねり始めている。必死になってお尻の穴をつぼめているが、今にも出てしまうのではないかと思うほど強く突き上げてくるものがあった。
「いや。いや。触らないで。・・・・」
出ちゃう。出ちゃう。やだ。痛い・・・体がだんだん丸まってくる。こんなんで10分も、我慢しないといけないの?本当は医療行為では5分程度、それも最近の風潮では、だんだんと短くなってきているのだが、そんなことは悪鬼はおくびにも出さない。なぜなら、悪鬼は一生懸命我慢している女の子を見るのが大好きなのだ。恥ずかしさも忘れてしまうくらい便意が突き上げてきて、必死で我慢する心愛の体にはうっすらと冷や汗が浮かび始めていた。便意が強くなってきているのだ。そんな心愛のお腹をゆっくりと押すように撫でる。もちろんそんな必要はまったくないのだが、ぎゅっと目をつぶって押されるたびに顔をゆがめている心愛を見ていると、もっともっと困らせたくなってしまう。
「はーい、じゃあ、ちょっと。体の状態を確認しますねえ。」
え?っと思う間もなかった。心愛のパジャマの合わせ目を悪鬼看護士が引っ張るとホックは無情にもぱちんぱちんぱちんと、はじけて心愛の体はむき出しになってしまったのだ。な、なんで?と、目を丸くしているうちに、悪鬼は、くるりとみかんをむくようにパジャマの前あわせを拡げて引き降ろしてしまった。白くふっくらした胸も、丸みを帯びた優しい肩もすっかりむき出しになっている。心愛は慌てて胸を隠そうとしたが、半分中途半端に脱げかかっているパジャマのせいで腕が上がらない。
「え、え?あ、いやっ!」
パニックになる心愛をよそに、悪鬼は冷静な顔で胸に手を伸ばしてきた。
「うーん。鳥肌が立ってきてますね。お尻、辛いですか。」
じんわりと胸の丸みをなぞりながら顔を覗きこむ。心愛は恥ずかしくて真っ赤になった顔を必死にそらした。いや。触らないで。
「乳首もぽっちりと立ってますよ。」
悪鬼看護士はにんまりしながら、そそけだっている乳首をつまんでみせる。
「くっ。くっ。」
心愛はいやいやと首を左右に振るが、お腹が切迫しているせいではかばかしい抵抗も出来ない。悪鬼看護士はパジャマの前あわせをうまく引っ張って、心愛が逃れられないように押さえつけてしまった。苦しさに鳥肌が立ってあえいでいる胸から下腹へと続くなだらかな曲線が時折引きつるかのように上下している様が、悪鬼の嗜虐感を刺激する。もじもじとじっとしていられず揺すられるお尻も、そして苦しみを表現するかのように擦りあわされる内腿と膝もドキドキするような眺めだった。
「後5分やからな。もう少し、我慢してや。」
つ、つらい。恥ずかしさも吹き飛ばすような高まりがきた。あ、やあ。で、でちゃう。もう、だめ。もう、だめ。心愛は、はっはっと口をあけて短い息をつないでいる。身体中が脂汗でべっとりとしてきた。両手をきつく握りしめて、打ち上げられた魚のようにくねるばかりだ。
「も、もう、だめです。トイレに行かせてください。」
ぎゅっとつぶっていた目を開けた心愛はすがるようなまなざしで訴えてくる。
「え、困ったなあ。もうちょっと、がまんできない?」
必死に左右に首を振る心愛。だが、じゃ・・・と悪鬼看護士がおまるの蓋を取ったのを見て、愕然とした。
おまるは最初からそこにあった。浣腸器の乗った嚢盆と、ともに・・・・。だが、経験の無い心愛は今までそれが何を意味しているのか分かっていなかった。おまる。それは、ベッドの脇で悪鬼看護士に見られながらしゃがんで排便するということだった。しかも、ベッドの周囲のカーテンは床まで届いていない。顔は隠されていても、肝心のおまるにしゃがむお尻は丸見えになってしまう。音も臭いも全部隠しようが無かった。
「いやああああああ。」
心愛は、激しく首を振った。
「いや。いや。絶対嫌です。おまるでなんて。嫌です!」
「え?いや、困ったなあ。出してもらった便を確認しないといけないんや。トイレだと、ほら、オレ男だから・・・他の患者さんにも迷惑だし。」
「いや。いや。いや。そんなこと。そんなこと。出来ません。トイレに行かして・・・・あう。」
その時、再び激しい便意が突き上げてきて、心愛はお腹を押さえて丸くなった。もう、声も出せなくて震えながらじっとこらえている。うう。可愛い。辛そうにに眉を寄せて赤い顔をゆがめて、はあはあとあえいでいる彼女はなんて可愛いんだろう。悪鬼看護士は思わず抱きしめたくなるところを理性を総動員してこらえた。
その時、カーテンの隙間から白い手がにゅっと入ってきて、同じ部屋の入院患者のさやかが、顔を覗かせた。
「悪鬼看護士さん。私がトイレに付いて行って他の患者さんに入らないようにお願いしてあげるから、心愛ちゃんをトイレに連れて行ってあげて。」
うーん、これが限界かなぁ・・・。にやっと笑ったさやかがウィンクをするのを見て、悪鬼看護士もこれが潮時だと思った。あんまり無理強いして、医局に苦情とか言われても困るのはこっちだった。
「じゃあ、トイレに行こうかあ。立てる?」
心愛は必死に起き上がろうとする、右側をさやかが左側を悪鬼看護士が支えるようにして心愛をベッドから助け起こした。幸いトイレはドアを出てすぐの場所だった。心愛は二人にしがみつくようにして、両膝をぴっちりと閉じてヨチヨチと進み何とかトイレまで辿り着いた。もう、限界だった。便座に座ってドアが閉まるのを待つ間もじっと便座に座ってられない。痛みが走る。
「あ、あっちへ行って。」
「え?何?聞こえないよ。」
悪鬼看護士がドアを開けようとする。看護士としては当然の心配だという堂々たる態度だったが、心愛は殺されるような悲鳴を上げた。
「開けないでえ!」
必死で叫びながら、くねくねと身体を捻り最後の関を越えまいとこらえる。ああ。ダメ。もう、ダメ。出ちゃう。出ちゃう。脂汗がぽたぽたと顎の先から落ちる。心愛にはどうしようもなく、最後の決壊が破れた。ビュウ、ウ、キュルキュル。心愛の神経を逆なでするような音を立てて噴出が始まった。
「心愛ちゃん。大丈夫。」
「あ。」
ドアの・・・・外に・・・・。ふたりとも・・・。いる。音が・・・。嫌!
心愛はお尻を引き締めて噴出を止めようとした。しかし、もう、止まるものではなかった。恥ずかしさと惨めさで号泣しながら、ただただ終わるのを待つしかないのだ。一週間もしてないのだから、随分な量だった。しかも、後から後から、絶え間なく続く恥ずかしい噴出音。それが、悪鬼看護士が最後に入れた空気のせいだと気がつくはずも無い心愛は、もう、恥ずかしさに身も世も無いように身もだえしながら泣いた。しかもお腹の痛みが繰り返し波のように押し寄せ便座の上にじっと座ってもいられない。
「あ・・・あ。くっ。う・・・うっ。うっ。」
本当に長い時間を掛けて、心愛はお腹の中のものを絞りつくした。最後はぽたぽたといつまでも続く滴。そして、出すものがなくなった後も繰り返し襲ってくる便意。ようやくそれが終わったとき心愛はわが身を見てそそけだった。パジャマの前は開いたまま。下半身はすっぽんぽんのままだった。こんな格好で病室からトイレまで移動してしまったのだ。廊下には歩いている人もいた。
・・・全部、見られた。
「心愛さーん。大丈夫ですかあ?ちょっと開けますよお。」
え?そ、そんな。だが、ドアは無情にもガチャっと開けられてしまった。
「え、ちょっとお尻拭く前に便を見せてや。」
固まっている心愛に悪鬼看護士は、ごく当然のことのように言った。
「拭いて、ペーパー落としちゃうと見えなくなっちゃうんでね。はい。はい。立って。」
見る?
なにを?
今、私が出した・・・・。
心愛は足元が無くなったようなおぼつかなさで腕を引き上げられるままによろよろと立ち上がった。そして・・・・・便器を覗き込んでいる悪鬼看護士を見つけた。かああああああああ。火の塊が喉を突き上げてきて身体中を焼き尽くすような羞恥に襲われて心愛は顔をおおった。ふらふらとする身体を誰かが支えてくれているのも気がつかなかった。
い、いやぁ、恥ずかしいっ!
心愛の受難は今始まったばかりだった。
恥ずかしいの 4へ続く
悪鬼様がかわいい心愛ちゃんをネチネチいじめる時に、同じ病室に入院してさやかと一緒に耳ダンボになって、楽しみたい人手を挙げて!
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「心愛(ここあ)の日記」
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SM川柳
