2006
みほちゃん・8
「ふふふ。みほちゃんに着せようと思ってアダルトマーケットで買って来ちった。」
「ええ~。みほ・・・ちょっと、これ、恥ずかしいかも。」
「でしょう?みほちゃんは、全裸生活が好きだから、かえって裸よりもこの方が恥ずかしいと思って、買ってきたの。いいでしょー。」
「・・・・・・。」
「ささ、早く着てみて。」
みほちゃんは、部屋の端に置物のように立っている圭をチラッと恥ずかしそうに見た。まだ、そこにいつも圭がいることに慣れてないのだ。

もぞもぞと圭に背中を向けて服を脱ぐみほちゃん。私は後ろからブラの紐を結ぶのを手伝ってあげた。
「お、お姉さん。これ、下着の役に立ってないんだけど。」
「ウンウン。それでいいの。これだとねぇ。ほら、後ろ向いて。」

「あ、やああぁ。」
「ほら、紐しかないでしょ。だから、スパンキングが自由自在!」
「お、お姉さん。みほ、恥ずかしい・・・。」
「でしょ?でしょ?(全く聞いていない。)じゃ、みほちゃん、次はこれをつけてっと・・・・。」
私は、みほちゃんの首にリクエストされていた首輪を巻いてあげた。
「うん、似合う。似合う。バッチリ!じゃ、お散歩行こうね。四つんばいになって。」
「・・・外に、出るの?」

「そうそう。みほちゃんのご希望だったからね。」
「でも。さやかお姉さん。こんな格好でなんて・・・出られないよぉ。」
「でも、みほちゃんは、この格好でさやかに引き回して欲しかったんでしょ。で、みんなに見てもらうの。」
「そ、そうだけど・・・でもでも、おまわりさんに捕まっちゃうし・・・知らない他人に・・み、見られちゃうんだよ?」
「うん、でも、それがみほちゃんの夢なんでしょ?お散歩するのが。ほらほら、四つんばいになって。」
みほちゃんは、玄関の前で四つんばいになってみたものの、さすがにそのまま外へ出る勇気がなくって、鎖を引っ張って後ずさりをする。恥ずかしいのか体がぱあっと赤くなってきた。私が、思いっきり鎖を引っ張って、外に連れ出そうとしたので、みほちゃんは半べそをかいていた。恥ずかしがってるみほちゃんはすごく可愛い。
「お姉さん。いやいや。お外に行くのはいやあ。」
「うーん。恥ずかしいの?」
みほちゃんは涙の溜まった目で見上げながらこっくりとうなずいた。
「そうかー。でも、恥ずかしいことを無理やりやらせるのがさやかのSたる所以だよね。うふふ。」
「え?」
あっという間にさやかはみほちゃんを玄関の外に引きずり出して、置き去りにしたままドアを閉めちゃった。ドアの中には、鎖の先の皮バンドだけが残っている。そのため、みほちゃんはドアの前を動けない。どこにも身を隠すこともできない。外は夜だけど、玄関の上には外灯が明るく玄関を照らしているのだ。
「あ・・・・お、お姉さん。いや。開けて。」
「うん、もうちょっとね。」
「ひ、人が来ちゃう・・・お姉さん・・お願い。」
「そうね。もうちょっとね。」
コツコツコツと靴音が近づいてくる。みほちゃんは予想もしない展開に飛び上がった。
「い、いやあ。誰か来る。お姉さんいや。開けて。」
「だめ。もうちょっとね。」
玄関の横の覗き窓から見ていると、みほちゃんは玄関のドアにぺったりと張り付いてうずくまっている。よつんばいのまま、できるだけ体を隠そうとして必死に丸まってるんだけど、そのせいで門に向かって可愛いお尻を突き出した格好になって、一番恥ずかしい部分は全部丸見えになってしまってるんじゃないかと思われた。
「みほちゃん、門から来る人にあそこが見えちゃうよ。」
「・・ひぇ?」
笛を吹くときのように、みほちゃんが息を吸い込む声が聞こえる。ぴょんと跳ね起きたみほちゃんは、どこかに隠れられないかと左右を見回すけどどうしょうもない・・・。靴音が止まる。立っているのは男だ。門のところからじっとこっちを見ている。みほちゃんの白々と浮き出たほとんど裸同然の体を・・・。
「あああ・・・。お姉さん。お姉さん。」
みほちゃんがドアにしがみついてノブをガチャガチャと回す。門がぎいっと開く音がした。男が入ってこようとしてるのだ。
「いや。いや。助けて。助けて。」
その瞬間、私はドアを開けて、みほちゃんの体をドアの中に引きずり込んだ。門のほうをチラッと見ると、そこに立っていた圭がにやりと笑うのが見えた。圭は、勝手口から出て玄関の方へ廻るように言いつけられていたのだ。みほちゃんは、私の膝の辺りにしがみついてひっくひっくと泣いている。
「よしよし、みほちゃん。よくがんばったね。今日はご褒美にいっぱいお尻を叩いたげる。」
「え?」
みほちゃんは泣きながらさやかを見上げて、不思議そうに首をかしげた。うん。もちろんお仕置きのときもお尻を叩くんだけどね。
さやかが、ブログサーバーのアクシデントでオロオロ(・_・;))((;・_・)オロオロしている間にみほちゃんのブログは、あっと今の40000ヒット!お祝いが間に合わないぞォ。さやか、く( ̄△ ̄)ノガンバレェェェ!!!
というわけで、みほちゃん40000ヒットおめでとうヾ(@^▽^@)ノ
