2005
鞭 (打つ)
反対の立場だったらどうでしょうか。あなたのいとしい下僕。あなたの愛する下僕の両手両足に枷をかけ、引き伸ばします。
さあ、これで、もう彼女はあなたがどんなことをしても逃れられません。彼女は今日は鞭打たれることを知っています。あなたが、鞭で身体を弄るように触れていくと、恐怖のまなざしでその鞭の動きを追っています。打たれるのは、怖い、そして辛い。
彼女の目に涙が光り、懇願するようにあなたを見つめます。助けて・・・・声なき声が彼女の口から発せられます。もしかしたら、彼女は本当に泣きながら「打たないで。怖い・・。」と、訴えるかもしれません。鞭が触れると、身体をねじり逃れようともがくかもしれません。この恐怖、そして苦痛。
彼女がこれを望むのは、ただひたすらあなたのためです。本当なら、今すぐにでも逃げ出したい。それが彼女の絶え間なく震える身体に現れています。どんなに痛いか知っているのです。
でも、彼女はあなたのものであることを望んでいます。あなたに、打たれ、泣き、もがき、苦しみの中で、叫び、あえぎ・・・それでも耐えようとして必死になってこらえているのです。
最初は、どこから打ちますか?いくらあなたでも、胸から打ち叩いたりしないでしょうね。でも、あなたが好きなところから打つことが出来るのです。
一発目、十分に強く・・・そして十分にその苦痛を味わえるように、狙い済ました鞭をあなたの愛奴の腰に振り下ろします。彼女は悲鳴を上げ、その鞭から逃れようと腰を前に突き出します。無意識のうちの動き。脚を開く事さえ恥ずかしがる彼女が、その女の身体をさらけ出すような動きをせずにはいられないほどの痛み。どっと涙が吹き零れ、くなくなと身体を揺すりながら泣く彼女。
彼女の痛みがわかりますか。どれほどの痛みどれほどの苦しみでしょうか。しかし、あなたは、彼女の痛みが十分に染み渡るのを見はからって、二発目の鞭を振るいます。彼女の身体が跳ね、その痛みに頭が打ち振られます。どんな気持ちがしますか?彼女のすべてがあなたのものであることが、実感できますか?どんなに辛くても、どんなに痛くても、彼女はあなたの鞭にさらされることを自ら望んでそこにいるのです。
彼女の差し出した生贄を受け取り、その血をすすりますか?三発目。そして四発目。次々と繰り出される鞭の先で、彼女がその苦痛にのたうち、もがき、泣きもだえるのを見てください。ついに気持ちの限界まで追い詰められて、思わず「許して・・。もう、だめ。我慢できない・・。」と泣きながらする哀訴を搾り取ってください。
彼女の必死の懇願を拒否し、更なる苦痛を与えることがあなたには出来るのです。それこそが、鞭の醍醐味ではありませんか?彼女の耐えられない苦痛。耐え切れない苦しみ。しかも、それらをあたえるあなたの鞭先から、どんなに泣いても、もがいても、懇願しても逃れられない彼女。その彼女をさらに打ち据え、さらに責めさいなむ。これほどの喜びがあるでしょうか。
愛に彩られた、彼女の傷ついた身体を抱きしめてあげるときのあなたの手を想像してみてください。
