2005
みほちゃん4
「ああ!さやかさん。もう、だめ。我慢できない。熱いの。ねぇ。おっぱいにして。他のところはやだ。」
私はにっこりと笑った。
「だめ。・・・・・おっぱいはそんなに熱くないでしょ。ここや。」
二の腕の内側を指差した。
「ここや。ここや。ここ。が、熱いのよねぇ。」
私の指がわき腹や太腿の内側や足の付け根を指すと。みほちゃんは目をむいて、起き上がろうとした。でも、しっかりと、くくりつけられた身体はベッドに縫いとめられたように逃げられない。
「・・・・・さやかさん。やだ。そこはいや。我慢できない。あ!」
ぽた、ぽたぽたぽた。
「や、やあぁあぁ。あつい。」
蝋燭は、赤い模様を描きながらゆっくりと移動した。おへその周りからわき腹へ。しずくがわき腹を伝って流れるといっそう耐え難く熱い。
「あ、あ、あ、あ、あ、あっつい。・・・・・・あ・・・・ああ。」
おへその周りが真っ赤になるまで、責め立てる。それから、ゆっくりと下がって腰骨へ、そして足の付け根へ。みほちゃんは身体を右へ左へとねじる。ぱっと目を開けると腰をベッドに打ち付けた。
涙が盛り上がってきて、目尻からすうっとこぼれた。
一息ついて、私はみほちゃんの腰の下に枕を押し込んだ。腰がもたげる形になって、足の付け根がいっそう露になった。みほちゃんはおびえていっそうもがく。それから、私は小振りのバイブにスキンをかぶせて、彼女のあそこへそおっと押し入れた。
「あ、うん。」
位置を調整して、スタートボタンを押す。
「あ、ああん。」
「今度は太腿ね。」
また、蝋を溶かすために蝋燭をまわす。この、ちょっとしたインターバルが、みほちゃんの、恐怖感をますますあおっている。
「待って。待って。さやかさん。やだ。」
ぽた、ぽたぽたぽた。蝋は太腿を覆い始めた。
「あ・・・・あつい。ああ、あ、あ、あっつい。あっつい。あっつい。あっつい。あっつい。」
内腿や足の付け根の薄いところは、一番熱いのだ。みほちゃんは四肢を縮めようともがく、もがく。
腰を打ち振り、ねじる。でも、どうやっても、蝋燭のしずくからは逃れられない。
「ああああ!やだぁ。あついよぉ。」
また、蝋を溶かすために、蝋燭をまわす。私はみほちゃんの内腿の足の付け根を攻めようとしていた。枕の位置を調整する。バイブは相変わらず「ううん。ううん。」と規則正しく振動している。私はスイッチを強へとまわした。みほちゃんは、無意識のうちに腰をまわしているが、それどころじゃないのだろう、しゃくりあげながら懇願する。
「ね、さやかさん。そこはやだ。そこはやだ。・・・・・そんなところにしないでしょ。ね。しないでしょ。・・・・・お願い。お願い。許して。堪忍して。そこはだめ。だめだったらぁ!」
蝋燭は赤い蝋をいっぱい溜めて、彼女の開いた足の付け根にしずくを振り散らした。めちゃくちゃに暴れるみほちゃんは泣きながら頭を打ち振った。
熱い。とにかく熱いのだ。どうしてだろう。どんなことでも、自分でやってみた時はそんなに辛くない。縛られて、逃げられなくて、恥かしくて、責め立てられる時、痛みはいっそう痛く。蝋燭も、ものすごく熱い。こんな痛みから逃れられるなら、何でもすると思うほどに。それでも、尚そんな痛みを追い求めずにはいられない。彼女たちの中には、いったいどんな物の怪が住みついてしまったんだろう。
みほちゃんは、叫び。もがき。反り返り。・・・・・・・・・・そして、苦しみの中で昇天した。
みほちゃんの縄を解いて彼女をそっと抱きよせる。ひっくひっくとしゃくりあげる背中を撫でてあげる。彼女の身体から力が抜けて行き、もたれかかってくる重さが増していく。私は彼女の頭をそっとなでる。だんだんと落ち着いてきた彼女をギュッと抱きしめ、耳元にそっとささやく。
「みほちゃん、アクセス10000ヒットおめでとう。」
顔を上げたみほちゃんは、照れくさそうに笑った。
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