2005
みほちゃん3
「うふふ。ありがとうございます。さやかさん。何かお祝いしてくださいよ。」
「うん、そう思って、はい、これ。」
私は、みほちゃんにくじ引きのための箱を差し出した。上がくりぬかれていて、手を入れて中のボールを取るように出来ている。
「え?これなんですか?」
「みほちゃんのために作ったくじ引き。中のボールを選ぶの。」
「えー、すごい!」
みほちゃんは、何の疑いもなく嬉しそうに手を入れてボールを選んだ。
ピンクの丸いボールが出てきて、みほちゃんはまじまじとボールを見た。ボールの表面には、マジックで蝋燭と書かれていた。
「え・・・・・・なんなんですか?これ?」
「今回、みほちゃんが当てたごほうびプレイよ。」
「えぇー!!それって、それって・・・・・(ごっくん)蝋燭責めにされちゃうってこと・・・ですか?」
「うん、そう♪」

私はベッドの上にアウトドア用の青いビニールシートを拡げた。蝋燭プレイはそのままやると後始末がたいへんなのだ。でも、そのままじゃ あまりにも味気ないので、黒いシーツもその上に拡げる。もちろん使った後は、このシーツは廃棄。ちょっとコストがかかるけど、青いシートの上のみほちゃんなんて、興ざめだからね。
みほちゃんは、そばでおろおろしている。でも、不意に思いついたようにくじ引きの箱の中をのぞいて他のボールを取り出してみている。
「鞭」「スパンキング」「針」「浣腸」「くすぐり」「露出」「バイブ責め」みほちゃんは、おそるおそる聞いてくる。
「さやかさん、コレって、他のボールを引き当ててたら、そのとおりの事をされちゃうんですかぁ?」
「うん、そうだよ。」
「あの、あの、今からコレに変えられませんか?」
みほちゃんは、真っ赤になって「バイブ責め」と、書かれてるボールを差し出した。
「だめ。それじゃ、くじ引きの意味ないでしょ。」
がっくりとうなだれるみほちゃんが、すっごくかわいい。
「ふーん、みほちゃんは、バイブ責めが好きなんだぁ。もう、やらしいんだから。」
「え!だってだって、痛くないじゃないですか。それだけですよ。それだけ。別にバイブが好きなわけじゃなくて・・・・。痛いのやじゃないですか。だから・・・・・。」
みほちゃんはもう、まっかっかだ。私はその顔をのぞきこんだ。
「でも、好きなんでしょ。」
「・・・・・・・好き。」
みほちゃんは、服を脱いでベッドの上に横たわった。私は四隅の足に引っ掛けあった縄で、みほちゃんを、ベッドに大の字にくくりつけた。みほちゃんの呼吸が速く大きくなっていく。縛られるときは、平静でいるのは、むずかしい。縛ってるほうも、どきどきしてくる。
私は、この、始まる前の雰囲気が大好きだ。ビデオなんかでは、いろいろと縄をかけてあるけれど、そんな難しいことはまだ出来ない。蝋燭責めをするのもみほちゃんが最初だからね。でも、ここにいたるまでに、一応自分の身体で試してみた。だって、どれくらい熱いか知らないと、人にやってみるのは難しい。本当のサディズムと違ってプレイだからね。
使うのは、低温ローソクだからやけどはしないと思うけど、同じ場所に速いテンポでたらすとすごく熱いの。高い場所から滴らせると温度は低くなるとか聞いたこともあるけど、はねて目に入ったり、髪の毛に付いちゃったりするよりは低い位置からしたほうが、私には向いてる。足を拡げるときはみほちゃんは、あごを上げてぎゅっと目をつぶってイヤイヤをした。
「あ、さやかさん。恥かしいっ。」
「どうして?みほちゃん。女同士なのに。もしかして、もう感じてるの?」
「いやっ。そんなこと言わないで・・・・。」
「じゃぁ、ちょっと見てみようか。」
「ああ、やだぁ。」
みほちゃんの足の間を、そおっと撫で上げてあげる。何度も何度も撫で上げてあげる。みほちゃんは、赤い顔をねじって、力を入れてこらえている。その顔を覗き込むようにして、繰り返し右手を動かす。みほちゃんの吐息が弾んでくる。だんだんと、みほちゃんの腰が手についてくるように、もたげてくる。無意識のうちに、もっと強い刺激を欲しがってるのだ。
「あ・・・・。うふ。・・・・・さやかさん、いや。」
「みほちゃんの、嫌は、当てにならないからなぁ。どれどれほんとに嫌かみてみるね。」
そおっと指で彼女のクレパスを拡げる。きらきらと光っているその花びらをそおっとなぞった。
「嘘つき。みほちゃんのあそこは、もっと触ってって言ってるよ。」
「いや、いや。いじわる。いじわる。だって、さやかさんが触るから・・・・。」
みほちゃんが、足を閉じようと膝に力を入れた。でも、どうしたって、閉じようがない。
「あぁ、恥かしい。みちゃやだぁ。」
でも、今日は、蝋燭責めだからね。私はベッドの傍に置いてあった、ローションを取り上げて、彼女のお腹にたらたらとたらした。
「あ、冷たい。」
そして、掌で体中に塗り拡げていく。みほちゃんは、身体をねじって、その手の動きから逃れようとするけど、大の字にくくられてるからされるがままだ。
「あん。あ・・・・あ・・・・ああん。」
また、ローションをたらす。蝋燭をたくさんあげる予定の太ももの付け根やお腹や脇の下や乳房は特に塗り残しのないように念入りに塗り拡げた。脇の下に塗るときは、みほちゃんは、腕を引いて暴れた。みほちゃんは、この間たくさんくすぐってあげたら、慣れるどころか、脇の下が弱点になってしまったみたいだ。
「あん。さやかさん、やだぁ。そこは、いや。そこは、いや。」
そこまで、嫌がられたら、もっとしてあげないとね。私は脇の下にも、ローションを追加。丁寧にくりんくりんと塗ってあげた。
「くっ!くくく・・・・・あ!ああん。」
じたばた、もがいてるみほちゃん。でも、許してあげない。私は、何度も何度もくるんくるんと速くしたり遅くしたりして、みほちゃんで遊んでしまった。
みほちゃんが、一息ついてる間に、蝋燭に火を付けて少し回してみる。蝋が溶けるのに時間がかかるからね。みほちゃんは、ちょっとおびえたような表情で、そっと蝋燭を盗み見してる。チラッと見ると目が合ってしまって、真っ赤になったみほちゃんはさっと目をそらした。私は、どきどきしながら彼女の体の上に蝋燭を傾けた。乳房の上へ。
「あ・・・・・・。」
みほちゃんの身体がびくんと跳ねる。ぽた、ぽたぽたぽた。
「うん・・・・・。」
みほちゃんは、しっかりと目をつぶって、首をねじってる。手をぎゅっと握り締めて身体をこわばらせて、がまんしている。だんだんと乳房が赤く覆われていくにつれてみほちゃんの身体は、しっとりと汗に濡れて来る。やがて、こらえられない熱さにみほちゃんの腰がびくんびくんと跳ね始めた。一息ついて、蝋を溶かすために蝋燭をまわす。
「みほちゃん、よく我慢したね。・・・・・・・今度は、腕だから、もっと熱いよ。」
蝋燭の位置を手首にずらすと、みほちゃんはいっそうビクンと大きく跳ねた。
↓今回使ったローションはこれ。

