2009

01.31

とろくてごめん・・・









 ちょっと、文章が書けなくなって、随分と長くお休みしてしまいました。(汗)心配して、お声をかけてくださった方ありがとうございます。
まだ、戻っていないので、続けて更新できるか・・・って云うと、無理だと思う。。。。orz

 文章って不思議なもので、当り前のように書いていたのに、書けなくなると、どう逆さに振っても出ない。。。。。
 うーん、ま、とくに、SMについて書けなくなってしまっていました。
自分の中で何かが変化したのかなぁ・・・。とりあえず、また、ぼつぼつと、画像を集める事から始めています。SMに嫌いになった訳じゃなくて、むしろ前よりも、好きだったりするのが困りもの。(笑) 

 お題を皆さんから頂いて書いてみたら、と云う、お話もあったんですけど、プロじゃないので、自分の中に無い物は書けないのであります。(^▽^;)
 しばらくは、しんねり、むっつり、地道に参りたいと思います。気長に(いつも、そればかりですみませんw)お待ちくださいませ。お見捨てにならないでね。では、では。

Category: リアルライフ
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    2009

01.31

狭間に・・・1



 焦がれていたものが目の前にあって、自分が手を伸ばせば掴めるかもしれない。そう、思うと、今まで見ないようにしてきた自分の気持ちや、思いこもうとしていた事実が嘘のように思えてきてしまう。同じ事でも、表から見るのと、裏から見るのとは違うように。同じ出来事も、幸せと思う事も出来、不幸だと思う事も出来る。一杯のコップの水でも満ち足りて、身体じゅうに満ちた水に感謝する事が出来る事もあるのに、一杯では満足できずに泣いてしまったりもする。
 自分が、気が向いた時に、水を手渡すのは、誰でも出来るが、常に求められるとうっとおしい。そうして、すれ違いが始まり、不平不満が積み重なり、それを削除する事は、難しくなる。何もかもひっくり返して、自分を傷めつける以外に、逃れられないような気がする。

 そんな日常の切れ目に、あの人に会った。ある白く煙る地下室にある、小さなバー。カウンターに一個とばしに座って、マスターを介して話をするような、そんなバー。
 耳元で囁かれたら、どんなにすてきだろう・・・と、思うような低くて甘い声をしている人だった。時々、ちらり、と、こっちを見る以外は、素知らぬ顔をしてグラスを傾けている。それでいて、私の言葉をしっかりと聞いていて、ちゃんとうなずいたり、問いかけたりしてくれた。
 行きずりの人。私の事を何も知らない人。私のために何もしなくていい人。私自身が、何も気にしなくていい人。ちょっとだけ、心の中を打ち明けて、ちょっとだけ、寂しいと、言ってみる。ちょっとだけ、うなずいてもらって満足し、ちょっとだけ、いや増した寂しさを噛みしめた。
 誰かの優しさの向こうに、これが、あの人だったらどんなにか幸せだろう・・・と、思うと、胸を締め付けられるように苦しい。
 何でもない振りをして、言葉を重ねるのがたまらなくなって来て、私は席を立った。家に帰って、一人で泣こう。布団にくるまって、自分を憐れもう。ぼんやりと、欲望を反芻し、そのまま穴に落ちて行くのに任せよう。

 彼の後ろを通った時、くるりと椅子が回わった。立ち上がった今日初めて会った人が、私の腕を掴んだ。驚いて、眼を瞠はる。そんな事をする人には思えなかったので、何の反応も出来ず、私は彼の顔と、掴まれた腕を、交互に見つめた。
 一瞬強く引いた後に、彼は私の腕を握ったまま、私の瞳を覗きこんできた。私は、ぽかんとしたまま、彼の顔を見つめた。

 どうして?どうして分かったんだろう。私の考えている事が。どうして分かるんだろう。彼の考える事が・・・。

 彼は、ちょっとだけ間をおいて、私の腕を強く握りしめた。強い圧迫感と、痛みと、かすかな恐怖と、安堵。私の足りないものを、簡単に見抜いた。私が、欲しがっている事を確認した。
 そして、誰にも分からないように、それを、埋めてくれようとしている。見抜かれた恥ずかしさよりも、圧倒的な安堵感に任せて、私の腕をつかんでいる彼の腕の引くに任せた。暗いバーの、誰にも見えるカウンターの前で、それなのに、誰の視線にも止まらず。駆け抜ける鈍い痛みに、身を任せた。

「大丈夫。泣かないで。平気だから。」

 想像した通り。

 今、初めて、耳元で囁く彼の言葉に混じる吐息を、肌に感じながら、私は、泣いてもいいのだと分かった。大丈夫じゃなく、平気でもない。そして、泣きそうになっている私を、彼はそのまま抱きよせた。始まりの夜に・・・私は、闇がどんなに甘いかを知った。

続く
Category: 物語
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    2009

01.13

ぼんやりの日常



『愛してる』    高 鈴

ねぇ もう少しだけ もう少しだけ 聞いていて欲しい
ねぇ もう少しだけ もう少しだけ 我がままいいですか
手に入れたとたんに 消えてしまいそう
言葉をくれませんか
あなたがいる それだけでも
世界が変わってしまう
モノトーンの景色がほら 鮮やかにうつる
いつの間にか離れていた
手をつないで歩いてく
うまく愛せているかな あの空に訊いてみるの






↓現在のMy PCデスクトップの画像




 転ぶのが得意なさやかです。今年こそは、派手にすっ転ぶのだけは避けたいと思うのですけどね。。。お正月にテレビを買いました。あまりの綺麗さに、アニメのエンディングとか、ボー・・・と眺めているだけで、結構幸せになれます。こんなアダルトサイトに、歌詞を載っけていいのかと思うような健全なアニメのエンディングテーマです。検索に引っ掛かるとやばいので、題名は避けさせていただきます。しかも、適当に聴きながら、歌詞を書き写したので、これであってるのか不安ですがw

 忙しいと、心の方は無理をするのか、段々と乾いて来ちゃうなぁ・・・と、思います。適度に保湿しないとね。冬のお肌は感想注意。てくてくと、頑張ろう・・・。
Category: リアルライフ
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    2009

01.06

京・今日で打ち止め

今日までは 紆余曲折に 放置 転倒




い・一本鞭    一本鞭、憧れつのる夢の打ち音
ろ・蝋燭     蝋涙に、咲く緋牡丹は 恋の徒花
は・ハイヒール  ハイヒール 踏まれる痛みが ご褒美に
に・肉球虐め   肉球の 触れる感触 喘ぐひと
ほ・放置責め   放置され 怯える物音 感じる視線
へ・ペニスバンド ペニスバンド 締める身体が心を縛る
と・○隷     囚われて 競られ売られて あなたのもとへ
ち・乳首責め   乳首にこそ 繋がれ結ぶ 縁の痛み
         ちぎれると 泣いてもがいた 涙の愛しさ
り・陵辱     陵辱の 文字に惑った 幼き日
ぬ・脱ぐ     脱がされる 脱ぐ 脱ぎ捨てる 捉われる常識
る・ルーティン  ルーティンを 決める責め手の 意外な脇道
を・をことてん  をことてん 頼りに進む 迷う足取り
わ・若妻 若妻の 滲む涙に 恥辱の責め縄
か・枷 枷の中  逃れられずにもがく 愛しさ
よ・幼児プレイ  夜這い 夜這い待つ 求める胸は 焼ける恋路よ
た・立ちバック  立ちバック 素肌に触れる 冷たいステン
れ・レズビアン  レスボスの 旧き昔も 愛しき想いよ
そ・双頭ディルドウ  つながれて 分け合う喜び その痛みゆえに
つ・吊り     吊揺られ もがき踊らん 主の手の中
ね・ネット調 教  ネットでさえ 主の文字だけ 胸に染み入る 
な・泣き顔    泣きむせぶ その耐え難き 痛む愛
ら・ラップ巻き  ラップ捲く 身動きならぬ陶酔の 怯えよ
む・胸      胸乳にひときわわななく 貫く痛みよ
う・後ろ手縛り  後ろ手の 縄尻引かれ 恋い慕う酔い心地よ
ゐ・犬 犬になり ただひたすらに 仕える喜び
の・ノーズプレイ ノーズプレイ フェチな気持ちに 拘る真髄
お・お医者ごっこ お医者さん、伸ばすその手は悪魔の手
く・口枷 口枷に くぐもる悲鳴の 痛々しい顔
や・野外露出   野外での 破滅へ向かう 露出の戦慄
ま・股縄 股縄の 痛みと一重 甘き昇天 
け・契約  契約とは 名ばかりの仮装 愛の誓いに
ふ・フィスト   ファック フィストする こぶしに握る 互いの命運
こ・言葉責め   言葉責め 想いのたけは 途切れる間合いに
え・M字開脚    Mの字に 綴る苦しみ 開脚の枷
て・貞操帯    貞操を守り抜くと誓えども なおも辛い欲望の火よ
あ・足枷     足枷の 重みが繋ぐ 空に舞う人
さ・逆さ吊り   逆さ吊り もがきあがけど 逃れえぬ「時」
き・○縛     ○縛の 揃う縄目に 希求する美 
ゆ・指サック   指サック 仕事の合間に 妄想し
め・目隠し    目隠しに 隠れる心 その恥ずかしき夢
み・水責め    水責めに掛ける想いは その命の重さ
し・自虐     自虐する 想いは反転 生きやすし瞬間
ゑ・えすえむ   SМを 意識した日は 自我の目覚めと
ひ・びざーる   ビザールの 変わり種さえ 同じ身内と
も・木馬    木馬の名 かわいらしさは皮肉な激痛
せ・全頭マスク  全頭の包まれる闇 安息と恐怖
す・スレイブ   スレイブは 主に繋がれるこそ 至福の時と
京・今日で打ち止め

 始まったのは2007年の3月3日だった、いろは歌留多ですが、ようやく終わりになりました。足かけ2年もかかっちゃったよ。(汗)
その間に、私の毎日にもいろんな事があり、また、いろんな人とネットで知り合う事が出来ました。SMについても、いろんな考え方、いろんな嗜好を教えていただいきました。
 この後はどんな出会いが待っているのかなぁ。引き続きよろしくお願いします。次のテーマを探して、波間に漂い出ながら、懐かしく日々を振り返ってる私です。


M男性のためのリンク
Category: いろは歌留多
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