2008

09.29

コーヒーブレイク


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 何事にも初めてはあるもんでして、私にも、初めてお尻を叩かれた日もあるんでして・・・。まだ、当時、自分はSMのどこら辺りにいるのか悩んでいましたね。
 夫も、自分の奥さんがどうしたいのか、さっぱり分かって無かったと思われますな。なにしろ・・・

「痛いのはやだ。向いてないっ!」

 って、主張していましたから。wwwwwwwww
 きっかけは何だったんだろう。リアルプレイヤーの履歴だったかな?スパンキングのサンプル動画を見ている事に気がついた夫は、「じゃあ、叩いてあげようか?」とか、言いだしたんだよね。(爆)
 叩く方が好みなんじゃ・・・と思ってましたし、実際に叩かれても、どこがいいんだかよく分からなかったな。(笑)痛いばっかりで、ぶーぶー、言ってました。「やっぱり向いてなかったっ!」って・・・。(笑)
 人間、自分の本性すら、簡単には見つけられないものらしい。紆余曲折を経て、やっぱり、もう一度になり。もう二度になり・・・。ああ、それに、彼も、叩く方もコツをつかんだって言うか、いろんなやり方を覚えたって言うか・・・。その癖、今だに、始める前はめんどくさそーにしている。(笑)

 ラブスパなので、前置きとか、お説教とかも特にないの。だから、ほんとにパーツでしかないです。「正統お仕置き」とは、全然違う。「言葉責め」とか、いらない人なのです。orz 言葉はむしろ、甘やかされたがる。。。。

 実際にやった事が無くても、ある程度の妄想は展開できるものですけど、でも、実際には、知ってる事をそのまま書く方が、楽だったりします。私の寝室の話は「実験してるみたいだ」って、ある方に言われましたけど、まあ、ヲタなので、それもアリかな・・・と。好きな事は、簡単に変えられないんです。w



Category: リアルライフ
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    2008

09.24

感謝


300万ヒット♪

ありがとうございました







 ブログを始めて、3年目の秋を迎えようとしています。
 いろんな出会いや、語らいをいつもありがとう。
 そして、これからも、よろしくお願いします。





Category: おしらせ・他
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    2008

09.12

お仕置き・62

琴音・1(第一部・夫)を先に読む
琴音・8(第二部・義母)を先に読む
琴音・16(第三部・義父)を先に読む
琴音・20(第四部・お披露目)を先に読む

★琴音・28★ 


 ひゅうううぅうぅん・・・・。

 遠ざかり、ひるがえり、風を切る。

 衝撃は、彼女の身体を引き裂き。反射的に、吊られた足首を中心に身体が反り返った。
「きゃあああああああああぁぁぁ・・・・っ!」

 じゃらん・・・!と、鎖が鳴り、揺れるスチールバー動かなくなるまで、智也は待った。次の一打を入れるのはその後だ。妻が、痛みと絶望を味わい尽くし、気を抜くその瞬間を狙って次の一打を入れる。
 彼女は僕を怨んでるだろう。こんな目に合わせる、夫に裏切られたと思っているだろう。「仕置き」という、言葉の意味。行為の意味を見失っているだろう。
 智也は歯を食いしばった。妻の悲鳴、痛み、苦しみはすべて自分がもたらしているのだった。
 






 なぜ、こんな事を?なぜ、こんなしきたりを?おそらくは、何度も何度も。打ちすえられる女たちの胸の中をよぎるその思いが、今、執行者として、妻を打つ自分に向けられてくる。
 誰も分からない。誰も知らない。なぜ、こんなに魅せられてしまうのか。続けられてきた。家をひとつに、一族を一つに纏め上げて来た。そのしきたり。
 禍々しく、・・・それでいて、男たちを女たちを、捉えて離さなかった毒をはらんだ蠱惑。それがもたらす残酷な喜び。それが、今、智也の胸のうちに溢れだしていた。






「ひいいいい・・・いいいぃいぃ・・・・。」
 痛みにあげる悲鳴も、もう掠れがちだった。琴音の瞳は虚ろになり、ただ無意識に硬直し、跳ねあがり、弛緩する。智也は手加減することなく。ケインを振りかざし、振り下ろした。
 皮膚が裂け、血が滲み出す。痛みが、身体中に満ち、膨れ上がり、そして、弾ける。

 十打目。

 智也は渾身の力を込めて、彼女の身体を引き裂いた。ばらばらになり、壊れ、崩れていく想いが、空中に弾けた。部屋に詰めていた人々は、しん・・・・っとして、伝い落ちる赤い血をみつめている。
 その静まり返った座に、鎖が揺れる音だけが、聞こえていた。






 すべてが終わった時、琴音は呆然と宙を見つめているばかりだった。時々痛みに身体が痙攣する。枷を外し、台から降ろされた琴音は、立っている事も覚束ない様子で、自分の身体を支える事も出来ずよろめいた。裾をかき合わせてやり、妻を抱きあげて、智也は軽く黙礼すると部屋を下がった。後は、両親が、ひとりひとりに酒のふるまい。座はお開きになるはずだった。
 琴音がどう考えようと、彼女の身体を分け合った皆は、もう、彼女を当主になる男のつれあいとして認め、決して無礼をふるまう事はな無い。彼女を打ち据えられるのは夫である智也だけになり、父も母も、もう、彼女を仕置きする事は無くなる。
 






 人の視線の無い部屋に戻ると、琴音は関を切ったように泣いた。泣いて、泣いて、泣いて、何もかも吐きだしてしまうかのように激しく泣きむせんだ。そして、泣きながら、しゃくりあげながら、抱き寄せる夫の腕の中で丸くなって眠った。幼子のように、何も考えず、なにも思い悩まず、絞りつくした体力の抜けた身体が要求するままに。




 さて、この後、二人がどうなったのか、皆さん、知りたいですか?
 答えはすべてあなたの深淵の中にあります。琴音が見つけたもの。智也が見つけたもの。私が見つけたもの。そして・・・あなたが見つけたもの。
 勇気があるなら覗きこんでください。けれど、覚悟が無いのなら覗かない方がよろしでしょう。それは、一度越えると、戻って来れない道の始まりかもしれませんから・・・・。


【終わり】


Category: スパンキング(novel )
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    2008

09.11

お仕置き・61

琴音・1(第一部・夫)を先に読む
琴音・8(第二部・義母)を先に読む
琴音・16(第三部・義父)を先に読む
琴音・20(第四部・お披露目)を先に読む

★琴音・28★ 


 智也は、琴音の反応を予想していたのか、まったく、慌てずに、その身体を受け止めた。そして、もう一度、台の上に引きずり上げると彼女の両手首を掴み、頭上に捻り上げた。台の下に隠れるように下がっていた、革紐が彼女の手首にくるりと回され、手早く引き絞られた。腕は肘から頭の後ろへ向けて曲げられ、もう、自由にならなかった。智也は手首の皮紐がそれ以上締まらないようにするために、とりつけられている金具を調節すると、彼女の驚きと絶望に見開かれた瞳をじっと覗きこんだ。
 お互いに一言も交わす事無く、ただ、見つめあう。瞳の奥にすべての答えがあるかのように。救いがあるかのように。
 だが、智也は、二人の間のつながりを振り切るようにふいっと、視線を逸らすと、彼女の脚を吊り上げるための作業へ戻って行った。






 「いやああああああああっ!」
 反対側の足首を掴まれた、琴音の止まっていたいた時間が動き出した。がっしりと掴まれて、ふりほどく事の出来ない男の力に、渾身で逆らいながら、彼女はもがいた。脚を開かれたくない。頭にあるのはそれだけ。身の安全を考えない動きに、再び彼女の身体は台から滑り落ちる。
 だが、手首と右足首に科せられた縛めと、左足首に食い込む彼女の夫の手は、彼女を自由にしてくれなかった。夫の手のひらの代わりに、固い皮の枷が捲きつき、締められる。ガチャッっと、金属の鳴る音がして彼女の四肢は、自由を失った。
「いや!いやっ!やめてえええ・・・!」






 スチールバーを天井につないであった鎖が、ウィンチで、巻き上げられ始めた。無情な機械音とともにバーは吊上げられて行く。開かれた脚は引き伸ばされ、何もかもが無残に、引きはだけられて行く。
「いやあああああっ!やめてっ!やめてえええええっ!」
 腰を跳ねさせさせ、膝を曲げる。だが、台の上から、尻が持ち上がるまで、ウィンチは止まらず、彼女の身体は肩を台に乗せているものの、すでに吊上げられている状態だった。もがいても、腰をひねっても、脚を閉じる事も、隠す事も出来ない。
 力を込め、身をもががせ続ける琴音の喘ぎを、切れ切れの泣き声が、揺れる鎖の音とともに辺りに響き続けた。

「あっ。あっ。あっ。あっ。・・・・ああああ・・・・。」
 諦めるしかない。その事を琴音が悟り、身体の力を抜くまで。






 琴音は、今、自分が置かれている状態が信じられなかった。無我夢中で、暴れていた時間が過ぎると、諦めとともに、空中に放り出されたような浮遊感を伴う現実感の無さが、彼女を捉えた。あり得ない現実。あり得ない事実。こんな事が我が身に起きるはずが無い。

 新たな涙が溢れ、瞳に盛り上がり流れ落ちる。
 その感触とともに、戻ってくる時間、周囲の音。そして、羞恥心。わずかに上半身を覆う乱れた着物と、むき出しになって腹まであらわになった下半身と。かああっと身体が熱くなり。たくさんの人たちの視線が肌に突き刺さり、すべてをさらけ出している事が、耐えがたく胸を苛む。
 もう一度足を閉じようとした、琴音は、身体を捻り、スチールバーに繋がれた金具を鳴らした。その音は、ただ、琴音に絶望をもたらしただけだった。そして、ひゅうううん・・・っと、空を切るケインの音が彼女を我に返らせた。

続く
Category: スパンキング(novel )
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