2007

12.23

「縄」の魔法

 去年の10月辺りから、すごく仕事が忙しくなってしまった彼。じっと、我慢でいい奥さんをしてる振りをしては、ネットをウロウロしているさやかだけど、やっぱり寂しいのはほんとです。
 しかも、12月、1月は忘年会、新年会が重なるので、始終、帰ってくるのが遅くなる。それに、疲れも溜まるのでゆっくりと構って貰う余裕も皆無であります。「えっち」に体力を裂くなんてとっても無理なうえに、時間のかかるSMなんてとんでもない!普通のセックスじゃ、盛り上がるのに難儀なさやかの相手は、彼にとっても悩みのタネ。

 そんな時に大急ぎで簡単に、できるだけ早くやっつけ仕事をするのに一番なのは「縄」

 手首に「くるりん」と、巻きつけただけで世界があっという間に反転するのは何故なのか、我ながらまったく理解に苦しみます。やってる事はノーマルさんのセックスと同じ。むしろ、荒々しさの欠片も無いソフトでやさしい触り方・・・。Sだとか、Mだとか言うも馬鹿らしいほどのままごと。それなのに、縄が無い時の何倍も速く昇り詰めることができるんです。

 その上に、偶に合の手でスパを混ぜるともっと速いし、もっと「いい」・・・って、最近、どうも、気がつかれたみたいで。(汗)「変態奥さん。即席で悪いね。」って、言われると「ぷん」ってすねてみせながらも、まあ、それなりに幸せなんであります。









Category: リアルライフ
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    2007

12.19

エンドレス



まず小指
それから薬指
ぞして中指
もったいぶって人差し指 
最後は念入りに親指

茂った葉が落ちた後に枝を払った木のように
まあるくなったその掌を
押さえつけて
包丁を押し付ける

ぶつっ・・・と皮膚が裂け
ぐにゅううううっと肉が軋み
ごりごりと骨が鳴る

指のように簡単には終わらない

ごりごりごりごり・・・
鉄さびの臭いの中
世界が暗転し
足元の地面がたわむ
身体が床に叩きつけられる時
暗い穴の中へ
意識は速度をあげて
収縮しながら引きずり込まれる

落とした包丁がどんっと鈍い音を立てて
足の甲に突き刺さると
悲鳴の中に
ようやく夢は終わる

しかし 手首はまだついている

だから

また 機会のある時に
切り落とさねばならない







Category: 物語
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    2007

12.16

お仕置き・48

琴音・1(第一部)を先に読む

★琴音・15★ 


「まあ、もっと強く叩いて欲しいの?」
 追い討ちをかけるような明子の言葉に、せっかく覚悟を決めた琴音の気持ちは、揺れ動く。琴音は身を揉んで、頭を打ち振った。
「そう・・そうなんです。お義母さま。強く打ってください。もっと、強く・・・。」
「よく言ったわ、琴音さん。では、もっと、強く打ちましょうね。」
「ああ・・・・。」
 何のために叩かれていたのかという意味はすでに琴音の頭から抜け落ちていた。あるのは、夫の面影だけだった。あの人の妻となるために、そのためだけに琴音はどんなに辛くても、この習慣になじんでいかないといけないのだ。


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バッシイイイイイインン!!!!!
 皮が肉を打ち据える音があたりに響き渡る。
「きゃあああああああああ!」
 今までとは比べ物にならない。琴音にはそう感じられた。跳ね上がった琴音の身体は、激痛を何とかして吸収しようと何度かバウンドを繰り返した。一打目の苦痛が全身に拡がって染み渡り、また、打たれた場所へと漣のように戻ってくる。軽くパドルが皮膚に触れ、二打目が来ようとしている事を琴音に教えた。
 何とかして逃れようと、琴音の身体は勝手に膝から滑り降りようと動いたが、あっという間に義母の足が琴音の膝へ絡み付いて、動けなくなった。


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「琴音さん、動いちゃだめ。」
 そんな事は琴音もよく分っている。だが、本能が支配した動きは、理性でどうにかなるものでもない。
「あ、あ、あ、あ・・・・・っ!お義母さま。許してっ!」
バッシイイイイイインン!!!!!
「いやあああ!いやっ!いやっ!」
「我慢して。あと、八回よ。」
 苦痛だけが琴音を支配し、頭の中は真っ白になる。何も考えられず、叫ぶしかなかった。


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「痛あああい!痛い。痛い。痛いの。お義母さま。」
 琴音は恥も外聞もなく泣いた。おそらくは家中に響き渡っているであろう、叫び声も、泣き声も、はばかる事無く思いっきり泣いた。
 お仕置きに対する疑問も、ためらいも、後悔も、羞恥も、激しい苦痛の前では、無力だった。今、琴音の身体と頭を満たしているのはただ苦痛だけ。その苦痛がもたらす、反応だけだった。
 必死で目の前のものにしがみつき、ただただ、我慢できずにに泣き叫んだ。


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 気が付くと、いつの間にか打擲は終わりになり、ひっくひっくとしゃくりあげる琴音は、義母の膝の上で、すすり泣いていた。義母の手が、慰めるように琴音の背中を撫でていた。
「お、お義母さま。ごめんなさい。もうしません。もうしませんから。」
「いいのよ。琴音さん。よく我慢しましたね。」
 優しく撫でる手が、やがてそっと琴音の腰に回されると起き上がるように、促した。
「智也さん。琴音さんを寝室に連れて行って、手当てして差し上げて。」


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 その言葉にびっくりした琴音は、泣きすぎて腫れ上がった顔を持ち上げた。開け放たれた扉にもたれる様に立っていた智也の穏やかな瞳が琴音を見つめていた。今までの様子を見られていた?どこから見ていたの?混乱した琴音の中に再び羞恥が湧き上がってくる。子供のように泣いて暴れている、我慢の足りない様子を全部見られていたなんて。
 すっかり母に甘える子供のようになっていた琴音は、真っ赤になってその場に小さくうずくまってしまった。
「ええ、お母さん。琴音をお仕置きしてくださって、ありがとうございました。」
 うずくまる琴音の身体に、暖かく強い夫の両腕が回され、身体を引き上げられた。


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 夫婦二人だけの寝室のベッドに横になり、落ち着いた夫の優しい手で冷たいタオルを尻に乗せてもらいながら、琴音はしゃくりあげるのをやめる事が出来ないでいた。
 頭の中はあれやこれやで混乱し、ついさっきまで胸を満たしていた満ち足りたあきらめは、どこを探してもみつからなった。琴音は、あの静かな気持ちを取り戻そうと夫の腕にしがみつく。やがて、頭を優しく撫でてもらいながら、琴音はそのまま眠ってしまった。小さな子供が泣きながら寝てしまうように。お仕置きの魔術がゆっくりと琴音を捉え、すでに引きずり込まれつつある事に気が付かないまま、智也の腕の中でまどろんでいる琴音だった。




琴音・第二部終了



続く・・・

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    2007

12.15

お仕置き・47

琴音・1(第一部)を先に読む

★琴音・14★ 


 最初の十回が終わり、はあはあと荒げた息をついている琴音の赤く腫れたお尻を、明子は満足げに見つめた。そっと掌で擦ってみる。熱く、ふんわりとしたその手触りに陶然となる。
「琴音さん、ご挨拶なさって。」
 涙で何も見えなくなっていた琴音は、ぎゅっと目を瞑って、その雫を振り払う。ああ、なんと言うように言われてたんだったかしら。痛みでいっぱいの頭の中をおぼつかなく手探りして、言うべき言葉を探した。
「あ、ありがとうございます。お義母さま。」
 お礼を言うだけで、言葉が喉をふさぐような気がした。思ってもいない事を口にするのが、こんなに難しい事だったなんて。琴音は、次の言葉を押し出すべく、なんども口をぱくつかせた。
 唾をなんども飲み込む。


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「あ・・・あ・・・琴音が、琴音が・・・反省できるように・・・もっと・・・強くお仕置きをお願いします。」
 ようやく、最後まで言えてほっとしたのもつかの間と言うべきだったろうか、明子のことのほか明るい声に琴音はびっくりして危うく起き上がってしまう所を寸前で耐えた。
「あら、まあ、琴音さん。さっきの打ち方じゃ、弱くて満足できなかったの?それは、ごめんなさいねぇ。次はもっと強く打って差し上げましょうねぇ。」
「あ、違います。そんな・・・。」
 揶揄されているのだと言う事は、琴音にも分った。反論しても仕方ない。だが、抗議の言葉を飲み込むために、琴音は歯を喰いしばって身もだえした。いや、いや。痛いのはいや。かんにんして。もう、おしまいにして。


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バシイインン!!
 琴音の必死の願いも虚しく、次の十回目が始まった。女性の腕で繰り出される打撃なのだから、そんなに酷く強くなっていくはずは無いのだけれど、すでに腫れあがっている琴音のお尻は、新たな打撃に跳ね上がり捩れた。
 息を呑む。その、つめた息が、次の一打の衝撃で吐き出される。
「ひっ」
 声にならない悲鳴が、涙と共に絞り出される。持ちあげた腹を、明子に膝に打ち付ける。くねらせる。耐えるって、どうするんだったかしら。身体が熱くなり、どっと汗が吹き出して来た。琴音はヒイヒイむせび泣きながら次の十回を耐えた。


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 最初の十回も入れて、琴音の尻は、すでに30回の打撃に曝されていた。だが、もう十回は、動かしようが無い、数字として琴音の前に立ちはだかっている。
「さあ、ご挨拶をして。」
 明子の無情な声が催促をする。
「あ、ありがとうございます。お義母さま。」
 その続きを言おうとして、琴音は、凍りついたように言葉が続けられなかった。今の十打でも、耐え難かった琴音にとって、次の十打をもっと強くと願う事は、途方もない恐怖だった。
 自分がまだ、河野家のお仕置きの階段を登り始めたばかりだという事に、気が付いていない琴音にとっては、その一言を言う事が、たとえようもない苦痛だった。



続く・・・

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    2007

12.14

お仕置き・46

琴音・1(第一部)を先に読む

★琴音・13★ 


 琴音は必死に思いをめぐらせる。十や二十と言ったところで、義母が満足するとは思えない。しかし、それ以上の数を打たれた事が無い琴音は、さっきの痛みを思い返しても、そんなに多くはとても耐えられそうにない事に身震いをした。
「に、あ・・・三十・・・・。」
 ぎりぎりの限界。とても耐えられる自信がある訳ではなかったが、それでも、他にどう答えようもなく、琴音はその数を絞り出した。
「あら。」
 明子の声は、明らかに笑いを含んでいる。
「驚いたわ。琴音さん。あなた、とっても我慢強いのね。」
「え・・・。」
 もっと、少ない数でもよかったの?ああ、私、考えを間違えたのかしら?それなら、減らして欲しい。三十なんて耐えられるかどうか・・・。


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「お、お義母さま、わたくし、ほんとは・・・・」
「いいわ。琴音さん。あなたの望みどおりに三十回打ってあげるわ。そんなに打つのはたいへんだけど、大事な嫁のたっての頼みですものね。」
 琴音が次に何を言うか、承知の上で、明子はその言葉をさえぎった。琴音が数少なく言えば、その事でねちねちといたぶり、多ければそれはそれでちくちくと虐めがいがあると言うのが明子の本音だった。
 どちらにしても、明子は充分楽しむつもりで、琴音は掌の上に乗って震えている獲物なのだった。


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「せっかくの琴音さんのご希望だけでど、初めてだから、一気に叩くのは無理かもしれないわ。すごく、痛いのよ、本当に。だから十回ずつ分けて叩きましょうね。」
 明子はわざとらしく、ぴたぴたとパドルでお尻のふくらみをはたいてみせた。
「そうすれば、私も腕が疲れてしまって、琴音さんの期待に応えられずに、だんだんと打撃が弱くなってしまうなんて事態も避けられるし・・・。ちょっと、お休みが入ると、結構、新鮮かもしれないわ。
そうね。十回打つ毎に私がちゃんと休憩できるように、あなたには『ありがとうございます。お義母さま、琴音が反省できるようにもっと強くお仕置きをお願いします。』みたいに、ご挨拶をしていただこうかしら?」


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「お義母さま、お義母さま・・・私、そんな・・・」
 まだ、打たれる前から、琴音の瞳には涙が湧き上がってきた。裸のお尻を晒して、義母の膝の上にいる自分。その事を考えるだけで、なぜか物悲しいような、しくしくと声を上げて泣きたいような気分に襲われる。
「いくわよ。琴音さん。」
バシッ!
 ひっ!その衝撃に、琴音は息を呑む。慣れようがない皮のパドルによってもたらされる痛みに、琴音はすくみあがり、歯を喰いしばった。




続く・・・
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    2007

12.13

お仕置き・45

琴音・1(第一部)を先に読む

★琴音・12★ 


バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!
 一打、一打が、容赦なく身体の中に向かって痛みを送り込んでくる。緩急なく振り下ろされるパドルがぶつかってくる痛みが、繰り返し身体の同じ場所にに拡がる。打ち付けられる。その一打の上に、また一打。そして、その上にまた一打。一振り毎に、きつく、痛みが強くなっていく。
 琴音は、身体を捻り、足をばたつかせた。
「痛い。お義母様!痛いです。許して。やめてください。」

「お仕置きなんだから痛いのはあたりまです。そんなに暴れるなんて、なんて、情けない事でしょう。琴音さん、覚悟が足りませんよ。」
 バッシイイイイイン!!


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「琴音さん、暴れないで、じっとしてらっしゃい。そうしないと、お仕置きはいつまでたっても終わりませんよ。」
「だって、お母様、痛いんです。とっても、とっても、耐えられませんわ。」
「そう?だとしても、あなたに選択権はありません。終わるまでじっと我慢する以外にどうしようもないわね。」
「ああ、そんな・・・。」
 初めて味わう痛みに、琴音はすっかり子供に戻ってしまっていた。
さっきまでの恥ずかしさや、夫への甘い想いなどは、どこかへふっとんでしまっている。まさに、お仕置きを受ける、子供のように、いやいやと頭を振り、起き上がろうとした。


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 その背を、明子がぎゅっと押さえつける。
「琴音さん、いい事、河野の家にお嫁に来た以上は、泣き言は通用しませんよ?歯を食いしばって耐える事が出来ないんだったら、誰かを呼んであなたを机に縛り付けることになります。」
「だれかって・・・。誰をですの?お義母様・・・。」
 じわじわとこみ上げてくる恐ろしさに、身体を捻じ曲げて、涙に曇る瞳を明子の方に振り向けると、明子は、それを待っていたかのように、にっこりと笑った。
「そうねぇ・・・。今は家にいる男は、執事の松野か、運転手の・・・。」
「いやああ!」
 琴音の理性に、自分がどんな姿勢でいるのかが甦ってきた。この姿を他の誰かに、それも、使用人に、そして、夫以外の男に晒さねばならないとは、琴音の許容出来る出来事ではなかった。


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「あら、お尻を他の男に見せる事が夫へ不貞だとか、そんな事は心配するには及びませんよ。これが、ただの『お仕置き』にしか過ぎないって事は、河野家の者はみなよく承知していますから。」
「そんな・・・。」
 あまりのことに呆然としていた琴音は、義母が琴音を膝の上から下ろそうとしていることに気がついて、慄然とした。
「お義母さな!でも・・・でも、いやです!お義母さま。我慢します!我慢しますから、そんな事なさらないで。お願い。」
 必死に取りすがってくる、嫁の様子を見ながら、わざとらしく腰を上げて見せた明子は、もう一度ソファに腰を降ろした。
「そう?だったらよろしいのよ。じゃあ、もう一度膝の上にちゃんと乗って。」


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 明子が立ち上がろうとしたせいで、すっかり膝から滑り落ちてしまい、むき出しのお尻をぺたんと床につけてしまっていた琴音は、足を揃えてソファに座りなおした明子の膝の上に、勇気を振り絞って、そろそろと這い上がって行った。
 腹が、義母の膝の上に乗ると、明子はおもむろにもう一度スカートを捲り上げる。10回程打たれて赤くなっている尻が、再び、ひんやりとした空気に触れた瞬間、恥ずかしさが甦ってくる。琴音はそれを目をギュッと瞑ってやりすごした。
 明子は恥ずかしさにぶるぶると震える琴音の背中の上で腕を組み、パドルの裏表をためつすがめつしながら、質問した。
「そうねぇ、琴音さん、あなたは、何回、打ったらお仕置きが終わりって事にしたらいいと思う?」
 そんな事を訊かれても、琴音には答えようもなかった。出来ることなら、このまま逃げ出してしまいたいと思っているのに・・・・。



続く・・・





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    2007

12.09

お仕置き・44

琴音・1(第一部)を先に読む

★琴音・11★ 


 膝の所まで来ると明子は琴音に、促して床についていた膝を伸ばさせてお尻を一層突き上げさせた。『下着を脱がせやすいように』という口実があったものの、その姿勢をとれば、彼女が普段しっかりと下着に包み込み夫以外の誰にも見せた事のない場所がすっかり露わになってしまっていた。
 下着が足首から脱げて行き、琴音はその瞬間を息を詰めて耐えた。もう、下半身を覆うものはなにもない・・・耐え切れない恥かしさが波のように打ち寄せて思わず琴音は明子の膝にしがみついてしまった。


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 いくら、必死に足を閉じ合わせてみても、その姿勢では何もかも丸見えになっているのだという事は、明子にはよく分っていた。だが、うろたえきっている琴音はまだ気がついていないのだろう。脚に必死に力を込めて腿をぴったりと閉じ合わせている。
 その事を指摘するのは、後でも悪くない。まずは、性的な事よりも、しっかりとお仕置きしてあげた方がよさそうだ。明子は、にっこりと笑うと、机の上からパドルを取り上げて、琴音のお尻に押し当てた。皮で出来たパドルを滑らせて琴音のお尻に円を描いていく。


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 『今から、この道具で叩くのよ。』と、云う事実を、たっぷりと感じさせて、軽くぴたぴたと皮膚の上をはたいてみせる。琴音の身体が緊張に固くなり、無意識のうちに胸の下にある明子の太腿に、身体を擦り付けていた。
 男性にとっては、溜まらない仕草だろうが、明子にとっても違う楽しみがある事は確かだった。耐え切れずに琴音が洩らす溜息も、いやいやと振るその頭の仕草も・・・。お仕置きを一層楽しむためのエッセンスでしかない。


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「行きますよ。」
 琴音に叩かれる事を充分覚悟できるだけの時間を与えて、自分もその時間を堪能した後に、息を吸い込んだ明子は、パドルを振りかぶった。
 右側のそのふくらみの上を目掛けて、叩き付けたパドルはしなり、柔らかな肉がその強い打撃に歪んでたわむのが、スローモションのようにはっきりと見えた。そして、琴音の引き裂かれるかのような悲鳴も・・・。
「きゃあああああああああ・・・っ。」
 痛みに、驚きに、琴音のお尻は激しく揺れた。



続く・・・
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    2007

12.08

お仕置き・43

琴音・1(第一部)を先に読む

★琴音・10★ 


「琴音さん」
 明子の平坦な冷静な声に、琴音は身をすくませる。大事に育てられた琴音には、叱られた経験がほとんどない。作られたものと分っていても、尖ったその声は琴音を怯えさせるのに充分だった。
「お仕置きというものは、痛いだけではダメなのよ。恥かしいものでなくてはならないの。痛いのは我慢できても、恥かしければ
『もう、二度とするまい』と、思うでしょ?下着を脱がせるのは、あなたに、それをちゃん分らせるためなの。あなたのためを思ってのことなのよ。」
 叱責の言葉を言いながら、明子の手は琴音の綿の下着の縁を人差し指でそっとなぞり続けた。明らかに、明子はおもしろがっているのだが、叱られている琴音にはそれを察する事など出来なかった。


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「ああ、でも、お義母さま・・・。こんなのって。」
 叔母なのだから、小さい頃からずっと知っている叔母なのだから・・・。琴音は、自分自身に一生懸命に言い聞かせた。だが、その事よりも、夫の母であるという事や、こうして叩かれた事がきっと夫にもばれてしまうだろう・・・という事が、琴音をうろたえさせていた。冷静になろうとしても、まったくそうする事ができない。今、こうやってスカートをめくられているだけで、恥かしくていたたまれないのだから・・・。






「琴音さん、逆らったりした以上は、ただ、下着を脱がせてお尻を叩くって訳には行きませんよ。ご自分で私に、下着を脱がせてお尻をたくさんぶってください、と、お願いしてもらいます。」
「叔母様、そんな事。」
 琴音は背中を押さえられている事を忘れて、再び起き上がろうとして、ぎゅうっと、押さえつけられてしまった。
「ほら、そうやって、姿勢を崩そうとする事そのものが、反抗の証なのよ。お仕置きをしてもらう時は、自分からうつぶせになったら、すべてが終わるまでじっと我慢していなくてはなりませんよ。」


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 琴音は、明子の膝の上で身体を熱くしたまま、思い惑っていた。どうやっても逃れられず、叔母の言うとおりにちゃんとやらないと許されないのだという事を納得するのは難しかった。
 床についた両手を握り締め、ぎゅっと目を瞑ると、琴音は観念して口を開いた。
「お、お義母さま・・・ごめんなさい。お仕置きをちゃんと受けます。し、下着を脱がせて、お尻をぶってください。」
「どれくらい?」
「あ・・・・。」
 新たな羞恥が後から後からこみ上げてきて、琴音はぶるぶると震えるのを止める事が出来なかった。恥ずかしい。こんな言葉を言っている事がたまらなく恥かしかった。


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「た、たくさんです。」
 ごくりと、唾を飲み込む。
「琴音が、もう、間違えないように。お尻をたくさんぶってください。」
 たまらず、吐き出すように早口で言い終えた。だが、必死の琴音を追い上げるように、明子の笑いを含んだ声が追い討ちをかけてくる。
「下着を脱がしてお尻を見て欲しいの?」
「ち、違います!そんな・・・」
「あら、ちゃんと二度としないと、よーく反省できるように、お尻を見てもらいたいんじゃなかったの?」
「あ・・・・・」






「お、お尻を・・・見てください。」
 首筋までまっ赤になった琴音は、叫ぶように最後の言葉を言い終えた。明子は、ちょっと口元を押さえるようにして身体を揺らして笑っていたが、やがて、居ずまいを正すと、りんとした声音ではっきりと宣言した。
「いいわ、琴音さん。息子の嫁となったあなたの恥ずかしいお尻をしっかりと見せてもらいますよ。そして、あなたが充分反省するまでお尻をたたいてあげますね。」
 明子は、そういい終わると、じつにゆっくりとした動作で彼女の下着に手を差し入れるとじわじわとパンティを引き降ろし始めた。


続く・・・
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