2007

08.31

お仕置き・36

琴音・1を先に読む
琴音・2を先に読む

★琴音・3★


 智也の手が、琴音の腰周りを覆っていたスカートをあっさりとめくり挙げた。くつろいでいる時間だったので、ストッキングもつけていなかった琴音は、無防備に一枚きりの白く薄いローンの生地にちんまりと覆われたお尻を、灯の下で智也の目の前に突き上げている形になった。
 恥かしさといたたまれなさで、頬が熱くなり、途切れがちに震える息が、息苦しさのために速まってくる。琴音は、智也に、下着を見られてると思うだけで、身動きも出来ず、息をするのもはばかられるような想いだった。


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 彼の手が、一番膨らんでいる頂に乗せられた。琴音は、痛みを覚悟してぎゅっと目を瞑り、堅くなる。だが、それは、すぐには来なかった。智也は下着の上をただ、ゆるゆると擦っている。
「ねぇ、琴音。君には想像もつかないだろう?僕がどれほど君のお尻を叩く日を待ち焦がれていたか。知っていて、尚、君が、僕の所に嫁いで来てくれた事がどれほど嬉しかったか。」
 それから、智也は指先を軽く押し付けては離し、彼女のお尻のあちこちにくぼみを付けては、しわのよった下着が、元に戻る様をじっと見つめ続けた。


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「智也さんっ・・・恥かしい・・・。」
「琴音・・・・。」
 昂りを抑えかねたのか、智也は拡げた掌に力を込めて、琴音の尻のふくらみを掴んだ。指先が強く肉に喰い込む。
「あ、あん・・・っ。痛い・・・・。」
「かわいいよ。なんて、可愛らしく啼くんだろう。でも、心配しなくても大丈夫だよ。最初から酷くしたりしないから。琴音が、お仕置きを楽しめるように、少しずつ・・・・ね。」
 掌を緩めると、智也は、また、優しくそのふくらみを撫で続けた。痛みが薄らぎ、緊張がほどけてきて、琴音の強張った身体が、くたりと智也の膝の上に体重を預けてきた。


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 琴音には見えない場所で、にんまりと、智也は頬を緩めると、ゆっくりと腕を振りかぶって、軽く振りぬくようにして彼女の尻たぼをひっぱたいた。

ぱっしいぃぃぃぃ・・・・。

 軽い音がして、琴音の身体が驚きに大きく弾む。ほとんど痛みもなく、ただ、打たれた場所が、烙印を押されたように熱い。琴音は、自分の中をその衝撃が走る抜けるのを、息を詰めて感じ続けた。
 子宮に向けて、電気が走るような。不思議な感覚。その痺れが、身体中にこだまを呼びながら、消えていく様を驚きを持ってみつめる。


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 琴音が、最初の一打を充分に味わったのを確認してから、智也は再び彼女のお尻をそっと撫で回してやった。痛みや、惧れを憶えさせる事は簡単で、いつでもできる。最初は、急いではいけない事を智也は、自分の身体で知っていた。河野の家に産まれて、幼い頃から見聞し、あるいは、自分の身体で覚えこまされた不思議な奇習。
 時代が移り変わって、家長制度が無くなった今、この奇習の功徳を、自分自身で味わうためには、彼女に官能の喜びを教え込むしかないと、無意識のうちに知っていた。

 次の一打を繰り出す前に、智也は深く息を吸う。じっと、彼の手が、肉の上を彷徨う感覚を味わっていた琴音が、何がおきるのか察して同じ様にひゅっと息を吸い込むのが分った。

続く・・・
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    2007

08.30

お仕置き・35

琴音・1を先に読む

★琴音・2★

 両親に認められ、友人達に祝福され、誰からも羨ましがられる結婚式の後、ヨーロッパをまわる贅沢な新婚旅行・・・。そして、山の手では知られた河野のお屋敷に、新しい家具でしつらえられた若夫婦の明るい部屋・・・。甘やかされて育てられた娘らしい琴音の虚栄心を充分満足させる幸せな結婚だった。
 ましてや、相手は恋焦がれた男。奇妙な風習が残っていると聞かされた家に嫁いで行く不安を琴音は見ないふりをして、押し殺しとおした。
 優しい夫との甘やかな新婚初夜。何も知らなかった琴音が、夫の手馴れたリードにその純潔を失い、たくさんのお土産を抱えて、新居となる家に戻ってきた時も、まだ何も始まってはおらず、琴音も何も知らないままであった。結婚式から丁度一月を数えた夜に、智也が彼女を膝の上に乗せるまでは・・・・。


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「嫌あ・・・。」
 結婚したとは言っても、まだ、部屋を暗くしなければ、夫のベッドへ入るのさえ躊躇う琴音だった。ひとつひとつ、少しずつ、官能の扉を開かれる事に対する戸惑いと、惧れの残る固い身体を、明るい部屋の中で抱きとられたときの戸惑いから、彼女が抵抗したのも無理は無かっただろう。
「どうして?何も悪い事して無いのに。いや、いや。」
 智也は彼女を、膝の上に押さえつけたままく、くつくつと声を殺して笑った。
「奥さん。忘れたの?お尻を叩くのは、お仕置きの仮面を被ってはいるけれど、家族の楽しみのためにあるんだって事。」
 言い聞かせられていて、分っていたはずなのに、琴音は、はっと、息を飲まずにはいられなかった。


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 夫の膝にしがみつき、真っ赤になった顔をいやいやと振りながらソファの布地にこすり付ける。
「だって、だって・・・・。」
 智也の暖かい腕が、起き上がろうとする彼女の身体を抱き締めてしっかりと押さえつける。
「かわいい奥さん。覚悟の上でお嫁に来たんじゃなかったの?」
「ああ・・・、はい。そうです。」
 逆らえない。河野の家に嫁ぐなら、受け入れるしかないんだから。恥かしさと惧れと、不安と期待。夜毎に少しずつ、開かれて行く身体・・・・。いくら、琴音が初心だとは言っても、この奇妙な風習が夫婦の密か事と無縁だと思っていないわけではない。


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 そろり・・・と、熱い彼の掌が、琴音のスカートの中に滑り込んできた。ぞわわわわぁっと心地よく背筋が総毛だつような快感が這い上がってきて、琴音は思わず仰け反る。くすぐったいような。それでいて、抗いがたい心地よさ。じっとしているのが辛く感じるような不思議な高揚感と恥かしさが琴音を襲う。
 分っていた。分っていたけれど、いざ、その場になると、あまりにも恥かしい。足をつっぱらせ、身体を膝に押し付けて。ぎゅっとしっかりと目を瞑った琴音は、彼の膝に指を食い込ませた・・・。

続く

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    2007

08.29

お仕置き・34

★琴音・1★

「河野のお家では、悪い事をする子供はお尻を叩かれるんだよ。」
 年上の従兄弟は、やさしく微笑んでそう話してくれた。一人娘で大事に育てられていた琴音にとって、お仕置きに自分の両親が手を挙げて自分を打つなんて事は想像も出来なかった。だか、琴音から見た伯父や伯母にしても、やさしく落ち着いていて、とても従兄弟の智也に暴力を振るう様な酷いことをするなんて信じられなかった。
「兄さまも打たれたことあるの?」
「そりゃあ、小さい頃はね。」
「今は?」
「悪い事しないように気をつけているからね。」


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 幼い頃に、そんな事を、おそるおそる尋ねたのも、もう、遠い昔になった。琴音は今年で22になり、大学の卒業と同時に智也と結婚することになっているのだ。従兄弟とは言っても、智也は本当は伯母の兄弟の子供で深い血のつながりがあるわけではない。
 小さい頃から、憧れていた齢の離れた優しい従兄弟の妻になる事は、琴音にとっては夢のような出来事なのだ。河野の家に嫁いで行くことで、「お尻を叩かれる」という奇妙な風習をその身に甘受しなくてはいけないという運命が待っているとしても。そんな事で、智也を退けるなんて考えられなかったとしても、無理は無いと言える。


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「お尻を叩かれるのは、子供だけだと思ってたのに。」
 口を尖らせて琴音が意義を唱えると、智也は困ったようにその瞳を伏せた。河野の父親は彼にとっては義理のなさぬ仲。表立って強く反発することは出来ないのかもしれない。
「琴音が、嫌なら、河野の家に嫁いでくることは無いんだよ。」
 どうやら、河野の新妻にとっては、それは、避けられない行為のようだった。だが、我が身に降りかかると分ってみれば、ただ、黙って受け入れるには、あまりにも異様な風習で、琴音は不安な気持ちが次々と湧き上がってくるのを抑えられなかった。


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「どんな事をしたら、お仕置きを受けなくてはいけないの?」
 智也は、本当の事を告げるのを躊躇う様に視線を宙に泳がせた。そして、ようやく決心したのか、まっすぐ琴音をみつめると、静かな声で囁き始めた。
「お尻を叩くのは、ほんとうは、悪い事をしたお仕置きじゃないんだよ。」
 意外な言葉に琴音の大きな瞳はさらに大きくなる。
「かわいいお嫁さんを泣かせてその様を愛でるのが、目的なんだよ。だから、何もしてなくても、悪くなくても、難癖をつけてお仕置きするんだ。」
 あまりの事に、琴音はびっくりして言葉も無かった。それでは、まるで、妻に対する意味の無い暴力と同じではないか。
「でも、でも、それをするのは、智也さんなんでしょ。だったら、無理にしなくても、したふりだけでも・・・・。」
 琴音の、せいいっぱいの抗議は段々小さくなって彼女の口の中で消えて行った・・・・。


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「叩くのは、夫婦の寝室とは限らないんだ。叩くのも、僕だけとも限らないし・・・。」
 琴音はびくっと椅子の中で後ずさろうとした。小さい頃から知っているとはいえ、伯父や伯母の前で、智也からお尻を叩かれるなんて、そんな恥かしいことは予想していなかったのだ。ましてや、伯父や伯母に・・・・と、考えただけで琴音には耐えられそうに無かった。
「琴音、無理しないでいいんだよ。琴音には、もっとふさわしくて優しい人がいくらでも現れると思うし。」
 その言葉で、受け入れられなければ、智也の妻となれなという現実が、はっきりと分ってくると、琴音は大きな瞳に涙を溜めて、ただ、黙って首を左右に振ることしかできなかった。


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「どうして?どうしてそんなこと?」
「わからない?」
 首を傾げて琴音の表情を見つめていた智也が、手を伸ばしてきて、泣いている琴音の手をテーブルの上でそっと握った。
「わからない?」
 じっと覗き込んでくるきらきらと光る男の目の中でちらちらと瞬く欲望の色。悪戯っぽい笑みを浮かべ、手を伸ばして彼女の涙を拭うと、智也は、更に乗り出して、彼女の耳元に唇を近づけてきた。熱い息が耳朶に吹きかけられる。琴音は思いもかけぬ感覚に、ぶるっと背筋を振るわせた。くすぐったいような、それでいて心地よい、異様な感覚に・・・。


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「わからない?」
「ねぇ、琴音」
「琴音」
「わからないの?」
「僕は、それが好きなんだよ。」
「かよわい相手の、お尻を叩いて泣かせるのが。」
 琴音は、ただ呆然と、ずっとずっと恋してきた相手の涙でぼやけて揺れる顔をみつめた。拒否することなど考えられない。大好きな相手の顔を・・・。


琴音・2へ続く
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    2007

08.29

性格診断

★性格診断 心理テスト★


 あなたの性格タイプは・・・?

◆アクアマリンタイプ



■このタイプの特徴は


人から面倒見てもらえるタイプ。
周りの空気を素早く読み、一番居心地のいいところに滑り込むのが得意。
天然を装うこともあるが、実は計算も入っています。

■解説


会う人によってキャラクターをそれぞれ使い分けています。
八方美人で誰からも好かれ、人に頼ったり力を借りたりするのが得意なため、多少過酷な状態でも生き残る力はピカイチ。
人間関係は全てのタイプの中で一番得意とします。
人の力関係なども短期間で把握できます。

このタイプの人にお願いされると、つい周りの人は引き受けてしまいます。
それも気分よく引き受けるので負担になりません。
ある意味、人を使うのが上手いのです。

■恋愛の志向


どちらかと言うとモテて、告白される側によく来るタイプ。
愛嬌が良く、いつでもチヤホヤされています。
チヤホヤされるのが好きで、本能的にモテるにはどうすれば良いかを知っています。
そのため、どうでもいいと思っている人から勘違いされてしまうことも。

出会って間もない人や関係の薄い人であっても仲良く接することができ、出会いに事欠きません。
別れて一人になるとどこからともなく恋人を見つけることができるので、恋人がいない期間は少ないことが多いです。

■このタイプの人を口説くには・・・


下手な駆け引きよりも、『熱烈な口説き』に弱いのがこのタイプの特徴。
「本当にアナタのことが大好きなんです」というような言葉が一番響きます。
また、プレゼントもこのタイプの人には効果的。
プレゼントについては人と比較されるので抜きん出たものを思い切って渡すと気持ちが伝わります。


 おや、おやぁ・・・。どこか、否定できないものがあります!
八方美人で誉められるのが大好き♪
好きな人に、押して、押して、押し捲られると弱いのだ。
 いや、でも、嫌いな相手だと
ササッ((((・_・)って、逃げちゃう・・・。wwwww

Category: いろいろ占い
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    2007

08.28

皆既月食


 


青い月をみつめながら
緋い血が描く縞模様を
思い浮かべる 私は
甘い金平糖が大好きです
とっぴんぱらりん
こんころりん
取れない三日月
消せない夢
尾を引く悲鳴・・・
それから
熱くて苦い奪い取ったキス

ベランダで風に吹かれて
煙草を吸っていたあなたに
言えなかった秘密

あの欠けていく行く月は
そんな物を思い起こさせる



Category: 物語
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    2007

08.27

【あなたの中に眠る○○人気質】

 熟桃さんの素顔のままででみつけちゃった♪

【あなたの中に眠る○○人気質】 

 熟桃さんは「人生を楽しみたい隠れラテン女】かぁ。確かにぴったりだわ(*'‐'*) ウフフフ♪じゃあ、さやかもやってみよう・・・。

哲学的なのにいいかげん

インド気質の不思議ちゃん



 眉間にシワをよせて何か思索しているかと思えば、クラブに行けばハジけて踊りまくる。会議で凄い企画を出したあとで単純な計算ミスをする。そんなつかみどころがないあなたには神秘的なインド人気質が隠れています。最近ヨーガやチャイに惹かれませんか? あなたの中には“なるようになるサ”という投げやりな面と“人生の意味を解きあかしたい”という哲学性がチャンプルになっています。ハイテク大国になりつつあるインドと同じく今後の成長が楽しみな人材といえるでしょう!



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 (⌒▽⌒) ケラケラ、大当たり!
みなさんはどれになったかな?



Category: いろいろ占い
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    2007

08.25

さらりさらさら

 寝るのが下手で夜更かしばかりしていたさやかなのに、ここの所、午前2時の門限に、ちゃんとお布団に滑り込める生活が定着している。ちょっと、誰かに気にかけてもらえるだけで、心が安定するっていうのは、人間ってどういう不思議な仕組みになっているものだろうか。
 それでも、元々夜起きてるのが得意なさやかだから、ちょっと楽しい事があると、早く寝ると云う約束もどこへやら、ふらふらとそっちへ行ってしまい、白々と明るくなってきた窓に大慌て。ま、まずーい。(@Д@; アセアセ・・・バレないうちに、寝た振りしないと・・・と、焦りまくり寝室に走りこんだ。
 げげげ・・・。二つ並んだお布団に斜めに彼が寝ているではないか。どうやら、テレビを見るために斜めったままおやすみになったらしい。そうっと、そうっと、タオルケットを持ち上げて、起こさないように横に滑り込んで・・・・・。どっこも触らなかったはずなのに、彼は、どういう訳か気配を感じて、もぞもぞと身体をまっすぐ自分の場所に、移動してくれた。もっと、早い時間なら、気が付かないんだけど・・・さすがに晩酌の酔いも醒めちゃってるもんなぁ。ば、ばれちゃったぞ。多分。(汗)

 こうなったら、今、やってきたのをごまかす方法はただひとつだけ。もぞもぞと、何気なくくっついた振りををして、身体を寄せる。8月の記録的な暑さのせいで「寄るな、触るな、くっつくな!」と、叫んでいた彼の身体への久しぶりの接触。酷暑の合間のちょっと涼しい気温が幸いしたのか、文句も言わずに腕が伸びてきて、背中を2、3度撫でて引き寄せてくれた。
 ううううう・・・。夜更かし大好きの悪い奥さんでごめんよぉ。なんて、心にも無いことを「一応」思い浮かべながら、彼の腕に自分の腕を絡ませてみる。いやぁ、今日はほんとに涼しかったらしい。彼の手は、いつになくすべすべで熱く触り心地がいいではないか。なんだか、ちょっと胸が熱い。最近、生き返ってきているさやかの感受性はそんな事でもすごく嬉しい。

 結婚していて一番いい事は、いつでも、しがみつける男の身体がそばにある事だ。愛してるとか、愛してないとか、長い付き合いで醒めたとか、いろんな話を聞かされるけど、そうなったらきっと、寂しいだろうなぁ。理屈抜きで、人肌の熱さは、心を暖めてくれる温もりなのに。
 ああ、でも、哀しいかな、人は「理屈」の方も必要なんである。どちらか、ひとつが欠けていても、さやかの車輪はよろよろとまっすぐ進まない。もともと、バランス感覚0なんだから・・・。それに自分の事を棚に上げるの、めっちゃ得意だし。わがまま自分勝手だしぃ。w

 「夜更かし奥さん。ネットは楽しかった?」

 頭の上で眠そうな声がつぶやいた。うん。楽しかったよ。内緒話を増やしてごめん。でも・・・。
 背中の手が頭の上へ移動してぽんぽんと跳ねた。どうやら、よしよし、したつもりらしい。とても、そうは思えない動作だけど・・・。www
 もう、しばらく、あなたのやさしさに甘えよう。さやかの心は修復中です。多分、おじいさんとおばあさんになる頃までには、さやかは拾った幸せの事を打ち明けられるくらいに、大人になってるだろう。・・・ずいぶん先の話で遠大な計画だけど、さ。




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Category: リアルライフ
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    2007

08.09

18の夏


 18歳の夏、僕は忘れられない女にあった。その夏、形ばかりの受験勉強を理由に軽井沢へ避暑に出かけていた僕は、自分の部屋から隣の別荘の窓が見えることに気がついた。去年までは隣家との間をさえぎっていた大きな木が、枯れてしまって根元のところからばっさりと切られていたのだ。そして、その隣の別荘には、初めて見る美しい女性がやはり同じように都会の酷暑を避けてひっそりと過ごしていたのだった。






 彼女に魅せられた僕は、家にあった双眼鏡を探し出して、別荘のありとあらゆる場所から、彼女の見える窓を覗いた。別荘に僕の食事のためにやってくる通いの家政婦が帰ってしまうと、大きな家は僕一人だけになる。家中の電気を消して見つからないように、密やかに。僕は窓から窓へと移動し、わずかでも彼女の姿が見える場所を探した。
 時には、我慢がならずにそっと隣家へ忍び寄り、あらぬ場所にいる彼女の姿を追い求めることもあった。恥知らずの所業だとは分かっていても、恋の熱に浮かされたようになった僕はやめることが出来ず、夜毎に悶々と眠れぬ時間を明かりの消えた窓の中の彼女の姿態を想像して過ごした。






 いつからだったのだろう。彼女がそんな僕の存在に気がついたのは。いつの間にか、彼女は窓の傍に寄り、そして見つめている僕に見せ付けるかのように、思いもよらぬ痴態を示し始めた。彼女のいる部屋のカーテンは開け放たれ、明かりが煌々とともされた隣家の窓から窓へと、彼女は移動する。その移動の度に閉められ、次の部屋へ移ると引き開けられるレースのカーテンが、はっきりと意思を示して僕を誘う。






 時折、僕の姿を確認するかのように視線を向けながらも、彼女はそ知らぬ顔で服を脱ぐ。窓に張り付き、高鳴る胸を押さえ、息を潜めて、猫のように闇を移動し、その姿を追い求める僕。震える指で双眼鏡を握り締め、露わにされる白いその肌が、濡れたように光を放つその様を、じっと見つめ続けた。






 僕が見つめ、彼女が見せつける。僕が仕掛けた行為だったのに、いつの間にか彼女が仕掛けた「げえむ」のように、僕は夜毎の覗き見の行為に囚われていた。明らかに、彼女は僕の存在を知っていた。挑発し、誘惑し、明かりに反射するレンズを見やってくる彼女のまなざし。
 誘うように、くねる身体。吐息をつく唇。脱ぎ捨てられる白い下着。僕は窓に張り付き彼女の姿を求める。僕がそこにいて、彼女がそれを挑発する。僕たちは、覗き、覗かれるその関係に没頭した。まったく一言も口をきかず、会ったことも無い男女が、二枚の硝子を隔ててのめり込む淫蕩な「げえむ」。






 ドアを開けて外へ走り出て、彼女の別荘のドアを激しく叩きたい。彼女をかき抱き、思いのたけをぶつけたい。何度もその衝動に捉われながらも、僕がそれをしなかったのは何故なのだったのだろうか。
 お互いに会った事が無い事が、お互いに何をしていると認めないことが、僕たちの危うい関係を、かろうじて支えているのだとなんとはなしに気がついていたからなのだろうか。






 一夜毎に強く、一夜毎に深く、僕たちはお互いの官能を高めていった。僕の視線は、彼女を淫らな遊びに熱中させた。おそらくは、幼い頃から厳しくしつけられ、お供無しには一歩も外に出してもらえないような人生を送ってきたであろう彼女の無言のお遊び。
 僕の妄想は、その彼女の熱い視線に絡めとられ、思い惑う。いつの間にか、彼女がそれ無しではいられなくなり、その首に繋がれたリードを持っているのは僕であるかのように・・・。






 彼女を縛りつけ、痛めつけ、自分だけのモノにしたい。いや、この夜毎の行為は、とうの昔に則を越え、この不義の関係はお互いの胸中を食い荒らしているのではないのか。愛おしいひと。僕だけの手の中で、痴態を晒す、慎ましいはずの女性。羞恥が溢れ零れ落ちる。桃色の吐息が見えるようであり、汗ばむ肌がうごめく様は、妖しい奇形の生き物のようにくねくねと悶え続けた。 その瞬間は、彼女は僕のモノであり、僕は彼女のモノだった。闇の中、夜の中、そうして僕らは「ひとつ」になった。触れ合うことも、確かめ合うことも無く、それでいて心の奥深くまで「ひとつ」に溶け合っていった。






 夏の終わり、高原の人々が地上へ降りて行く日。僕は彼女が定められた遥か年上の男の元に嫁いで行くこと聞いた。


萌ゆる 夏草 紫草の野辺 
流るる水は青き秋 月のかかりし藍は 夜空・・・
なべてゆかしきは春秋 歌に詠めるごとくあはれつのりて
羨ましや 我が心 夜昼君を離れぬ


Category: 物語
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    2007

08.03

髪の毛は性感帯


↓さらさらでいい香りの髪に・・・



 頬ずりしたいいい香りの髪を演出するヘアパフューム『ナデテシャボン』を使ってみました。シャンプーの後にタオルドライした髪につけるとサラサラする上にいい香りが・・・・。
 って、これ先日の「スローセックス実践入門」に「髪の毛は性感帯にひとつ」と書いてあった事にピンと来ちゃったからなんです。
 女性は腕や足はムダ毛処理しちゃってるから、あまり実感が無いかもしれませんが、産毛だけに触れるように肌には触れるか触れないかの距離ですすす・・・って何度も撫でられると、ぞくぞくして来ますよね。

 これが髪の毛でも起こるんですよね。いろんな事情で、ちょっとご無沙汰してる時なんかほんと直撃ですよ。念入りに髪の毛を撫でてもらって、それから額や頬や瞼に触れて・・・その手を首筋に滑らせて・・・。いきなり、押し倒したりせずに服を脱ぐ前にうーんと撫でてもらうの。

 しかし、率直には要求しにくい。(//∇//) このヘアパフュームはオレンジの香りが大好きなさやかにぴったりでは無いか。「ほら、これねぇ・・・。うーんとヾ(∂∇∂;) ヨシヨシしてもらうために、わざわざ買ったんだよー。」・・・辺りから責めるかな。
 男性諸君は、あれこれ策略を画策しなくてもいいの羨ましいなぁ。・・・・(--;)撫でてもらうの諦めて、相手の髪の毛を撫でるか。うん、だって、きっと男性も同じ様に感じるかもしれませんからね。



★ついでにご紹介★
この香りの場所にキスして・・・
→メイクラブリップ・バレンシアガール
夏に役立つステキな素足を作るアイテム
→すあしびじん
Category: リアルライフ
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