2006

01.31

恥ずかしいの 1

  みゆきが、入院して一週間がたった。命にかかわるほどの病気じゃないけど、しばらくは入院してないといけない。
 みゆきがいるのは、6人用の大部屋。真ん中のベッド。左右はみゆきよりももっと大人のお姉さん。反対側の入り口側のベッドは子供がいるお母さん。向かい側の真ん中は、みゆきより年下の女の子みほちゃん。そして一番窓側はみゆきの仲良しのさやかお姉さんのベッドだった。

 今日の回診の時に先生はみゆきのお腹を抑えて、首をかしげた。
「うーん、ちょっと張ってるかな。この間便通があったのはいつ?」
「先生、実は入院してからみゆきさんは一度もしてないんです。」
「そう、じゃ、今日は浣腸をしてもらってね。」
 みゆきはびっくりして、先生の顔と看護婦さんの顔を交互に見た。浣腸?そんなにあっさりと簡単に言わないで欲しい。みゆきは浣腸なんかしたことがない。便秘になったのも今度が初めてだ。ちょっとお腹が苦しいと思っていたけど、そのうちに出るだろうと、簡単に考えていた。先生はみゆきのびっくり顔をあっさりと無視して次のベッドに廻って行った。みゆきには、反論する余地も、何もなく・・・。

 「ふふふふ。みゆきちゃん浣腸は初めて?」
 先生が、部屋から出て行くと斜め向かいのベッドのさやかお姉さんが、聞いてくる。あん。やだ。そんなに大きな声で言わないで。みゆきは真っ赤になっていた。みんながこっちを見ている。みゆきは慌てて布団の中に潜った。心臓がドキドキして、不安だった。どうしよう。どうしよう。なんとかしないですませられないかしら。

 その時、さっきの看護婦さんが戻ってきた。銀色のトレイの上に大きな注射器の乗った嚢盆とおまるが乗っている。それを見てみゆきは、初めて事の重大さに気がついた。看護婦さんはサアッと周囲のカーテンを閉めて、サイドテーブルの引き出し式の台を出すとそこへ嚢盆を置いた。
「こ、ここでするんですか?」
 みゆきの声は思わず震えていた。看護婦さんはにっこりと笑った。
「四つんばいになってお尻を私のほうへ向けて・・・。」
 みゆきは血の気が引くのを感じた。嘘。嘘でしょ。全員女性とはいえ、部屋の中にはみゆき以外に5人の患者がいるのだ。看護婦の声ははっきりとしていて大きく、きっと筒抜けだ。体全体が恥ずかしさでかあっと熱くなり、次には顔がほてってくるのが分かった。
「さあ、早く。」

 看護婦は有無を言わさずにみゆきを引き起こした。みゆきはどこか逃げ出すところは無いかと左右を見廻したが、ぐるりはうす緑のカーテンがあるばかり。カーテンの向こう側ではひそとも音がしない。みんな、カーテンの中で何が行われているのか知っていて聞き耳を立てているのが明らかだった。
 嫌。こんなところで浣腸されるの嫌。心の中で必死に叫んでいたけど、看護婦さんのてきぱきと手際よくみゆきの姿勢をお尻をベッドの横へ向けて四つんばいにしてしまった。
 本当は、患者に羞恥心を与えないように横向き寝たままするのが普通なのだか、みゆきは浣腸については全く知識が無かった。自分のとらされている姿勢についても疑問の持ちようが無く、ただただ恥ずかしいばかりだった。看護婦さんは、両手でべろっと彼女のパジャマとショーツを引き剥くとあっという間に足から抜いてしまった。つまり、みゆきは下半身はすっぽんぽんにされてしまったのだ。


 みゆきちゃんの入院している部屋に一緒に入院したい人は手を挙げて!早い者勝ちなのだ。(*'‐'*) ウフフフ♪


続く
Category: 物語
Trackbacks(0) Comments(4) 

    2006

01.27

みほちゃん・8

「さやかお姉さん・・・これ、なあに?」
「ふふふ。みほちゃんに着せようと思ってアダルトマーケットで買って来ちった。」
「ええ~。みほ・・・ちょっと、これ、恥ずかしいかも。」
「でしょう?みほちゃんは、全裸生活が好きだから、かえって裸よりもこの方が恥ずかしいと思って、買ってきたの。いいでしょー。」
「・・・・・・。」
「ささ、早く着てみて。」
 みほちゃんは、部屋の端に置物のように立っている圭をチラッと恥ずかしそうに見た。まだ、そこにいつも圭がいることに慣れてないのだ。







 もぞもぞと圭に背中を向けて服を脱ぐみほちゃん。私は後ろからブラの紐を結ぶのを手伝ってあげた。
「お、お姉さん。これ、下着の役に立ってないんだけど。」
「ウンウン。それでいいの。これだとねぇ。ほら、後ろ向いて。」






「あ、やああぁ。」
「ほら、紐しかないでしょ。だから、スパンキングが自由自在!」
「お、お姉さん。みほ、恥ずかしい・・・。」
「でしょ?でしょ?(全く聞いていない。)じゃ、みほちゃん、次はこれをつけてっと・・・・。」
 私は、みほちゃんの首にリクエストされていた首輪を巻いてあげた。
「うん、似合う。似合う。バッチリ!じゃ、お散歩行こうね。四つんばいになって。」
「・・・外に、出るの?」






「そうそう。みほちゃんのご希望だったからね。」
「でも。さやかお姉さん。こんな格好でなんて・・・出られないよぉ。」
「でも、みほちゃんは、この格好でさやかに引き回して欲しかったんでしょ。で、みんなに見てもらうの。」
「そ、そうだけど・・・でもでも、おまわりさんに捕まっちゃうし・・・知らない他人に・・み、見られちゃうんだよ?」
「うん、でも、それがみほちゃんの夢なんでしょ?お散歩するのが。ほらほら、四つんばいになって。」

 みほちゃんは、玄関の前で四つんばいになってみたものの、さすがにそのまま外へ出る勇気がなくって、鎖を引っ張って後ずさりをする。恥ずかしいのか体がぱあっと赤くなってきた。私が、思いっきり鎖を引っ張って、外に連れ出そうとしたので、みほちゃんは半べそをかいていた。恥ずかしがってるみほちゃんはすごく可愛い。
「お姉さん。いやいや。お外に行くのはいやあ。」
「うーん。恥ずかしいの?」
 みほちゃんは涙の溜まった目で見上げながらこっくりとうなずいた。
「そうかー。でも、恥ずかしいことを無理やりやらせるのがさやかのSたる所以だよね。うふふ。」
「え?」

 あっという間にさやかはみほちゃんを玄関の外に引きずり出して、置き去りにしたままドアを閉めちゃった。ドアの中には、鎖の先の皮バンドだけが残っている。そのため、みほちゃんはドアの前を動けない。どこにも身を隠すこともできない。外は夜だけど、玄関の上には外灯が明るく玄関を照らしているのだ。
「あ・・・・お、お姉さん。いや。開けて。」
「うん、もうちょっとね。」
「ひ、人が来ちゃう・・・お姉さん・・お願い。」
「そうね。もうちょっとね。」
 コツコツコツと靴音が近づいてくる。みほちゃんは予想もしない展開に飛び上がった。
「い、いやあ。誰か来る。お姉さんいや。開けて。」
「だめ。もうちょっとね。」
 玄関の横の覗き窓から見ていると、みほちゃんは玄関のドアにぺったりと張り付いてうずくまっている。よつんばいのまま、できるだけ体を隠そうとして必死に丸まってるんだけど、そのせいで門に向かって可愛いお尻を突き出した格好になって、一番恥ずかしい部分は全部丸見えになってしまってるんじゃないかと思われた。
「みほちゃん、門から来る人にあそこが見えちゃうよ。」
「・・ひぇ?」
 笛を吹くときのように、みほちゃんが息を吸い込む声が聞こえる。ぴょんと跳ね起きたみほちゃんは、どこかに隠れられないかと左右を見回すけどどうしょうもない・・・。靴音が止まる。立っているのは男だ。門のところからじっとこっちを見ている。みほちゃんの白々と浮き出たほとんど裸同然の体を・・・。
「あああ・・・。お姉さん。お姉さん。」
 みほちゃんがドアにしがみついてノブをガチャガチャと回す。門がぎいっと開く音がした。男が入ってこようとしてるのだ。
「いや。いや。助けて。助けて。」
 その瞬間、私はドアを開けて、みほちゃんの体をドアの中に引きずり込んだ。門のほうをチラッと見ると、そこに立っていた圭がにやりと笑うのが見えた。圭は、勝手口から出て玄関の方へ廻るように言いつけられていたのだ。みほちゃんは、私の膝の辺りにしがみついてひっくひっくと泣いている。
「よしよし、みほちゃん。よくがんばったね。今日はご褒美にいっぱいお尻を叩いたげる。」
「え?」
 みほちゃんは泣きながらさやかを見上げて、不思議そうに首をかしげた。うん。もちろんお仕置きのときもお尻を叩くんだけどね。


 さやかが、ブログサーバーのアクシデントでオロオロ(・_・;))((;・_・)オロオロしている間にみほちゃんのブログは、あっと今の40000ヒット!お祝いが間に合わないぞォ。さやか、く( ̄△ ̄)ノガンバレェェェ!!!
というわけで、みほちゃん40000ヒットおめでとうヾ(@^▽^@)ノ

Category: 物語
Trackbacks(0) Comments(9) 

    2006

01.25

藍川京

 女性の皆様。レジに持っていっても恥ずかしくないSM小説「藍川京」です。福岡女子高等学校卒業。田端信氏主催の現代文芸に所属後、1989年、マドンナメイトよりデビュー。ハードなSMから、しっとりした性愛小説、サスペンス官能、エッセイまで幅広く手がけてらっしゃる作家です。
 藍川先生の本は他の作家に比べると表紙がさりげないものが多かったんですけど、幻冬舎アウトロー文庫は、文庫という特徴も影響してほんとにほんとに買いやすいです!
 さやかは、千草忠夫育ちですけど、最近は、藍川京先生の本を買うことが多いです。女性が書いてるせいか、切なさや恥ずかしさがうまく表現されているだけでなく、女性蔑視の表現が少なくって、抵抗を感じないでその世界に入っていけます。ぜひ、一度本屋で手にとって見てください。これなら、立ち読みもOKですよ。


夜の指―人形の家〈1〉
閉じている膝―人形の家〈2〉
紅い花―人形の家〈3〉
十九歳―人形の家〈4〉
幻冬舎アウトロー文庫 藍川 京(著)




 母を亡くした高校生の小夜を、養女として引き取った高名な人形作家・柳瀬彩継。彩継には、女の秘部や恥毛まで丹念に創った生々しい“生き人形”作家・鳴海麗児という別の顔があった。「小夜に触れ、生き人形を創りたい…」同じ家に暮らしながら養父の顔しかできぬ彩継は、隣室から覗き穴で小夜の部屋をうかがうが、やがて堪えきれなくなった。

「いや…」かそけき声で小夜が言ったとき、彩継は意外だった。最初こそ全身で拒んでいた小夜だが、いつしか養父となった自分の愛撫を待っている。もう、どんな男にも渡せない…。彩継の指や口を使った「検査」は夜ごとエスカレートしていく。人形のように翻弄され妖しく揺さぶられる小夜の前に、彼女を慕う血のつながらない兄・瑛介が現れた。

 自分をかばって暴漢に刺された瑛介に小夜はさらに思いを募らせた。それを知った彩継の嫉妬と執着は夜ごと激しさを増す。「私がおまえの最初の男になろう」板戸を閉めた薄暗い蔵の中、目だけをギラつかせ、ついに彩継は言った。本気だ。小夜は後じさった。抱かれるわけにはいかない。「お養父さまが私に触れたら、その瞬間、舌を噛んで死にます」。

 三年が経った。あれ以来、彩継は二度と小夜を抱いていない。耐えに耐えた。漫然と男女の結合を続けるのが惜しかったからだ。二十歳になったら最高の女にしてやる、それまで、あと半年。自分の愛撫に身悶えする小夜はいっそう妖しく美しかった。もう誰も触れてはならぬ女だ―。しかし小夜の本当の魔性を知らないのは、彩継のほうだった…。「BOOK」データベースより


Category: 読書が好き
Trackbacks(0) Comments(2) 

    2006

01.21

可愛いせつな♪

 ブログサーバーがとんじゃって、ブログデータが無くなっちゃって、悲しかったり、大変だったりしたけど、いいことがひとつだけありました。それは、FC2に、避難生活をしていたとき「せつなちゃん」が遊びに来てくれたこと。せつなちゃんのブログはpingも送らないでリンクも張らないで、鎖国してたんでだーれも知らなかったの。さやかのDTIに遊びに来てくれてたらしいんだけど、コメントがないと見に来てくれる人が誰だかわからないでしょ。でもでも、同じブログを使ってると、「履歴を残さない」にしとかないと、足跡が残るので、相手のブログに遊びに行けるのです。さやかは、せつなちゃんが「えすえむとすぱんきんぐ」へ遊びに来てくれた履歴をたどって彼女のブログに行き着いたのです。
 そこは、すごーくセンスがよくって「やさしいranさん」と「可愛いせつなちゃん」のラブラブなブログで、さやかはいっぺんでとりこになってしまったのでした。そして、こんなににステキなブログなのに他にコメントが無い事を不思議に思いながらも・・・ 
ヽ(〃 ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄)┌θ ぺしっ♪
 そしたら、せつなちゃんは、さやかの黒船の無理難題にも喜んでくれて、鎖国を解いて、さやかのブログをリンクに入れてくれたのです。もし、FC2にブログを作らなかったらさやかは、一生せつなちゃんと会えなかったのでした。めでたし。めでたし。

 しかも、さやかはせつなちゃんがあんまり可愛いのですっかり妄想がもくもくもくもく・・・・で、今日はそんなさやかの妄想であります。o(^0^o)o(^-^)o(o^0^)o いえぇぇい♪世のお嬢さんたち、相手が同じ同性だからと安心してはいけません。世の中には、こうやって、好き勝手に妄想を膨らませちゃう、エッチな女の子もいるんですから(*^-゜)⌒☆



 おいしいご飯食べてレストランの外に出たら、ちょっと寒くってぶるぶるって震えちゃった。ちょっぴりお酒が入っていたから公園を廻って帰ることに。公園の中のひときわ街灯が明るいところにベンチが合って、その前に来たとたんにranさんが、ポケットから・・・ちっちゃなパドルを取り出した。



 それは皮で出来ていてさきっちょが14センチくらいで、ranさんのコートのポケットから何気なくさりげなく現れて・・・びっくりしているせつなを見て、ranさんはにっこり笑った。
「せつな、お仕置きしてあげるよ。」
 えええええ。ここで?外だよ。外。しかもこんなさえぎるものも無い場所で、しかも街灯の真下で、丸見えじゃないですか。ranさん、まさか本気じゃないでしょ。冗談でしょ。
「だって、せつながこういうシチエーションが好きだって言うから。」
そう言いながらranさんは、パドルをポケットに戻して代わりにハンカチを取り出すと、せつなの両手首を揃えてキュってくくった。その上、黒い目隠しなんか取り出して、せつなを身体ごとくるっと回すとあっという間に目隠しもキュキュキュって。せつなは、びっくりしていたから、何にも抵抗できなくってあっという間にベンチに座ったranさんの膝の上にうつぶせにされちゃった。
 そこで、はじめてせつなはranさんが、本気だってことに気がついて、場所が場所だけに、もう恥ずかしくって必死に起き上がろうとするんだけど、手首はくくられちゃってるし、ranさんの左腕がせつなの背中に乗って押さえつけてるから起き上がれないの。足をバタバタさせようとしたら、ranさんたらすごく手際よく(足際よく?)右足でせつなの膝の後ろ辺りを囲い込むように押さえつけちゃって、だから、せつなはもう逃げられなくなっちゃった。
 しかも、ranさんたら、せつなのスカートをあっという間にめくり上げて、ストッキングもパンティもさっさと引き摺り下ろしてお尻をむき出しにしちゃったの。外だよ。外。誰が通るか分からない公園のベンチの上で、むき出しのお尻を街灯にさらしてるせつな。あまりのことに死にそうなくらい恥ずかしくって。半泣きに、なった声で「ranさあん。いや。いや。恥ずかしいっ。」

 なのに、ranさんたら
「せつな。すごく可愛いよ。」
ああ。もう、せつなそれだけで「じーん。」って来ちゃった。そこで、ranさんは再びさっきのパドルをポケットからもぞもぞと取り出して・・・・。
「行くよ。せつな。」
 バッチイン!バッチイイン!バッチン!
ちっちゃくって。かわいくって。ranさんのコートにに入る位のパドルなのにすごく痛いの。痛い。痛い。痛ーい。やめて。やめて。ranさんやめてー。
「せつな。誰か来た。」
え?え?せつなはびっくりして、すごーく恥ずかしくって起き上がろうとしたけど、ranさんの腕と足にしっかり囲い込まれててて、起き上がれないの。
「やだ。ranさんやだ。やめて。起こして。」
「だめ。せつなの恥ずかしいとこ見てもらわないと。そのためにこんなところでお尻叩いてるんだから。」
「え?そんな。いや。いや。ranさん、やめて。見られちゃうの。やぁ。」
でも、ranさんは腕も足も解いてくれないの。辺りはしーんとして、せつなは、もうもう恥ずかしくって。こんな公園でお尻をむき出しにしてお仕置きされてるせつなを知らない人に見られちゃってると思うとものすごく恥ずかしくって。身体全体がかあああって熱くなって・・・。
「いい?せつな。叩くとこ見てもらおうね。」
いやいやいやいやいやいや。ranさんいや。恥ずかしい。いや。恥ずかしい。

バッチン!ああ。いや。見ないで。見ないで。恥ずかしい。痛い。
バッチン!いたああいい。いや。みちゃいや。見ないで。見ないで。
バッチイイン!ひいぃぃい。痛あああいい。いや。ranさん。いじわる。いじわる。
バッチイインッ!痛い。痛い。ああああ。いや。見ちゃいや。恥ずかしいよう。
もう、せつな。泣いちゃう。泣いちゃう。ほんとに泣いちゃうんだから。
バッチイイン!痛ーい。痛い。痛い。ああああ。ごめんなさい。ごめんなさい。いい子になります。許して。

 ようやく、ranさんがパンティとストッキングを引き上げてせつなを抱き起こしてくれた。せつなはもう恥ずかしくて痛くてひっくひっく泣いちゃってた。ranさんがせつなを膝の上に座らせてハンカチと目隠しを取ってくれて、髪の毛を撫でながら泣いてるせつなを揺すってくれる。何だか、すごく安心して、ひっくひっくとしゃくりあげながら、ranさんにしがみついてた。やっと、しゃくりあがってくるのが止まって辺りを見回すと、しんとしてだあれもいない。
「ranさん?見てた人は?」
「ああ、あれは嘘。」
「え?」
「目隠ししたから、せつなにはわからないと思って。」
ranさんは、にっこりして、真っ赤なせつなの顔を覗き込んでくる。
「僕が、大事なせつなの可愛いお尻を他の人に見せたりすると思ったの?」

え!う・そ?全部うそ!?誰もいなかったの?ranさんのお芝居だったの?ひどい。ひどい。すごく恥ずかしかったのに。恥ずかしくって死んじゃうかと思ったのに。ranさんのうそつきー。ひどーい。せつなは笑ってるranさんをポカポカと叩いてやった。ranさんは暴れるせつなを最後はギュッと抱きしめて耳元で囁いた。
「せつな。大好きだよ。」



↓ほんとの可愛いせつなちゃんに会いたい人はここから。でも、さやかのせつなちゃんだから、取っちゃだめだよー。
Lait pour le corps

Category: 物語
Trackbacks(0) Comments(5) 

    2006

01.05

みほちゃん7

 窓の外には、きっちりと手入れされたフランス式庭園が拡がっている。ぼんやりとしていると、人が入ってくる気配がした。
「ようこそ、おいでくださいました。」
ばかていねいなしゃべり方をするここのマネージャーの柚木は、30歳くらいだろうか。こんな秘密クラブのような場所のマネジャーをしているだけあって、口だけは堅い。
「先日は、よいお方をご紹介いただきましてありがとうございました。オブジェ役のお嬢様は、みなさまに大変評判がよろしかったのですよ。」
私は気のないそぶりでうなずいた。頭の中ではみほちゃんにおねだりされたお仕置きをどうしようか、悩んでいた。
「ね。柚木。みほちゃんをここへ連れて来てもいいかしら。」
柚木は眉だけで返事をした。だんな様はご承知でしょうか。という事だ。柚木のいうだんな様というのは、この秘密クラブのオーナーで私の生活全般を面倒見てくれている男のことだ。
「まだ、彼には話してないのよ。最近忙しいのか、ちっとも連絡をよこさないんだもの。」
私は、また、窓の外へ視線をさまよわせた。正確には、連絡してこないわけではない。連絡はうるさい位来ているのだが、アメリカの仕事が忙しくてちっとも日本に帰ってくる暇がないだけなのだ。みほちゃんのことも、一応報告をしてある。でも、大して、いい返事をもらっていない。まず、第一に私が自分だけの下僕を育てたことが無いこと。いつも連れてくるのは主もちの預かり物。しかも、今回のみほちゃんにいたっては、主というほどの確固たる主も持って無く、秩序だった○教も受けていない。ただ、父親とSMの主従関係のまねごとの状態にあるというだけだ。それに困ったことに未成年なのだ。「しつけ」以外のことをするな。と釘を刺されている。
もちろん、それは、仕方が無いことなのだろう。このクラブに来る人間には未成年はいない。そして、身元も確かな社会的地位のある人間ばかりだ。だから、もしみほちゃんをここに連れて来るのなら、みほちゃんのお父さんがこのクラブの会員にならないといけない。今のままでは、フランツもうんと言わない。

「こういたしましょう。敷地の外に私の私邸がございます。みほさまは、そちらのほうへお連れください。一通りの設備は整っております。
「柚木さんも、付き合ってくれる?」
「いえ、私は・・・。」
「だれか、ギャラリーが必要なんだけど。」
「では、助手を一人お連れください。私の弟が去年から、勉強させていただいてますので。」
「分かったわ。明日連れてくるから。弟さんに伝えておいてね。」
柚木は、黙って頭を下げた。

 翌日、みほちゃんを連れて、柚木の私邸とやらにやってきた私は、正直、玄関に出てきた柚木の弟にあきれた。どう見ても、高校生にしか見えない。
「兄に言われてお待ちしておりました。圭といいます。今、飲み物をお持ちします。」
 みほちゃんは、私邸とは思えない広い家にビックリした様子で、迎えに出たかっこいい男の子にもちょっと嬉しそうにしている。邸内は、シンプルだけどホテルのようにきちんと整えられた作りだった。だが、見るものが見れば、あちらこちらに不審な作りの柱や梁や滑車が作りつけられている。私は居間の飾り棚を開けた。扉の中にはありとあらゆる種類の鞭が、整然と並べられていた。
「みほちゃん、お仕置きするから服を脱いで。」
「え?さっきの男の子は・・?」
「あれは、使用人。気にしなくていいから。」
大いに気にするだろう。始めて訪ねた家の中でいきなり服を脱いでお仕置きされるとは、どんな気分なのか。
しかも、明らかに同年代と思われる男性がいる場所でだ。みほちゃんは、恥ずかしそうに服を脱ぎだした。上着、ブラウス。スカート・・・ブラジャー。そこで、ためらってドアのほうをちらりと見るが、もぞもぞとパンティも脱いで全裸になった。
「じゃ、その椅子に座って。」
立派過ぎるほどの肘掛が付いた黒い革張りの椅子に、みほちゃんはちょこんと腰掛けて不安そうだ。
ノックの音がして、お茶のワゴンを押して圭が入ってきた。みほちゃんは、椅子の中へ小さくなって沈み込んでいる。なにしろ、何も着ていないのだから、どんな顔をしていいのかもわからないのだ。
「さやかさん。紅茶にミルクを入れますか。」
「お願い。」
何も起こってないかのように、お茶の準備をする圭に、みほちゃんは赤い顔をちらちらと向けていた。
「みほちゃん。両足を肘掛に上げて。」
みほちゃんは、一瞬ビックリしたようにぽかんと口を開けた。この、今日会ったばかりの男の子の前でする格好ではない。でも、お仕置きを受けに来ているみほちゃんには、逆らう権利が無いのだった。まず、そろそろと右足を持ち上げて、肘掛の上に掛けた。まだ、足はぴったりと閉じられている。圭は、まったくみほちゃんのほうを見ないで、私のそばにお茶を置き、部屋の隅に控えている。その隅はみほちゃんの正面だ。みほちゃんは右足を肘掛に乗せて、反対の足をぴったりとその右足にくっつけて膝をだくようにして真っ赤な顔をしてぶるぶると震えていた。
「みほちゃん。」
ビクッと、みほちゃんが、跳ねる。主人の役目をしている人間には絶対服従しなければならないってことは、ここに来る前に言い聞かされている。だから、みほちゃんには、逆らったり、文句を言ったり、出来ないと断ったりすることは許されていないのだ。みほちゃんは、半泣きのべそを書いたような顔を精一杯、右にねじったまま、そろそろと足を開き始めた。ちらっと圭のほうを見るとまったく平静な顔で、みほちゃんの開いていく足をじっと見つめている。
「ああ。」みほちゃんは、赤い顔を、ゆらゆらと振りながら、左足を、右手と左手でひっぱりあげるようにして
肘掛に掛けた。ぱっくりと開いた足の間からは、まだ、閉じている慎ましい花が開いている。
「圭。どう?みほちゃんのヴァギナ。」
「きれいですね。」
みほちゃんは、いやっいやっと、小さな声を出しながら首を激しく振っている。私は立ち上がり、非常に房の数が多い「Rubber Whip」と呼ばれるラッテクスのゴムの鞭を取り上げた。
「みほちゃん、約束どおり、みほちゃんのお仕置きしてあげる。右手で右足首を左手で左足首を握って、いいって言うまで、絶対に離しちゃだめよ。」
みほちゃんは、あごを突き上げてこくこくとうなずいた。私はまずゴムの房を彼女の身体の上に傾けて、細いゴムの先で、彼女の身体全体を撫で回した。
「ど、どこを叩くの?」
みほちゃんの声は、昂奮で上ずって震えている。
「胸、お腹、足。そして、ヴァギナも。」
「あ、ひどくしないで・・・。」
「ひどくして欲しがったのは誰?」
私は、軽く彼女の身体をはたき始めた。ゴムの先を使って、官能を刺激するように細かく叩く。みほちゃんの身体がぼうっとピンク色になっていく。息が段々と速くなり緊張していた身体もリラックスしてくる。私はみほちゃんの油断を狙って、思いっきり鞭を叩き付けた。
「ひいいいぃぃ一。」
鞭は、彼女の下腹から、一番敏感なところを通ってお尻の方まで当たったようだ。身体のその位置が、真っ赤になっている。反射的に足を閉じ、身体を丸めて、椅子のくぼみに後ずさろうとする。
「みほちゃん、だれが姿勢を崩してもいいって言ったの?」
「あ・・あ・・。」
みほちゃんは涙目になって、視線をさまよわせる。すると、彼女を覗き込んでいる。若い男の視線にぶつかった。全部見られなきゃいけない。足を開くところも、そこを叩かれるところも、そして、痛がって泣いてしまうところも。急激に恥ずかしさが湧き上がってきた。
「みほちゃん。」
目をつぶって、思い切って足を開く。肘掛にひざを乗せる。足首をつかむ。震えている。怖いのか。それとも恥ずかしい?私は、さっきよりも強く、一定の力で彼女の身体全体を舐めるように打って行った。5分もしないうちに、みほちゃんの胸からお腹から足から真っ赤になっいた。打つほどに痛みが強くなってくるのか、じっとしていることもできずに、くねくねともがいた。私は、鞭を変える事にした。九尾の鞭と日本では言うことが多い。しかし、私の選んだバラ鞭は九尾どころか倍以上の房が付いている。本皮で出来ていて重くしなり、湿ったような重い音を立てる。バラ鞭で打ち始めると、みほちゃんの様子が明らかに変わってくる。
「い、イタ。痛い。」
打たれるたびにお腹を突き上げ、お尻をくねらせる。特に、ヴァギナを叩かれると甲高い悲鳴を上げてぼろぼろと泣いた。私は、みほちゃんの涙に答えるべく、ねんいりにそこを叩いた。
「痛い。痛い。お姉さん。許して。もうダメ。痛い。」
みほちゃんの声はすっかり泣き声になっていた。
「どう?圭。」
「いいですね。泣き方もいろっぽくて。そそられますよ。」
「じゃ、縄掛けて。」
え?と、いう様にみほちゃんが涙で腫れ上がった目をもたげた時には、圭の手で膝の上と下に縄が掛けられ、みほちゃんの足は、肘掛から降ろすことが出来なくなっていた。びっくりして暴れるみほちゃんの両手もあっというまに縛られて首の後ろに回されて止められてしまった。
私は、新しい乗馬鞭を取り上げた。みほちゃんは、脅えた目でその鞭をむさぼるように見ている。
私はみほちゃんの背中側に周り、乗馬鞭を彼女の赤く細かい縞模様が浮き出てきている内腿のところに乗せた。
「ひ・・・。」
「みほちゃん、内腿を打つからね。右を10回。左を10回。打たれる間は目を上げて圭を見て。」
嫌々。みほちゃんは泣きながら、首を振る。圭は、みほちゃんのどうにかしてこれから始まる折檻から逃れようとする内腿の絶望的なのたうちを見つめていた。ピシリ!最初は軽く、それから段々に強く。時には、皮膚が裂けるのではないかと思わせるほど強く。そしてその次は弱く。みほちゃんは、痛みに泣き喚いた。
「痛い。痛い。さやかお姉さん、もう許して!痛いよう!我慢できない。我慢できないの。」
私は、みほちゃんの悲しそうな泣き声をまったく省みずに左右あわせて20回をしっかりと打ち終えた。打ち終わっても彼女は泣き止まず、随分と長い間しゃくりあげていた。

 いましめを解くと圭は、みほちゃんをシャワーに連れて行った。泣き顔も洗わせた。鞭打ちに耐えた後の女性は皮を一枚むいたのかというほどに美しくなる。バスローブを着て戻ってきたみほちゃんに熱いレモネードを飲ませながら、私は圭に尋ねた。
「ねえ。今日の鞭打ちって、かなり激しく叩かれたことになるかしら。」
「いえ。まだまだ、手加減なさってたでしょう。」
私はため息を付いた。みほちゃんのご希望の「かなり激しく叩かれたい。」のためには、もう少し頑張らないといけないらしい。
「じゃあ、今度は吊るして。」
みほちゃんは、まだ、叩かれると思っていなかったのだろう。今度は本気で逆らった。握られた腕を必死に引き、暴れた。しかし、圭も慣れた物で、ちょいちょいと身体の急所を押さえつけるようにして彼女を吊るしてしまった。
足が床に着かないくらいに滑車を巻き上げる。
「お姉さん。許して。許して。もう、絶対に嘘つきません。だから、もう、許して。お願い。怖い。怖い。」
みほちゃんは、宙に浮いた足をバタバタと泳がせていたが、一本鞭が出てきたのを見て真っ青になってしまった。
「圭、私一本鞭は、慣れてないのよね。怪我させるといけないから。あんた打ってくれる。」
「いいですよ。どれくらい。打ちますか。」
「いけるまで」

「いやあああ!それでぶつのいやあ!そんなの我慢できない。出来ないよう!」
首を必死に振りばたぐるう彼女の足へ、圭の振るう一本鞭が炸裂した。
「ひああああああ!」
みほちゃんは、びくんびくんと引き付けるばかりだ。
圭は、うまい。高校生とは思えない。決してやわらかいところへはあてないよう、ちゃんと加減して打っている。しかし、6発目辺りから、みほちゃんの声に張りが無くなって来た。圭は、私のほうを見て、私がうなずくと思いっきり鞭を振りかぶった。
「ラストです。」
ばっしぃいいいいいい!一本鞭、本来の動きを生かした、渾身の一発だった。くるくると身体に巻きつき最後のやわらかな穂先が、彼女の足の付け根に痛烈に食い込んだ。みほちゃんは、絶叫した。ぱくぱくと空気を求めるようにあえいでいる。圭は、彼女の足元に肘掛け椅子を送り込みあっという間に、彼女をおろして椅子に横たえた。ぬれたタオルで顔を拭いてあげると、ほとんど失神していたみほちゃんは、ようやく顔をあげて・・・・にっこりと笑った。
「気持ちよかった?」
「うん。最後のがね。」
私は、彼女にリクエストされている胸やラビアにピアスや錘を着けたり、首輪にリードを付けて外を引き回したりすることを考えると頭が痛かった。そこまでやると、彼女はもう、普通の世界に戻ってこれないかもしれない。きちんと彼女の人生を引き受ける主人を見つけないといけない。・・・でも、今は・・・・まだいいか。もう少しなら。

 みほちゃん、20000ヒットおめでとう。前回約束していたお仕置きをプレゼントするね。ヾ(@^▽^@)ノ


Category: 物語
Trackbacks(0) Comments(0) 
 |TOP