2005

11.29

いきたい・・

 ・・・・いきたい。思わず熱い吐息がもれた。
 ぬらぬらとローションで光る手が、僕のペニスをくるみこんで・・・ゆっくりと上下している。ベッドの上下に取り付けられたパイプの拘 束具につながれた僕は、手足を張り拡げられて身体を引き伸ばされているため、抵抗できない。
 一定の速さ。一定の速度。一定の強さ。それでも、僕の中の快感が少しづつせりあがってくる。ぶるっと背筋が震える。短くしか息が継げない。はっ、はっ、はっと空気を求めてあえぐ。どうにかして。どうにかして。でも、手の動きは変わらない。ガチャ。思わず腰をひねって腕を引いたので拘 束具が音を立てた。手は、根元まで降りて止まった。・・・あ。意地悪しないで。止めないで。身もだえしたいような焦燥感。ペニスがびくんびくんと跳ねて自らの意思を主張する。また、手がゆっくりと動き始める。また、ゆるい快感がせりあがってくる。じらされてさっきよりも速く。あああ。お願い。もう・・・・。う。う。・・・うん。来る。僕はそれを求めてあえぐ。もう、少しで届ききそうだ。
「いっちゃためだよ。我慢して。」
 来ると同時に、手が離れた。ああああ!僕はお腹に力を入れる。必死になってそれを押し留める。ぎゅっと目を閉じて身体全体を丸めるように引き絞る。快感が身体の中心を突き上げてくる。欲しい。でも、許されない。全身に汗がどっと吹き出る。あごを突き上げて身体全体でそれを押し留めた。

 空白の一瞬。すぐに手の動きが再開される。さっきと同じように、一定の速さ、一定の速度、一定の強さで。生理的な涙が沸いてくる。じっとしていられないで、腕を引く。足も・・・。拘 束具がガチャガチャと鳴る。辛い。さっきよりも速く、さっきよりも大きい波がせり上がってくる。首を必死に振った。
 あ・・・。あ・・・。あ・・・。だめ。だめ。来ちゃう。離して。来ちゃう。一瞬、もうだめかと思うほど、波の上に乗った後も刺激が加えられ続ける。そして、手が離される。ひいッ。喉が鳴ってしまう。空気をもとめてあえぐ。体中の力を其処に込めて押し留める。苦痛に近い快感が身体を走りぬけ、火花が散る。

 はっ。大きく息を吸い込む間もなく、また手が絡みついてくる。ああ。僕はのけぞる。もう、だめ。いかせて。お願いだよ。辛い。我慢できないんだ。泣きながら懇願する。許して。許して。いかせて。お願いだから。でも、手は無情に動き続ける。そして、また波が高まってきそうになったとき、細い紐がくるくると巻きつけられてぎゅうっと結ばれてしまった。

 え?・・嘘でしょ。そんな。そんな。手がゆっくりと離れて行き、僕はそのまま取り残される。波が寄せあがってくる場所に。ペニスはまだ、びくん、びくんと跳ねている。あああ。僕はまた、首を振る。辛い。なんとか気をそらして自分を取り戻そうとする。でも、だめ。欲しい。透明な滴が盛り上がってきては流れ落ちる。物欲しく腰がもたがりそうになる。意思の力を総動員して、それを抑えようとする。足の指が無意識にくの字に折れ曲がってる。掻痒感がかけめぐり、体中がじっとしていることに抵抗している。
 人差し指がじわりと僕のペニスの頭に乗せられる。そして、じれったいほどゆっくりと円を描き始める。やめて。膝を引き付けて腕を引き付けて耐えるしかない。辛くて涙があふれてくる。欲しい。欲しい。あああ!いつまで我慢すればいいの。いつまで耐えればいいの。意志の力を裏切って腰が刺激を求めて持ち上がる。人差し指が、逃げていく。気が狂ったように首を振る。嫌だ。お願いだから。でも、元の姿勢に戻ってじっと動きを止めるまで指は戻ってこない。夜の中・・いつまでも、いつまでも・・僕はのたうち続ける。


↓思いのほかM男性もしくはS女性の方のコメントが多かったので(〃▽〃)
 禁断の「Men In Pain.com」をご紹介します。ノーマルな方にはショックが強いのでご注意ください。
 クリックするとサイトに行けます。

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    2005

11.23

アンライスの眠り姫

「脚を少し開き、地面に踏ん張るようにして立つんだ」王子が命じた。パドルの打擲を受けても耐えられるように」
 眠り姫は泣き叫びたかった。硬く唇を噛んではいても、もれ出るむせび泣きは、彼女の耳にひどく大きく響いた。
「眠り姫よ、眠り姫よ」王子は歌うように言った。「本当にわたしを歓ばせたいと思っているのかい?」
「はい、王子様」彼女は泣きながら答えた。必死にこらえたが、唇のわななきは止めようがなかった。

 次の瞬間、彼女は最初の一撃が炸裂するのを感じた。すでに熱くひりひり燃えている皮膚に、突き刺さるような痛みが爆発したかのようだった。次の一撃は彼女が耐えられると思うよりも早く来た。そして三発、四発、ついに耐え切れず彼女は泣きわめいた。。

 




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以前ちょっと触れた、二つ折りにされて吊るされ、さらしものにされるシーンが出てくる小説「眠り姫」をご紹介します。
「眠り姫」
1、眠り姫、官能の旅立ち
2、眠り姫。、歓喜する魂
3、至上の愛へ、眠り姫

 映画「インタビューウィズヴァンパイア」の原作者で、ヴァンパイアクロニクルズシリーズで世界的に人気の高いアンライスが「自分が読みたいと思うエロティックな本がなかったから書いてみた。」というエロティカ三部作です。アンライスのフアンの期待の嵐の中刊行され、後に「エロくない。」として、ずいぶん酷評されました。

 物語は、眠り姫が王子に助け出される所から始まります。しかし、この王子様はサディストの王家が近隣諸国の王子や王女を○隷として預かるという、大SMハーレムを持っている王国の王子だったのです。眠り姫はこの王子にその国へ連れて行かれ○教を受けます。
 しかし、眠り姫は王子の予想を越えて開花し、自ら反抗による懲罰を受けて村へ○隷として送られる道を選びます。しかも最後はスルタンの国へさらわれて行き更なるマゾヒストとしての成長を遂げるでした。

 ・・・なぜ、この作品が日本のアンのファンである少女達に受け入れられなかったのか?まず全員が常に裸で生活していることが、退廃美を期待していたアンのファンにとっては、肩透かしだったのでしょう。それから、パドルによるスパンキングが追い討ちをかけました。「いつもお尻を赤くしているヒーロー、ヒロインなんて幻滅よ。」というわけです。
 それから、ハーレム集められた王子達のマゾ&ホモぶりが、あまりにもあっけらかとんあたりまえのように書かれ、ゲイならいいけどホモは嫌という乙女の感覚を直撃!そして、ダメ押しが公開懲罰や下僕の共有や馬車馬としての生活等・・。羞恥心のないポルノとして、ちっとも「エロくない。」という酷評を招くことに・・・。

 アメリカではこの作品はヴァンパイアクロニクルズを上回る人気となっています。私もアメリカのサイトのサンプルを拾いに行くとあまりにも羞恥心のないあっけらかんとしたポルノにげんなりとすることもしばしば。こういうところには、国民性が強く現れているのではないでしょうか。

 さて、ここに「経験のないことは想像できない事に気がつかない」という事実があります。マゾヒストとしての感覚。サディストとしての感覚。そして、一般常識と自分の体や心が感じる快感との乖離ゆえの葛藤。そういう事を知っている人間が読んだときに、この小説はまったくべつの姿を表してきます。 

 もしあなたが、永い眠りから覚めたとたんに、今までの美しい服を着て国でただひとりの大切な姫としての生活を捨て、衆人環視の中に裸をさらすように言われたら?胸を張り、手を首の後ろで組んで性器や胸を隠してはいけないと言われたら?主人を喜ばせるために、見知らぬ村人の前で床を這い、パドルで打たれ泣き喚き、思わず開いてしまった脚の間や赤く傷ついたお尻をさらすように求められたら?脚の間の欲望を主人が求めるとき以外はけっして満たしてはならないと言われたら?そしてそういう辱めや苦痛や屈辱をそのようには感じないで、主人を喜ばせることが至上の喜びと思うように命じられたら?


 眠り姫は自分の置かれた状況を考え、とてつもない震えが体を走り抜けるのを感じていた。こんな風に手足を大の字に広げられ、すべての人々に余すところなく見えるように_しかも望みさえすれば彼女の顔まで展示されていることを思い、むせび泣きを押さえるために必死に唇を噛んでいなければ鳴らなかった。彼女の髪ですら顔の両側に長く流れ落ち、体のいかなる部分をも隠す助けになってくれなかった。
「哀れな、いたいけな娘よ」灰色の髪の男が囁いた。「お前はたいそう脅えているが。そんなことをしても意味はない」その声にはわずかながらも温かみが感じられた。「そもそも恐怖とはいったい何だろう?それはおまえ自身のためらいがもたらすものなのだ。お前はなおも抵抗する方法は、逃れるすべはないかと探している。そんなものはありはしない。だからそのように手足をこわばらせてはいけない。そんなことをしても無駄だ]



 もし、あなたが、強くゆるぎなく支配され命令されたいと思っている時に、主人が恋や傲慢さにくらまされて、それを成し遂げられなかったら?支配される喜びと支配する喜びが交錯して、自分がいたぶっている○隷の感じている喜びに嫉妬を感じたら?無理やりに押し付けられた○隷としての生活を突然に「今日で終わり、また、元のお姫様に戻りなさい」と、言われたら?
 さあ、本屋へ行ってこれらのいろいろな疑問に眠り姫の登場人物たちがどういう答えをだすのか、ぜひ読んでみてくださいね。


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    2005

11.22

拘束少女保護区

 ミチミチしてしまうような全身タイツとか全頭マスクとか開口ギャグとか・・・そんな世界を覗いたことがありますか。○束という言葉には、真っ暗な音の無い世界がともなっているように感じます。拘束された私は、人形のようにただひっそりと、あなたがやってくるのを待っているだけ・・・・。


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拘束少女保護区

 拘束少女保護区の小説は、先日紹介した「あいつ」とは、正反対の位置にあるのかもしれません。閉じ込められるのは少女、そして本当に監禁されてしまう小説もあります。それだけに、少女の内面にぎりぎりと切り込んでいく表現が色の無い世界を醸し出して行きます。



 そんな細かいところにまで気を遣わなくてもイイと思うほどに、この服はそう例えばこの脇の下にまで隙間を許さず、ぴったりと食い込むようにつくられている。
 左の胸からぐいと右手で胸をひしゃげながらその穴から胸袋の中に胸を“挿入”し、右胸も同じようにそこに入れる。
 根本で丸く括り出され胸の谷間にまで皮の下着がぴったりと張り付くその密着感というか○束された感じは着た者にしかわからないだろう。当然―――のように胸袋も胸よりわずかに小さく作られ、中でぴったりと胸を包み込んでいる。
 それから最後に右手を袖に通す。
 ぬるりとしたその間色は右腕を入れるときも変わらない。
「うぅ…」
 下半身に与えられるのが快感なら、
上半身は拘束感、
もしくは被支配感といったものだろうか。
 私はローションで少し濡れたままの両手をティッシュで拭き取り、丸めたティッシュをすぐそこのゴミ箱に捨てる。
 そしてすぐにもどかしい胸に制服の上、本来は後ろにあるラインの入った大きな衿の後ろが前に垂れ下がっているその下に手を潜り込ませ、両の胸を手で少しもみあげるようにする。
ぴったり入っていないそれが…
そうすることで位置が動きある金属のリング―――胸袋の先端にある穴の縁取りとして付けられている金属のリングが私の乳首にしっかりとはまるようにする。

「…」
 最後に私は背中に手を回し折り返しの内側にあるチャックを上までジィィという音を立てながら引き上げる。
一番上首筋まで引き上げてから、
前に垂らしてあった衿の中に首を通しそれを後ろに下げる。
衿の内側を中に入れれば終わり。
「はぁ…」
 最後に引き上げられたチャックは。
いじわるく私の身体に食いつくそれを上半身まできつく縛り上げるようにしていく。                 
「女の子の制服」より



 ↓拘束された少女に会いたい人はこちらからどうぞ。(現在閉鎖されています)
kousoku



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    2005

11.19

鞭 (打つ)



 反対の立場だったらどうでしょうか。あなたのいとしい下僕。あなたの愛する下僕の両手両足に枷をかけ、引き伸ばします。
 さあ、これで、もう彼女はあなたがどんなことをしても逃れられません。彼女は今日は鞭打たれることを知っています。あなたが、鞭で身体を弄るように触れていくと、恐怖のまなざしでその鞭の動きを追っています。打たれるのは、怖い、そして辛い。
 彼女の目に涙が光り、懇願するようにあなたを見つめます。助けて・・・・声なき声が彼女の口から発せられます。もしかしたら、彼女は本当に泣きながら「打たないで。怖い・・。」と、訴えるかもしれません。鞭が触れると、身体をねじり逃れようともがくかもしれません。この恐怖、そして苦痛。

 彼女がこれを望むのは、ただひたすらあなたのためです。本当なら、今すぐにでも逃げ出したい。それが彼女の絶え間なく震える身体に現れています。どんなに痛いか知っているのです。
 でも、彼女はあなたのものであることを望んでいます。あなたに、打たれ、泣き、もがき、苦しみの中で、叫び、あえぎ・・・それでも耐えようとして必死になってこらえているのです。

 最初は、どこから打ちますか?いくらあなたでも、胸から打ち叩いたりしないでしょうね。でも、あなたが好きなところから打つことが出来るのです。



 一発目、十分に強く・・・そして十分にその苦痛を味わえるように、狙い済ました鞭をあなたの愛奴の腰に振り下ろします。彼女は悲鳴を上げ、その鞭から逃れようと腰を前に突き出します。無意識のうちの動き。脚を開く事さえ恥ずかしがる彼女が、その女の身体をさらけ出すような動きをせずにはいられないほどの痛み。どっと涙が吹き零れ、くなくなと身体を揺すりながら泣く彼女。

 彼女の痛みがわかりますか。どれほどの痛みどれほどの苦しみでしょうか。しかし、あなたは、彼女の痛みが十分に染み渡るのを見はからって、二発目の鞭を振るいます。彼女の身体が跳ね、その痛みに頭が打ち振られます。どんな気持ちがしますか?彼女のすべてがあなたのものであることが、実感できますか?どんなに辛くても、どんなに痛くても、彼女はあなたの鞭にさらされることを自ら望んでそこにいるのです。

 彼女の差し出した生贄を受け取り、その血をすすりますか?三発目。そして四発目。次々と繰り出される鞭の先で、彼女がその苦痛にのたうち、もがき、泣きもだえるのを見てください。ついに気持ちの限界まで追い詰められて、思わず「許して・・。もう、だめ。我慢できない・・。」と泣きながらする哀訴を搾り取ってください。
 彼女の必死の懇願を拒否し、更なる苦痛を与えることがあなたには出来るのです。それこそが、鞭の醍醐味ではありませんか?彼女の耐えられない苦痛。耐え切れない苦しみ。しかも、それらをあたえるあなたの鞭先から、どんなに泣いても、もがいても、懇願しても逃れられない彼女。その彼女をさらに打ち据え、さらに責めさいなむ。これほどの喜びがあるでしょうか。

 愛に彩られた、彼女の傷ついた身体を抱きしめてあげるときのあなたの手を想像してみてください。



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    2005

11.19

鞭 (打たれる)



 鞭で打たれるってどんな気持ちでしょうか。想像したことがありますか?SMの中での鞭打ちは、刑罰での鞭打ちと違い死に至るような強い鞭は使いません。でも、痛いのは本当です。しかも束縛されていて逃げられないとしたら・・・。

 あなたは、縛られています。両手は、天井に向かって引き伸ばされ、しっかりと枷がかかっていて、もがいても枷から逃れられません。脇の下もわき腹も胸も腹も隠しようがなくさらされています。脚も無残にも引きはだけられ閉じることも、恥ずかしいあわいを隠すことも出来ません。本当なら絶対に人目にさらさないような場所を風が通り抜けていきます。

 あなたを鞭打とうとしているのはあなたの選んだ、あなただけの絶対的な主人です。あなたには抵抗は許されていないのです。身体を揺すっても、もがいても、哀訴しても懇願しても、もう、逃げられません。
 鞭を見てください。音だけが派手な九尾の鞭ではありません。あなたに強い痛みと長く残る痕をつける鞭です。あなたの主人は鞭をあなたのどこもかしこもあけっぴろげに引き伸ばされた身体の、どこでも好きなところを打つ事が出来ます。
 柔らかな内腿。平たくなだらかなお腹。痛みに弱いわき腹。美しくなまめかしい背中。そして、一番の急所の胸さえも。全部あなたの主人の気持ちひとつです。
 あなたの痛みや涙、そして悲鳴などは斟酌されません。なぜなら、鞭打ちは、あなたに懲らしめや懲罰をあたえるのが目的では無いからです。ただただ、あなたを痛めつけ、あなたが泣き悶えるのを見るために打たれるのです。

 あなたの苦しみ。あなたの涙が、主人にとっての喜びなのです。鞭が差し伸べられます。怖いですか?怖いでしょう・・・。あなたの目は無意識に鞭の動きを追わずにはいられません。最初にどこを打たれるのか。身体は、必死になって逃れようとねじれます。その痛みをあなたは知っているのですね。あなたの腹はあえぎに波打ち、目は恐怖に見開かれます。
 一発目の鞭が空を切ります。背中から腰にかけて、あなたは悲鳴を上げ、腰を突き上げます。胸を突き出し腕と脚を引き付けようともがきます。痛みがあなたの身体を駆け抜けます。背中から身体全体へ切り裂かれるような痛み。そして神経のはしばしまで痛めつけた後、じわじわと背中へ熱を持って戻っていきます。
 あなたは、頭を打ち振りあふれる涙を拭うことも出来ず、ただもがくしかありません。次の痛みがすぐにやってきます。その痛みはあなたが選んだもの。あなたの主人が選んだものです。逃げ出したいですか?でも、もう逃げられません。二発目。もう一度同じ過程を経て、同じ痛みが襲い掛かってきます。
 もう一度。そしてもう一度。鞭は場所を変え、さっきよりより鋭くあなたを責めさいなみます。痛い。痛い。もう、何も考えられません。あなたの身体は、ただただ、無意識のうちに逃れようと動きます。我慢しようと、必死になってこらえようとしても、こらえきれない痛みにあなたはのたうちます。
 あなたは、哀訴せずにはいられないでしょう。しかし、苦しみはたやすく終わりになりません。あなたは、主人が十分満足するまで、あなたの主人の鞭の先で躍らねばなりません。あなたの悲鳴。あなたの哀訴。あなたの涙をしぼりとりるのが主人の望みなのです。


 この記事は、下記のブログ・エントリーにトラックバックを送りました。

+++甘美で淫靡な泪壺+++「乗馬鞭」
すごくきれいなブログなので、ぜひ遊びに行ってくださいね。
http://blog.livedoor.jp/thorn_rose_m/archives/26307596.html

゚・*:.。. わさびもえ.。.:*・
ご夫婦で、コスプレ縛り画像のホームページを作られています。
http://nekonekorin.jugem.jp/


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    2005

11.18

妖しい書庫

 「拘束」という、不思議な分野があります。SMとどう違うのか明確には言えませんが、明らかに似て非なるものです。義理の妹というか、隣の従弟というか・・・・。一言で言うと「パートナーに体のすべてを管理される事」でしょうか。中心になるのは貞操帯や拘束具、首輪等です。自分では、セックスどころか、自慰もできません。究極の関係だと排泄もすべて、相手の管理下に置かれます。
 うーん。「すべてを相手にゆだねる。」って、M心に響きませんか?ただ、この行為って、ほんとうに愛情とその趣味がないと、独占欲の強い夫が妻の浮気を封じる・・・みたいな状態になって、がっくりしちゃいます。

 「妖しい書庫」

 貞操帯と拘束がメインの小説「あいつ」を、中心に投稿小説で形成されたサイトです。(投稿小説は、拘束のみではありませんが。)小説はテキスト形式で、一つ一つが短くって読みやすくなっています。幼馴染の男の子にひょんなことから、拘束されちゃうことになった「陽子」が、自分がそれが大好きなことに気がついてびっくり!『あいつ』は、非常にライトで、読みやすく、しかも萌えな小説なので、がっくりしないところをぜひ読んでみてくださーい。


首輪の留め金を正面にして、ぐるっとうなじを回し、再び正面で留め金に穴を合わせる。
カチリ、と留め金と穴の縁取り金具の触れ合う音。

壁の姿見で見る。
す…すごいドキドキ。
手を離すとバラリと外れてしまうので、手を添えている。

そ、そうだ。
もう1コマきつくしてみよう。
今嵌ってる穴は端から2個目。
少しぎゅうっと首に食い込ませて、3個目の穴に入れてみる。

あ…あはぁっ。
顔が火照る…
指が震える…
すごい興奮…
なんなの、いったいィ…

手を離しても首輪は落ちない。
両手を後に回してみる。

いやっ!

鏡の中の自分の顔が正視できない。
首輪だけを見る。
首輪からブラの真ん中を縦に割るようにベルトが垂れている。
それは、嵌め込まれる相手を求めてブラブラと揺れている。
背中でも同じベルトがブラブラと揺れている。
首の拘束感が…こんなに…ヘンな気分にさせるなんて・・・
                      「あいつ」より



teisoutai2

↓実際に貞操帯を買いたくなったらこちらへ(驚、日本語あり!)
貞操帯の老舗トゥーリーボーイ
←これが、そのトゥーリーボーイの貞操帯です。











 このサイトには「あいつ」の更新を楽しみにずいぶん通いましたけど、ほかにも、私が好きなのはNOV.FALLさんの作品「あぶどる温泉」やブラどさんの作品「猫屋敷温泉体験記(マミーダイエット編)」(連載中)です。


キスの雨を降らせ続けていた触手が、一斉に細かく震え、敏感な場所をコリコリと刺激する。
震えながらうねる触手から逃れようと、腰をねじり、胸を揺らす。
不自由な身体で作り出した小さな隙間。
でも・・・やっと作り出した隙間は、息を吐く間も与えてくれずに、たくさんの触手達に埋め尽くされた。
「ふぐぅっ」
触手の海から生えた私の両手が、ビクビクと震えるように、切れるはずの無い鎖を引っ張る。
敏感な場所を責め立てられ、曲げようとした膝がほとんど曲げられないまま引き戻される。
その度に、もがく私を繋ぎ止める鎖がジャラジャラと音を立てた。

もがけばもがくほど、数を増やしていく触手達。
最初1本だった触手が、腰を捻るたびに2本、3本と責め立てる本数を増やしていく。
細かに震えながら、小さな隙間に潜り込もうとする触手。
逃げても逃げても追いかけてくる触手は、既にお尻の肉を割り、お尻の穴の入り口をくすぐり始めていた。
入って来られないように入れた力が、入り口をくすぐる触手に吸い取られるように抜けていく。
お尻に気をとられ、動きの小さくなった私を狙い済ました触手が責め立てる。
ヒダの一枚一枚をほぐす様に愛撫する触手。
複雑な場所の上を迷路をなぞる様に彷徨う触手。
そして、ピュルピュルと愛液を噴出す中心を探し当てた一本が、チュルリと中に滑り込んだ。

「ひあぅぅぅぅ」

自由な空間を見つけ、私の中で暴れまわる触手。
その度にビクビクと痙攣し、腰と背筋が跳ね上がる。
最初の触手に誘われて、2本、3本と身体の中に入ってくる触手。
身体の外だけでなく、中からも愛撫を受け、一番敏感な場所がムクリと大きさを増す。
「ふぁ、ふぁへぇぇ!(だ、だめぇぇ!)」
次に起こることを想像して猿轡の下で大きな悲鳴を上げる。
そして、膨らみ、硬さを増した肉芽が、プルリと触手の海の中に顔を出した。

「ひっ!」     「猫屋敷温泉体験記」より



 ね!読んでみたくなったでしょ。全部通して読むともっといいんだから。

 では、では、こちらにて拘束小説をお楽しみください。
ayasiisyoko



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    2005

11.17

初恋のラビリンス


 男性が絶対に読まないものに、ハーレクインを代表とするロマンス小説があると思います。ずいぶんたくさんのロマンス小説を読みましたが、女性にとってのサディズムの発露なのではないか、と思う展開が結構あります。それは、お互いに惹かれあい愛し合っているのになにかの誤解または障害が邪魔をして、いいところまでいくのに結局は女性の拒絶にあってしまうというパターンです。男性はセックスの直前で拒絶にあい、欲求不満と愛情の板ばさみになって身もだえするのですが愛が勝ち、耐えて待ちます。
 女性の拒否の理由は様々で、過去に乱暴された、裏切られた、男性が怖い、彼が愛してくれてると信じられない・・・といった理由です。まさに、寸止めとじらしの世界ではないでしょうか。物語の中の女性は真剣に悩んでいるのですが、読者は、じらしにじらされても耐える男性に「うっとり」となるわけです。では、その代表作は・・・・?

rabirinnsu

『初恋のラビリンス』 MIRA文庫 キャンディス・キャンプ/著
引き裂かれた令嬢の初恋。13年後、再会した彼の瞳は憎しみの光を放っていた…。

没落貴族の娘アンジェラは、使用人の少年と恋に落ちた。輝くばかりの喜びもつかのま、娘は貴族の資産家と結婚させられ、少年は追放された。13年後、夫の暴力に耐えかねて離婚したアンジェラは、伯爵家の窮状を救うためふたたび意に染まぬ結婚を強いられる。アメリカの富豪だという今回の求婚者をひとめ見たとたん、衝撃のあまりアンジェラの意識は遠のいていった……。抑圧された世紀末の英国で、禁じられた恋情が至高の愛に昇華する。歴史ロマンの最高峰。






アンジェラが結婚した相手の貴族ダンスタンは、あきらかにサディストです。彼女を友人の前で些細な理由でスカートをまくりスパンキングしフェラチオを強制します。友人達と彼女を輪姦したり、部屋へ閉じ込めたり、ベッドに縛り付けたりします。アンジェラが耐えかねて家をでる原因になった夜にダンスタンは彼女を裸に剥いて庭の迷路を友人達と一緒に追い回します。そして、迷路の突き当たりで捕まえると、みんなの見ている前でオナニーを強制するのです。
 すっかり、傷ついてしまったアンジェラは男性恐怖症になっていて、戻ってきた初恋の男性の強引な求婚に応じることができません。結婚した後も指一本触れさせません。真実を知った富豪となって戻ってきたキャメロンは、絹の紐で裸の自分を縛り、アンジェラに自分を好きにもて遊ぶように言います。縛られていれば、怖くないだろうという理由からです。しかし、そこに至るまでの長い間、アンジェラを妻としながらも、お預けをくっているのですからキャメロンにしてみれば拷問も同然の仕打ちです。それが、二晩も続き、キャメロンは毎晩神経が高ぶって一睡もできません。

「アンジェラは夫を横目でちらりと見た。目の下のくまや肉の落ちた頬。異様に光る目。フォークを握り締めた手。満たされない欲望にさいなまれている男を得に描いたような風貌だった。」



三日目の昼ようやく二人は結ばれるのですが、それもキャメロンはベッドに縛られた状態での女性上位の姿勢です。最終的に、ダンスタンとの対決があってハッピーエンドになるのですが、それは反対にアンジェラが縛られてもキャメロンに身を任せられるようになるということなのでした・・・。

(*^¬^*)じゅるじゅる。よだれ出ちゃうぞ。セックスのシーンも詳しく書かれているんですけど、それ以上にくらくらしちゃうのはキャメロンが同じ車室で服を脱ぐ妻を抱き寄せまいとして、後ろを向きドアに両手をついて必死に耐えるシーン。愛する男性に求められたいと思うのは、女性の共通の願いですが、そこをお預けさせて喜ぶ私は・・・・。ぺこ <(_ _)>




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    2005

11.11

みほちゃん・5



 お待たせいたしました。


「・・・?さやかお姉さん。なんだか変だよ。」
みほちゃんの腰のもじつきが大きくなってきた。
「あ、あ・・・ああん。あん。ねぇ。何?何を入れたの?」
「ふふふ・・・。ずいき棒。」
「え?何それ。」
みほちゃんは、無意識のうちにしりたぼをねじりだした。
「エッとね。サトイモの茎を干して編んだもの。江戸時代から続く、完全手作りの伝統民芸秘具だって。・・・。」
私は、説明書を広げて読んであげた。
「え?どういうこと?あ・・・。ああん。やだ。やだ。お姉さん。取って。」
「ふふ・・・。みほちゃん、どうしたの?やけにもじもじしちゃって、すごく挑発的だよ。」
「あ・・・だって、・・・うん。」
「なあに?」
「ううん・・・。」
「どうしたの?」
「・・・・痒い・・・・・。」
「え?聞こえないよ。みほちゃん。」
「か、痒いの。」
「痒いって、どこが?」
「ああん。いじわるぅ。知ってるくせに。小説みたいな事言わなくていいよー。あ、あそこ・・お姉さんが、今、何とか棒を入れたところ。」
「あー、そうか。そうか。でも、どこに入れたんだっけ?」
「もう、やだあ。何で?何でこんなに痒いの?」
「だから、サトイモの皮をむいたら手が痒くなるでしょ?あれと同じ物が染み出してるんだってば。」
「ええ!やだあ!かぶれちゃうよ!早くとってぇ。」
「ダメ。」
「お姉さん。ねぇ。」
「ダメ。我慢して。」
「そんなぁ。が、我慢できない!だって・・ひ、ひどくなってきたの。」
みほちゃんは、太腿をもじもじとこすり合わせている。その動きが妙に色っぽい。
「みほちゃん。」
「!・・・・・・うう。」
ちょっと、怖い声を出したらみほちゃんは、それきり黙ってしまった。だから、私は、また座りなおして、みほちゃんの腰の動きを眺めた。くりっくりっと大きく左右に振ったり、上下に弾ませたり、何とかその痒みから逃れようとしている。みほちゃんの顔が赤くなって、うっすらと汗をかき出した。
「あ・・・。か、痒い・・。あ・・・やだ・・・ダメ・・・・ダメえ・・・我慢できない。我慢できない。我慢できない。」
私はみほちゃんの傍に寄った。身体全体をうねうねと動かしているみほちゃんの顔をそおっと撫でてあげた。
「お姉さん。もう、許して。」
「ダメ。我慢。」
「ああ!」
みほちゃんは腰を揺さぶった。お腹を出窓の張り出しに打ち付ける。
「だって。だって。痒い。痒いの。」
私はみほちゃんのお尻の合わせ目をそおっと逆撫でした。
「!・・・ああああ!!やだあ!そんなにしちゃ。痒いのひどくなちゃう。」
じれったさと、くすぐったさとが入り混じった刺激が、かえって痒みを増幅させるのだろう。私は、みほちゃんの半泣きの顔を左手でお尻を右手で撫でながら覗き込む。みほちゃんの、あそこは、触ってもいないのに濡れ濡れと光って、ひくりひくりとうごめいている。すっぽりと収まったずいき棒は、顔を覗かせたり引っ込んだりしてみほちゃんのあそこを責めさいなんでいた。
「ううん。お姉さん。もう、取って・・。・・痒い。痒いよぉ。」
「ダメ。我慢。・・じっとして。」
「いじわる。いじわるぅ。あ・・あ・・あん。あん。あん。あん。ダメえ!もうダメ。絶対ダメ!ほんとにダメ!どうしてもダメ!取って。ね、お願い。取って。」
「・・・じゃあ。後、三分ね。」
私は、みほちゃんの顔の前に三分砂時計を置いた。
「これが、全部落ちたら、取ってあげる。」
みほちゃんは、涙にうるんだ目を上げると、砂が落ちるのをじっと見つめた。
「うううう・・・・。」
こらえてもこらえきれない痒みに身体全体をうねらせている。それでも、後三分と思うとさっきよりも我慢しやすいのだろう。顔を左右に振ったり、後手の掌をもじもじさせたりして何とか、気を紛らわそうとしている。
「あ・・・。後、少し。ねぇ、後少しだよ。」
みほちゃんは、ちょっと、おびえたように私のほうを盗み見る。
「ね。お姉さん。よく我慢したごほうびとか言って、時間を延ばしちゃったりしちゃ、やだからね。もう、ほんとに、みほ、我慢できないんだから。・・・ちゃんと、取ってよね。」
うーん。さすが、みほちゃん。さやかのやりそうなことは、もう、おみとうしってわけね。
「あ、あ、あ、あ、あ、ああん。うん。うん。痒いいいいい!」
砂が落ちきった。みほちゃんは、今にも起き上がりそうだ。私はゆっくりとずいき棒に手をかけて抜いてあげた。
「良く、がんばったね。みほちゃん。でも、まだ、動いちゃダメだよ。」
しばらく、みほちゃんは虚脱したようにぐったりとしていた。

「・・・・・・?え?お姉さん。痒い。まだ、痒いよ。」
それは、そうだ。だって、みほちゃんの感じやすいあそこはずいきの染み出したエキスをたっぷり含んで、膨らんで赤く濡れているのだから。
「あ、あ、あ、あ、あ、ああん。やだあ。どうして?あ・・・お姉さん、痒い。」
「うーん、みほちゃん。その痒いのを無くすのは方法はひとつだけなんだなぁ。」
「え?何?どうするの?」
「この、ずいき棒で、気をやるまでうーんと責めたてるの。そうしたら、愛液がどんどん出て、痒み成分を流してくれると思うんだ。」
「!・・・・・・・・。」
みほちゃんは、顔をゆがめて、腰を振り続けた。もう、どうしたって、私がそうさせるつもりだってことは、みほちゃんも分かっている。ほんとは、縄を解いて、お風呂にでも入って、念入りに洗いたいんだろうけど、そんな事絶対に許してもらえない。それに、ここまで、赤く充血したあそこをそのままにしてなんて、いられっこ無かった。他のバイブを使って欲しいということだって出来るけど、それを言うのも、責めに負けちゃったことになってみほちゃんのプライドが許さない。
「・・・・して。」
みほちゃんは、聞こえるか聞こえないかのちっちゃい声を絞り出した。
「え?」
「お願い。お姉さん、そのずいき棒で・・・気を・・・・やらしてください。」
みほちゃんは、観念したのか、真っ赤になった顔をいっぱいに背けて恥ずかしそうにお願いした。
「みほちゃん、気をやりたいの?この、痒くなるずいき棒をまたみほちゃんのあそこにつっこんで、ぐちゃぐちゃ掻き回して欲しいの?」
「あぁ・・・。いじわる。お姉さん。みほにそんなに恥ずかしいこと何べんも言わせないで。」
「だって、聞きたいんだもん。」
みほちゃんは、泣きながら身もだえした。
「お、お姉さん。お願い。その痒くなる・・・・棒を・・・入れて・・・掻き回してください。」
「でも、もっと痒くなっちゃうかもよ。」
「か・・痒くして欲しいんです。」
「みほちゃん、痒いのが好きなの?」
「あぁ!助けて。痒いの。痒いの。・・・もう、我慢できない。その棒で掻き回して。」
「みほちゃん、痒いのが好きなの?」
ちゃんと、答えないと許してあげない。みほちゃんは、腰を出窓の張り出しに打ち付けなが泣いた。
「好きっ!痒いの好きなの。あ・・・助けて。」
私はようやく、再びずいき棒をみほちゃんのあそこに押し入れた。
「うううううう・・・・。」
みほちゃんは、汗びっしょりの顔を振りたてて、耐えている。ゆっくりと長いストロークで抜き差しした。
「あ・・・・うん・・・いい。気持ちいい。」
次は、短いストロークを小刻みに刻んで追い上げる。みほちゃんは、もう、息も絶え絶えだった。

 だけど、こういうときはじらすのが常套手段よね。だから、いきそうになると緩やかにしたり、動きを止めたりして、みほちゃんをうんと泣かせてあげた。ぴったり動きが止まると、またひどい痒みがじわじわと襲い掛かってきて、みほちゃんは泣いた。泣きながら動かしてと懇願してくる。私は「だって、みほちゃん。痒いのが好きなんでしょ。」と、突き放して、なおさらみほちゃんの泣き声とみもだえを絞り取った。そうやって、うんとみほちゃんをいじめた罪滅ぼしに、はじけて、ぐったりとしたみほちゃんをお風呂の中で念入りに洗ってあげた。みほちゃんは、幸せそうに頭を胸に潜り込ませてくる。
「ね、みほちゃん。」
「・・・なあに?」
「痒いの、好き?」
ひどいめにあった、みほちゃんは、もう二度とあんなことごめんだというような顔つきをしているけど、ニコニコした私に覗き込まれると困ったように小さく答えた。
「・・・・・好き。」
「じゃあ、また、いつか念入りにずいき棒でいじめてあげるね。」
みほちゃんは、真っ赤になって、私をぶつ真似をした。私は、笑いながらみほちゃんのお顔に水をはね散らかした。


↓今回みほちゃんを泣かせたずいき棒
ここまでは、痒くならないです。(*'‐'*) ウフフフ♪
zuikibou1

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    2005

11.03

サディストの私


 ふっくりと柔らかな白い乳房。女の子なのにおっぱいが大好きって、変ですか?でも、きれいな胸は女性にとっても憧れです。さやかの大好きなおっぱいは、掌に余るぐらいなのに、ぴんと張っていて乳首の色が淡いおっぱいかな。

 「あ、さやかちゃん。お願い・・・堪忍して。」
後手に縛られて、胸に縄をかけ廻された雪江お姉さんの縄尻を中央の柱のフックに繋ぎ止めた。こうするとお姉さんは、ちょっとかかとを浮かして立っているしかない。お姉さんは、おっぱいが取ってもきれいでやわらかくって、マシュマロのようにすべすべしている。それに、お姉さんは、痛いのがすごく苦手なのだ。だからさやかは、「お仕置き」をする時、尚更どきどきする。
「だめ。今日はおっぱいに「お仕置き」するって健兄と約束したから。」
健兄は、私にとっては隣のお兄さんで、雪江お姉さんのご主人様。お姉さんは去年お嫁にやってきて、それ以来お兄さんは、愛しい奥さんの調 教に励んでる・・・。でも、さやかが「お仕置き」が大好きなことを知っているお兄さんは、時々雪江お姉さんの「お仕置き」をやらせてくれるのだ。正直に言うと、自分の「下僕」を人任せにしようとする健兄の行為は理解できない。それに、何度もお仕置きしてみてなんでこんなに痛みに弱いくせに、サディストの健兄の奥さんになったのかもさっぱり分からなかった。でも、それ以上に、大好きなお姉さんを泣かせる喜びの誘惑は拒否できなくって、健兄に呼ばれるとついつい来てしまう私だった。
今日も、健兄は出勤する前にさやかに電話してきた。それで喜び勇んでやってきた私は、健兄のプレイルームでパンティ一枚だけの姿にされて、縛られてベッドの足元につながれたまま置き去りにされた雪江お姉さんを発見したのだった。
「あぁ・・・恥ずかしい。こんな格好をさやかちゃんに見られるのって辛くて恥ずかしい・・・。」
「もう、5回目なのに・・・・。雪江お姉さんの恥ずかしいところも、いっぱい見たことあるのに。」
雪江お姉さんは赤い顔をそむけていやいやするばかりだ。
「どうして、「お仕置き」されることになったの?健兄はうんと厳しく、しかもおっぱいをいじめてって言ってたよ。」
真っ赤になって、うつむいているお姉さんはとってもかわいい。うんといじめてあげたくなる。
「・・・・。ふふふ・・・言えないの?言えないくらい恥ずかしいことなの?でも、大丈夫。さやかにお仕置きされたら絶対言いたくなるから。」
「あぁ!さやかちゃんお願い。堪忍して。ひどくしないで。ね。お願い。」
お姉さんは、おびえたような目を向けてくる。さやかが「お仕置き」するのが大好きだってことを知っているお姉さんは、逃げようが無いのを知っていながらもへっぴり腰で後ずさりしようとする。さやかは、家から持ってきたペンティングナイフをバックから取り出して、雪江お姉さんの顔の前にゆっくりと突きつけた。
「今日は、これを使うね。」
お姉さんは、驚いたように目をみはってペンティングナイフを見ている。頬はこわばってそそけだっていた。
「大丈夫。切ったり傷つけたりしないから。」
さやかは、ナイフをお姉さんの前でまっすぐ立てて、反対の手で先をしならせてからぱっと手を離してパチンと空を叩いて見せた。雪江お姉さんの口がなにか言いたそうに小さく動く、でも、声にはならなかった。さやかは椅子を引きずってきてお姉さんの前に陣取って座った。今日は、念入りにお仕置きをするつもりだから、楽な姿勢で始めたかったのだ。そして、お姉さんの右の乳房の前にペンティングナイフを構えて見せた。
「さ・・・さやかちゃん。」
お姉さんの目が、もううるうると涙目になってくる。なんて、かわいいんだろう。

「行くよ。」
訴えかけてくるようなお姉さんの目をことさらに無視して一回目を打った。
ぱちん!
「あ!」
白い乳房の側面に見る見る赤い跡が浮き上がってきた。ちょっと、強すぎたかな。まずは、血行を良くさせるためだから、ほどほどの強さで打たないと。少しずらして、また、パチン!
「ああ!」
パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!右のおっぱいを満遍なく赤くした。
「い・・・痛い。さやかちゃん。もう、堪忍・・・・。」
お姉さんは腰を上下に振って身悶えする。痛い?お姉さん。だったら、もっとしてあげる。もっと泣かせてあげる。今度は左ね・・。うんと念入りにやってあげる。
パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!
「あぁ!痛い!・・・やめて!もう、堪忍して。」
両方のおっぱいが赤くなってきたところで、これからが本当のお仕置き。今までの痛みなんて、問題にならないくらい強く打ってあげるね。
「お姉さん。これから乳首の上を打つからね。片方に20回ずつ。まず、右の乳首から始めるけど、絶対に逃げちゃダメだからね。わかった?もし、逃げたりしたら、もっとひどい「お仕置き」をするよ。じゃあ、打ちやすいように胸を張って。」
雪江お姉さんは、泣きそうな顔で私を見た。唇がぶるぶる震えている。でも、ようやくあきらめたのか、震えながらも背筋を伸ばし胸を張って突き出すようにした。あぁ、この瞬間が私は大好きだ。私は座りなおしてナイフを構えなおした。今度は正面からまっすぐナイフが乳首に当たるように注意して構える。おびえて震えている彼女の目を覗き込みながら。そのおびえと痛みを舌の上でそっと転がして味わいながら。
「一回。」
パチン
「あう!」
お姉さんがびくんとはねた。打たれた痛みが十分味わえるように、時間を置いて次を打つ。
「二回」
パチン
「ああ!」
お姉さんの見開かれた瞳から大粒の涙がぽろんと零れ落ちる。
「三回」
パチン
「ひいっ!」
顔をゆがめて、身体を丸めようとするお姉さん。でも、ダメ。痛みは逃れようもなくじわじわと拡がってるはずだ。次はもっと強く。
「四回。」
パチン
「くうん。」
お姉さんの腰がねじれる。肩がすくめられる。身体全体が濡れたように光り始める。汗がどっと噴出してきている印だった。
「五回。」
パチン
「ああ!痛い!」
お姉さんが身体を揺すって、泣きながら訴える。でも、やめたりしない。ほんとに痛いのはこれからなんだから。
「六回。」
「いやぁぁ。」
パチン
お姉さんが身体を動かしたので、ナイフは乳首じゃなくって、乳房の側面に当たった。私は打つのをやめて、お姉さんをねめつけた。
「逃げちゃダメって言ったでしょ。」
「ああ・・・。だって、さやかちゃん・・・すごく痛いの。すごく。我慢できないくらい痛いの。おっぱいが、どうにかなっちゃう。ね。許して。お乳を打つのは堪忍して。」
お尻を打たれるのと違っておっぱいへの「お仕置き」は本能的な恐怖が付きまとうし、乳首を狙われるとなおさら怖いのだろう。
「ダメ。ちゃんと右20回、左20回打たないと。お仕置きにならないでしょ。」
「ああ・・・・。左も打つの?そんな・・・。耐えられない。」
お姉さんは、身体中でイヤイヤをしている。私は、かさにかかって責め立てる。
「雪江お姉さん。お仕置きちゃんと受けるの。受けないの?」
お姉さんは、涙をぽろぽろと零している。泣き顔を歪めながら身体をのたうたせていたが、やがて覚悟が付いたのかがっくりと肩を落とした。
「お、お仕置き・・・お願いします。」
「もう、逃げちゃだめだよ。さ、胸を突き出して。」

雪江お姉さんの縛めは柱に繋ぎ止められた縄尻だけだから、逃げるのを防ぐ役目にはまったくならないのだ。でも、このお仕置きでは、お姉さんに自分から進んで胸を打たれさせるほうが楽しい。わくわくする喜びだ。だから、身体にそれ以上縄をかけないで、続きを始めた。私が、また、ナイフを構えるとお姉さんは、おびえて身体をひくつかせる。腹が大きく波打つ。
「あ・・・怖い。」
「六回。」
パチン!
「ああ!痛い!」
無意識のうちに身体が逃げようとする。身体は正直だ。一度覚えた痛みから逃れようとする本能は、強い。雪江お姉さんは自分でその恐怖を押さえつけ、自らの胸を被虐のいけにえに差し出さないといけないのだ。
パチン!・・・パチン!・・・・パチン!
「ひいいい!いやあああ!もう、ダメ!堪忍して。堪忍して。」
泣きながらあがき、その痛みに跳ね回りながらも自ら胸をナイフの前に突きださなければならないつらさに、雪江お姉さんはのたうちまわった。私は、そんなお姉さんを見てうっとりとなった。雪江お姉さんのひくつく身体はやわらかくて、どこもかしこも私に責め弄られるのを待っているかのようだ。しかも、今日の標的は女にとっても急所の乳房だ。ねらいすまして胸を打つ強さは最初と同じでも、同じ場所を打たれるとどんどん痛みが強く、身体の心まで染みとおるようになってくる。
「20回。」
パチン!
「あうう・・・・。」
私は、一息つくとお姉さんのびっしょり濡れた頬をタオルで拭いてあげた。汗でべっとりと頬に張り付いている髪を掻き揚げる。「お仕置き」に泣いてる女の人ってなんていとおしいんだろう。思わず、そっと頬を撫でていた。
「あぁ・・・。さやかちゃん。お願い。もう堪忍して。」
まだ、反対の左胸の20回が残ってる。獲物の泣き声は、私にとっては舌なめずりをしたいほどの喜びだ。私は、黙って、左胸の前に椅子を置き直す。
「ああ・・・。」
しくしくと頼りなさげに泣いているお姉さんの左胸の前にナイフを構える。身体をすくめ後ろの柱に身体を押し付けているお姉さんは、一瞬、私の目の中を覗き見た。お姉さんの瞳の中にある深い悲しみが、私をちょっとたじろがせた。でも、もうナイフは止まらない。
パチン!
「あう!」
ああ!なんて、いい声なんだろう。お姉さんの泣き声が私は大好きだ。もっと泣かせたい。もっと痛くしてやりたい。私は,目をギラギラさせながら作業に熱中した。
パチン!・・・・パチン!・・・・パチン!・・・・パチン!
涙。また、涙。そして悲鳴。懇願。身もだえし、逃げ回る身体。雪江お姉さんが姿勢をくずす度に、ナイフを休めて待つ。お姉さんは泣きながらも姿勢を正し、胸を差し出す。また、打つ。痛い。痛みを味わう時間だけ待って、また打つ。痛い。痛い。もうダメ。もう本当にダメ。耐えられない。お願い。お願い。でも、私がじっと待っていると、お姉さんは震える足を踏みしめ、ぬらぬらとてり光る胸を打たれるために差し出し続けた。





全部打ち終わると、お姉さんは緊張が解けたのか、くたくたとくず折れるように縄にぶら下がる。私はあわてて縄尻をフックから外した。そのままぺたんと座り込んだお姉さんの縄を、ゆっくり解き始めた。朝からずっと縛られてるのだ。きっと腕はすっかりしびれきってるに違いない。お姉さんは、「お仕置き」が終わった安心感からかすっかり身体を預けてぐったりとなっていた。私はお姉さんの腕を擦って、血行を取り戻させながら言った。
「・・・雪江お姉さん。さっきねぇ・・。私、絶対に逃げちゃダメって言わなかった?」雪江お姉さんは、跳ね起きた。
「さ、さやかちゃん・・・・。・・・・だって。・・・だって。・・・・・あぁ。」
もっと、ひどい「お仕置き」されるのは、もう決まっているのだった。雪江お姉さんが何を言っても、私が絶対に翻したりしないのを、お姉さんも知っている。
「夕方、健兄が帰る前に来るからね。おっぱいは、打ち身になってるからよく冷やしておいてね。早く治らないと、エッチするとき困るでしょ。」
私は、雪江お姉さんの方を見ないでさっさと部屋を出てきた。


夕方6時頃、雪江お姉さんの家に行くと、お姉さんは家事をすっかり済ませて、お部屋でソファにうなだれて座っていた。
「お・ね・え・さ・ん。」
ぱっと、おびえた顔を上げてこっちを見るお姉さん。私がにっこりすると、ますます震え上がってソファの中で後ずさりしている。
「プレイルームに来て。」
お姉さんに、返事をする間を与えないで、さっさときびすを返した。お姉さんは、結局おずおずといった様子で付いて来た。
「じゃあ、服を脱いで。朝と同じ格好になって。」
お姉さんはイヤイヤと首を振る。でも、逆らわないで震えながらも服を脱いでいく。「お仕置き」が、怖くって恥ずかしさも沸いてこないようだ。私は、パンティ一枚になって、頼りなく胸を抱いているお姉さんを壁際に誘導した。そこには両手を天井に向かって吊り上げられるパイプが下がっている。私は自動で動くそれをガラガラと降ろしてお姉さんをバンザイした格好に枷につないだ。再びガラガラと鎖を吊り上げると、まるで殉教者のようにさらされた白いからだが白々と浮き上がった。
「・・・ね。お願い。もう打たないで。」
打たれても、避けようが無い状態に追い込まれて、なおさら朝の痛みがよみがえるのだろう。いや、腕を持ち上げるだけで、乳房の奥が痛いのかも知れない。お姉さんは、身体を揺すって懇願してくる。私は、痛みにほんとに弱いくせに、いつも素直にお仕置きされるお姉さんが不思議でならなかった。
「お姉さん。ほんとに嫌だったら止めてもいいんだよ。健兄が、本当のご主人様として、自分でしつけをするべきなのに。私、前からそこが、どうも納得できないのよね。」
雪江お姉さんは半べそをかいている。
「お・・お仕置きしてください。」
泣きながら、お仕置きをお願いするお姉さんを見ると、不審はどこかへ行ってしまい、もっとお姉さんをいたぶりたい気持ちが沸いて来る。
「ね。どうして、お仕置きされることになったの?」
お姉さんはイヤイヤと首を振る。・・・・ふうん。まぁ、いいか。私はポケットから洗濯ばさみを取り出した。お姉さんは「あっ」と、驚いてたたらを踏んで逃げようとした。鎖が鳴り、引き戻される。
「ああぁ。いやあ。」
朝、さんざん私に打たれて赤く二倍にも腫れ上がっている乳首をピンとはじいた。
「いやっ!いやああ!乳首はもう嫌。許して!」
「・・・・どうして「お仕置き」される事になったの?」
私は、洗濯ばさみの先で乳首を弄りながら、お姉さんを覗き込んだ。お姉さんは激しく首を振りたくった。
「言わないなら、挟んじゃうよ。お姉さんの乳首。真っ赤に腫れてる。これ、きっとすごく痛いよ。普段の何倍も何十倍も痛いよ。」
「あ、あ、あ、あ、嫌。お願い。乳首は嫌。他のことなら何でも我慢します。乳首だけは許して。さやかちゃんお願い。」
「・・・うーん。どうしようかな。だって、雪江お姉さん。素直に白状しないんだもん。」
洗濯ばさみの先をゆっくりと開いたり閉じたりしてみせる。お姉さんは、おびえて目を見開き、身を揉むようにして、腿を摺り合わせる。・・・それでも、恐ろしさに堪らなくなったのか、ようやく重い口を開いた。
「す、好きなんだろうって・・・さやかちゃんの事・・・・だ。だから・・・お・・おしお・・きさせるって。さやかちゃんにさせるって。」
お姉さんはわっと泣き伏した。
「はぁ?」
なに考えてるのよ。健兄。ほんとに疑ってるのなら、私にお仕置きさせるはず無いわよね。
だったら、だったら・・・・。
「・・・雪江お姉さんの気持ちはどうなの?」
「・・・・・。」
「あたしの事、好き?」
じわじわと責め立てる私に向かって、お姉さんはためらって、ためらって、ためらって・・・ようやく白状するようにこっくりとうなずいた。そして、ぱあっと、身体全体が真っ赤になった。ええ!?本気なのぉ・・・。
びっくりして声も出ない私は、なんだか、胸の辺りが熱くうずうずしてきた。お姉さんが私を好き?だから、いつも健兄は私に「お仕置き」させるの?健兄と雪江お姉さんの熱々ぶりは知っていただけに、それでもなお、あえて女の子が好きでならないお姉さんの気持ちが分かってくると、私の中で何かが、カチカチと噛み合った。それは、しん・・・・として私の中に重く、重く落ちていく。それ以上に「お仕置き」が、大嫌いで辛くて泣いてばかりいるお姉さんが、何で素直に「お仕置き」を受けてるのかが、じんわりと暖かく身体全体に拡がって、すごく嬉しい気持ちがお腹の中から湧き上がってきた。そして、心から雪江お姉さんのことを愛しいと思った。
「お姉さん。私が好きなの?」
お姉さんは、真っ赤な顔をいっぱいねじってそむけたまま、こっくりとうなずいた。

「・・・・お姉さん。私がSじゃなかったら、よかった?」
お姉さんは、チラッとこっちを見た。そして、悲しそうに目をつぶった。・・・・・。そうなんだ。お姉さん、そんなに私に触れられたかった?一緒にいたかった?いじめられるのが辛くても?痛いのが嫌でも?「お仕置き」が怖くても?だから、健兄は私に「お仕置き」させたの?一番お姉さんが弱くて辛い事なのに・・・それでも、傍にいたかったの?

私は、洗濯ばさみでお姉さんの乳首を挟んだ。

「ひいいいいいっ!!」

お姉さんの身体が、ばねのように反り返った。涙がどっとあふれた。痛みにゆがむお姉さんの顔。捩れる身体。ふいごのようにあえぐ白い腹。必死の体で足を踏み代え、留まろうとするけれど身体はバランスを崩してよろける。足を踏ん張って、顔を打ち振りながらなんとか体勢を取り戻した。いいいっと歯をくいしばってこらえる。
私はもう一個の洗濯ばさみを取り出した。お姉さんのおびえに引きつった頬に、滂沱のように涙があふれてくる。お姉さん、知ってる?私ね。サディストなんだよ。知ってたでしょ?だから、あんな目をして私を見てたんだよね。

「反対側も挟んで欲しい?」
「あ・・・・。は・・・。」
おびえにすくんで声が出ない。口をパクパクさせて、何度もつばを飲み込むようにして、ようやくお姉さんは声を絞り出した。
「は・・・挟んでください。」
私は、彼女の精一杯の愛を受け取った。彼女の身体はばねのようにはじけて揺れた。
「きいいいいいっ!!!!」

痛みにのたうつ彼女の姿を、私はそこに座って味わった。彼女の苦しみを。彼女の絶望を。雪江お姉さん。あなたが本当にマゾだったら、よかったのに。いや、もしそうだったら、これほどに私は彼女を愛おしく思わなかっただろう。健兄が、帰ってきたとき洗濯ばさみを付けてから、1時間は経っていた。雪江お姉さんは、もうすっかり痺れ切って麻痺してしまったろう乳房を揺すりながら、それでも身体をのたうたせて、かそけく泣いていた。私は、健兄の横をすり抜けながらつぶやいた。
「洗濯ばさみを外す楽しみは、健兄に譲ったげるね。」
健兄の頬に同じサディストの悲しい微笑が浮かんだ。







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