ふっくりと柔らかな白い乳房。女の子なのにおっぱいが大好きって、変ですか?でも、きれいな胸は女性にとっても憧れです。さやかの大好きなおっぱいは、掌に余るぐらいなのに、ぴんと張っていて乳首の色が淡いおっぱいかな。
「あ、さやかちゃん。お願い・・・堪忍して。」
後手に縛られて、胸に縄をかけ廻された雪江お姉さんの縄尻を中央の柱のフックに繋ぎ止めた。こうするとお姉さんは、ちょっとかかとを浮かして立っているしかない。お姉さんは、おっぱいが取ってもきれいでやわらかくって、マシュマロのようにすべすべしている。それに、お姉さんは、痛いのがすごく苦手なのだ。だからさやかは、「お仕置き」をする時、尚更どきどきする。
「だめ。今日はおっぱいに「お仕置き」するって健兄と約束したから。」
健兄は、私にとっては隣のお兄さんで、雪江お姉さんのご主人様。お姉さんは去年お嫁にやってきて、それ以来お兄さんは、愛しい奥さんの調 教に励んでる・・・。でも、さやかが「お仕置き」が大好きなことを知っているお兄さんは、時々雪江お姉さんの「お仕置き」をやらせてくれるのだ。正直に言うと、自分の「下僕」を人任せにしようとする健兄の行為は理解できない。それに、何度もお仕置きしてみてなんでこんなに痛みに弱いくせに、サディストの健兄の奥さんになったのかもさっぱり分からなかった。でも、それ以上に、大好きなお姉さんを泣かせる喜びの誘惑は拒否できなくって、健兄に呼ばれるとついつい来てしまう私だった。
今日も、健兄は出勤する前にさやかに電話してきた。それで喜び勇んでやってきた私は、健兄のプレイルームでパンティ一枚だけの姿にされて、縛られてベッドの足元につながれたまま置き去りにされた雪江お姉さんを発見したのだった。
「あぁ・・・恥ずかしい。こんな格好をさやかちゃんに見られるのって辛くて恥ずかしい・・・。」
「もう、5回目なのに・・・・。雪江お姉さんの恥ずかしいところも、いっぱい見たことあるのに。」
雪江お姉さんは赤い顔をそむけていやいやするばかりだ。
「どうして、「お仕置き」されることになったの?健兄はうんと厳しく、しかもおっぱいをいじめてって言ってたよ。」
真っ赤になって、うつむいているお姉さんはとってもかわいい。うんといじめてあげたくなる。
「・・・・。ふふふ・・・言えないの?言えないくらい恥ずかしいことなの?でも、大丈夫。さやかにお仕置きされたら絶対言いたくなるから。」
「あぁ!さやかちゃんお願い。堪忍して。ひどくしないで。ね。お願い。」
お姉さんは、おびえたような目を向けてくる。さやかが「お仕置き」するのが大好きだってことを知っているお姉さんは、逃げようが無いのを知っていながらもへっぴり腰で後ずさりしようとする。さやかは、家から持ってきたペンティングナイフをバックから取り出して、雪江お姉さんの顔の前にゆっくりと突きつけた。
「今日は、これを使うね。」
お姉さんは、驚いたように目をみはってペンティングナイフを見ている。頬はこわばってそそけだっていた。
「大丈夫。切ったり傷つけたりしないから。」
さやかは、ナイフをお姉さんの前でまっすぐ立てて、反対の手で先をしならせてからぱっと手を離してパチンと空を叩いて見せた。雪江お姉さんの口がなにか言いたそうに小さく動く、でも、声にはならなかった。さやかは椅子を引きずってきてお姉さんの前に陣取って座った。今日は、念入りにお仕置きをするつもりだから、楽な姿勢で始めたかったのだ。そして、お姉さんの右の乳房の前にペンティングナイフを構えて見せた。
「さ・・・さやかちゃん。」
お姉さんの目が、もううるうると涙目になってくる。なんて、かわいいんだろう。
「行くよ。」
訴えかけてくるようなお姉さんの目をことさらに無視して一回目を打った。
ぱちん!
「あ!」
白い乳房の側面に見る見る赤い跡が浮き上がってきた。ちょっと、強すぎたかな。まずは、血行を良くさせるためだから、ほどほどの強さで打たないと。少しずらして、また、パチン!
「ああ!」
パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!右のおっぱいを満遍なく赤くした。
「い・・・痛い。さやかちゃん。もう、堪忍・・・・。」
お姉さんは腰を上下に振って身悶えする。痛い?お姉さん。だったら、もっとしてあげる。もっと泣かせてあげる。今度は左ね・・。うんと念入りにやってあげる。
パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!
「あぁ!痛い!・・・やめて!もう、堪忍して。」
両方のおっぱいが赤くなってきたところで、これからが本当のお仕置き。今までの痛みなんて、問題にならないくらい強く打ってあげるね。
「お姉さん。これから乳首の上を打つからね。片方に20回ずつ。まず、右の乳首から始めるけど、絶対に逃げちゃダメだからね。わかった?もし、逃げたりしたら、もっとひどい「お仕置き」をするよ。じゃあ、打ちやすいように胸を張って。」
雪江お姉さんは、泣きそうな顔で私を見た。唇がぶるぶる震えている。でも、ようやくあきらめたのか、震えながらも背筋を伸ばし胸を張って突き出すようにした。あぁ、この瞬間が私は大好きだ。私は座りなおしてナイフを構えなおした。今度は正面からまっすぐナイフが乳首に当たるように注意して構える。おびえて震えている彼女の目を覗き込みながら。そのおびえと痛みを舌の上でそっと転がして味わいながら。
「一回。」
パチン
「あう!」
お姉さんがびくんとはねた。打たれた痛みが十分味わえるように、時間を置いて次を打つ。
「二回」
パチン
「ああ!」
お姉さんの見開かれた瞳から大粒の涙がぽろんと零れ落ちる。
「三回」
パチン
「ひいっ!」
顔をゆがめて、身体を丸めようとするお姉さん。でも、ダメ。痛みは逃れようもなくじわじわと拡がってるはずだ。次はもっと強く。
「四回。」
パチン
「くうん。」
お姉さんの腰がねじれる。肩がすくめられる。身体全体が濡れたように光り始める。汗がどっと噴出してきている印だった。
「五回。」
パチン
「ああ!痛い!」
お姉さんが身体を揺すって、泣きながら訴える。でも、やめたりしない。ほんとに痛いのはこれからなんだから。
「六回。」
「いやぁぁ。」
パチン
お姉さんが身体を動かしたので、ナイフは乳首じゃなくって、乳房の側面に当たった。私は打つのをやめて、お姉さんをねめつけた。
「逃げちゃダメって言ったでしょ。」
「ああ・・・。だって、さやかちゃん・・・すごく痛いの。すごく。我慢できないくらい痛いの。おっぱいが、どうにかなっちゃう。ね。許して。お乳を打つのは堪忍して。」
お尻を打たれるのと違っておっぱいへの「お仕置き」は本能的な恐怖が付きまとうし、乳首を狙われるとなおさら怖いのだろう。
「ダメ。ちゃんと右20回、左20回打たないと。お仕置きにならないでしょ。」
「ああ・・・・。左も打つの?そんな・・・。耐えられない。」
お姉さんは、身体中でイヤイヤをしている。私は、かさにかかって責め立てる。
「雪江お姉さん。お仕置きちゃんと受けるの。受けないの?」
お姉さんは、涙をぽろぽろと零している。泣き顔を歪めながら身体をのたうたせていたが、やがて覚悟が付いたのかがっくりと肩を落とした。
「お、お仕置き・・・お願いします。」
「もう、逃げちゃだめだよ。さ、胸を突き出して。」
雪江お姉さんの縛めは柱に繋ぎ止められた縄尻だけだから、逃げるのを防ぐ役目にはまったくならないのだ。でも、このお仕置きでは、お姉さんに自分から進んで胸を打たれさせるほうが楽しい。わくわくする喜びだ。だから、身体にそれ以上縄をかけないで、続きを始めた。私が、また、ナイフを構えるとお姉さんは、おびえて身体をひくつかせる。腹が大きく波打つ。
「あ・・・怖い。」
「六回。」
パチン!
「ああ!痛い!」
無意識のうちに身体が逃げようとする。身体は正直だ。一度覚えた痛みから逃れようとする本能は、強い。雪江お姉さんは自分でその恐怖を押さえつけ、自らの胸を被虐のいけにえに差し出さないといけないのだ。
パチン!・・・パチン!・・・・パチン!
「ひいいい!いやあああ!もう、ダメ!堪忍して。堪忍して。」
泣きながらあがき、その痛みに跳ね回りながらも自ら胸をナイフの前に突きださなければならないつらさに、雪江お姉さんはのたうちまわった。私は、そんなお姉さんを見てうっとりとなった。雪江お姉さんのひくつく身体はやわらかくて、どこもかしこも私に責め弄られるのを待っているかのようだ。しかも、今日の標的は女にとっても急所の乳房だ。ねらいすまして胸を打つ強さは最初と同じでも、同じ場所を打たれるとどんどん痛みが強く、身体の心まで染みとおるようになってくる。
「20回。」
パチン!
「あうう・・・・。」
私は、一息つくとお姉さんのびっしょり濡れた頬をタオルで拭いてあげた。汗でべっとりと頬に張り付いている髪を掻き揚げる。「お仕置き」に泣いてる女の人ってなんていとおしいんだろう。思わず、そっと頬を撫でていた。
「あぁ・・・。さやかちゃん。お願い。もう堪忍して。」
まだ、反対の左胸の20回が残ってる。獲物の泣き声は、私にとっては舌なめずりをしたいほどの喜びだ。私は、黙って、左胸の前に椅子を置き直す。
「ああ・・・。」
しくしくと頼りなさげに泣いているお姉さんの左胸の前にナイフを構える。身体をすくめ後ろの柱に身体を押し付けているお姉さんは、一瞬、私の目の中を覗き見た。お姉さんの瞳の中にある深い悲しみが、私をちょっとたじろがせた。でも、もうナイフは止まらない。
パチン!
「あう!」
ああ!なんて、いい声なんだろう。お姉さんの泣き声が私は大好きだ。もっと泣かせたい。もっと痛くしてやりたい。私は,目をギラギラさせながら作業に熱中した。
パチン!・・・・パチン!・・・・パチン!・・・・パチン!
涙。また、涙。そして悲鳴。懇願。身もだえし、逃げ回る身体。雪江お姉さんが姿勢をくずす度に、ナイフを休めて待つ。お姉さんは泣きながらも姿勢を正し、胸を差し出す。また、打つ。痛い。痛みを味わう時間だけ待って、また打つ。痛い。痛い。もうダメ。もう本当にダメ。耐えられない。お願い。お願い。でも、私がじっと待っていると、お姉さんは震える足を踏みしめ、ぬらぬらとてり光る胸を打たれるために差し出し続けた。

全部打ち終わると、お姉さんは緊張が解けたのか、くたくたとくず折れるように縄にぶら下がる。私はあわてて縄尻をフックから外した。そのままぺたんと座り込んだお姉さんの縄を、ゆっくり解き始めた。朝からずっと縛られてるのだ。きっと腕はすっかりしびれきってるに違いない。お姉さんは、「お仕置き」が終わった安心感からかすっかり身体を預けてぐったりとなっていた。私はお姉さんの腕を擦って、血行を取り戻させながら言った。
「・・・雪江お姉さん。さっきねぇ・・。私、絶対に逃げちゃダメって言わなかった?」雪江お姉さんは、跳ね起きた。
「さ、さやかちゃん・・・・。・・・・だって。・・・だって。・・・・・あぁ。」
もっと、ひどい「お仕置き」されるのは、もう決まっているのだった。雪江お姉さんが何を言っても、私が絶対に翻したりしないのを、お姉さんも知っている。
「夕方、健兄が帰る前に来るからね。おっぱいは、打ち身になってるからよく冷やしておいてね。早く治らないと、エッチするとき困るでしょ。」
私は、雪江お姉さんの方を見ないでさっさと部屋を出てきた。
夕方6時頃、雪江お姉さんの家に行くと、お姉さんは家事をすっかり済ませて、お部屋でソファにうなだれて座っていた。
「お・ね・え・さ・ん。」
ぱっと、おびえた顔を上げてこっちを見るお姉さん。私がにっこりすると、ますます震え上がってソファの中で後ずさりしている。
「プレイルームに来て。」
お姉さんに、返事をする間を与えないで、さっさときびすを返した。お姉さんは、結局おずおずといった様子で付いて来た。
「じゃあ、服を脱いで。朝と同じ格好になって。」
お姉さんはイヤイヤと首を振る。でも、逆らわないで震えながらも服を脱いでいく。「お仕置き」が、怖くって恥ずかしさも沸いてこないようだ。私は、パンティ一枚になって、頼りなく胸を抱いているお姉さんを壁際に誘導した。そこには両手を天井に向かって吊り上げられるパイプが下がっている。私は自動で動くそれをガラガラと降ろしてお姉さんをバンザイした格好に枷につないだ。再びガラガラと鎖を吊り上げると、まるで殉教者のようにさらされた白いからだが白々と浮き上がった。
「・・・ね。お願い。もう打たないで。」
打たれても、避けようが無い状態に追い込まれて、なおさら朝の痛みがよみがえるのだろう。いや、腕を持ち上げるだけで、乳房の奥が痛いのかも知れない。お姉さんは、身体を揺すって懇願してくる。私は、痛みにほんとに弱いくせに、いつも素直にお仕置きされるお姉さんが不思議でならなかった。
「お姉さん。ほんとに嫌だったら止めてもいいんだよ。健兄が、本当のご主人様として、自分でしつけをするべきなのに。私、前からそこが、どうも納得できないのよね。」
雪江お姉さんは半べそをかいている。
「お・・お仕置きしてください。」
泣きながら、お仕置きをお願いするお姉さんを見ると、不審はどこかへ行ってしまい、もっとお姉さんをいたぶりたい気持ちが沸いて来る。
「ね。どうして、お仕置きされることになったの?」
お姉さんはイヤイヤと首を振る。・・・・ふうん。まぁ、いいか。私はポケットから洗濯ばさみを取り出した。お姉さんは「あっ」と、驚いてたたらを踏んで逃げようとした。鎖が鳴り、引き戻される。
「ああぁ。いやあ。」
朝、さんざん私に打たれて赤く二倍にも腫れ上がっている乳首をピンとはじいた。
「いやっ!いやああ!乳首はもう嫌。許して!」
「・・・・どうして「お仕置き」される事になったの?」
私は、洗濯ばさみの先で乳首を弄りながら、お姉さんを覗き込んだ。お姉さんは激しく首を振りたくった。
「言わないなら、挟んじゃうよ。お姉さんの乳首。真っ赤に腫れてる。これ、きっとすごく痛いよ。普段の何倍も何十倍も痛いよ。」
「あ、あ、あ、あ、嫌。お願い。乳首は嫌。他のことなら何でも我慢します。乳首だけは許して。さやかちゃんお願い。」
「・・・うーん。どうしようかな。だって、雪江お姉さん。素直に白状しないんだもん。」
洗濯ばさみの先をゆっくりと開いたり閉じたりしてみせる。お姉さんは、おびえて目を見開き、身を揉むようにして、腿を摺り合わせる。・・・それでも、恐ろしさに堪らなくなったのか、ようやく重い口を開いた。
「す、好きなんだろうって・・・さやかちゃんの事・・・・だ。だから・・・お・・おしお・・きさせるって。さやかちゃんにさせるって。」
お姉さんはわっと泣き伏した。
「はぁ?」
なに考えてるのよ。健兄。ほんとに疑ってるのなら、私にお仕置きさせるはず無いわよね。
だったら、だったら・・・・。
「・・・雪江お姉さんの気持ちはどうなの?」
「・・・・・。」
「あたしの事、好き?」
じわじわと責め立てる私に向かって、お姉さんはためらって、ためらって、ためらって・・・ようやく白状するようにこっくりとうなずいた。そして、ぱあっと、身体全体が真っ赤になった。ええ!?本気なのぉ・・・。
びっくりして声も出ない私は、なんだか、胸の辺りが熱くうずうずしてきた。お姉さんが私を好き?だから、いつも健兄は私に「お仕置き」させるの?健兄と雪江お姉さんの熱々ぶりは知っていただけに、それでもなお、あえて女の子が好きでならないお姉さんの気持ちが分かってくると、私の中で何かが、カチカチと噛み合った。それは、しん・・・・として私の中に重く、重く落ちていく。それ以上に「お仕置き」が、大嫌いで辛くて泣いてばかりいるお姉さんが、何で素直に「お仕置き」を受けてるのかが、じんわりと暖かく身体全体に拡がって、すごく嬉しい気持ちがお腹の中から湧き上がってきた。そして、心から雪江お姉さんのことを愛しいと思った。
「お姉さん。私が好きなの?」
お姉さんは、真っ赤な顔をいっぱいねじってそむけたまま、こっくりとうなずいた。
「・・・・お姉さん。私がSじゃなかったら、よかった?」
お姉さんは、チラッとこっちを見た。そして、悲しそうに目をつぶった。・・・・・。そうなんだ。お姉さん、そんなに私に触れられたかった?一緒にいたかった?いじめられるのが辛くても?痛いのが嫌でも?「お仕置き」が怖くても?だから、健兄は私に「お仕置き」させたの?一番お姉さんが弱くて辛い事なのに・・・それでも、傍にいたかったの?
私は、洗濯ばさみでお姉さんの乳首を挟んだ。
「ひいいいいいっ!!」
お姉さんの身体が、ばねのように反り返った。涙がどっとあふれた。痛みにゆがむお姉さんの顔。捩れる身体。ふいごのようにあえぐ白い腹。必死の体で足を踏み代え、留まろうとするけれど身体はバランスを崩してよろける。足を踏ん張って、顔を打ち振りながらなんとか体勢を取り戻した。いいいっと歯をくいしばってこらえる。
私はもう一個の洗濯ばさみを取り出した。お姉さんのおびえに引きつった頬に、滂沱のように涙があふれてくる。お姉さん、知ってる?私ね。サディストなんだよ。知ってたでしょ?だから、あんな目をして私を見てたんだよね。
「反対側も挟んで欲しい?」
「あ・・・・。は・・・。」
おびえにすくんで声が出ない。口をパクパクさせて、何度もつばを飲み込むようにして、ようやくお姉さんは声を絞り出した。
「は・・・挟んでください。」
私は、彼女の精一杯の愛を受け取った。彼女の身体はばねのようにはじけて揺れた。
「きいいいいいっ!!!!」
痛みにのたうつ彼女の姿を、私はそこに座って味わった。彼女の苦しみを。彼女の絶望を。雪江お姉さん。あなたが本当にマゾだったら、よかったのに。いや、もしそうだったら、これほどに私は彼女を愛おしく思わなかっただろう。健兄が、帰ってきたとき洗濯ばさみを付けてから、1時間は経っていた。雪江お姉さんは、もうすっかり痺れ切って麻痺してしまったろう乳房を揺すりながら、それでも身体をのたうたせて、かそけく泣いていた。私は、健兄の横をすり抜けながらつぶやいた。
「洗濯ばさみを外す楽しみは、健兄に譲ったげるね。」
健兄の頬に同じサディストの悲しい微笑が浮かんだ。