2007

03.29

妖艶なる吸血

 吸血鬼のお話なんです。連日、どんどん更新されているのでせっせと読んでも追いつきませんの。奥様を吸血鬼さんに寝取られるお話がメインなんです。でも、時々ちらちらとかわいい男の子が・・・。どうにもそれが気になるんですよ。
 で、ついつい勝手にコメントで違う方向へ。重ねて深読みさせていただいたりして。いや、いつもこんな事やってるわけじゃないんですよ。でも、最近スランプで、ちゃんとしたお話が書けませんの。ついつい、逃避したりして。ついつい遊んじゃったりして。★ズボンのすそ★をスタートに、やおいティスト。いや、お遊びなんですってば。柏木さんのファンの皆様、見逃してくださーい。


妖艶なる吸血


↓物語はここで
★とりついて★

 お話はやさしいサヨ小母さんをおいしくいただいてしまう男の子が主人公。だけどさやかが気になるのはその小母さんの息子とその男の子の関係・・・。

byさやか
息子君「すごく気になる・・・砂場で会ったあいつ。
僕の足に吸い付いて・・・やりたい放題やった奴。
とろんとした瞳で僕を見た。
悪びれもせず 考えなしに
次から次へと女の間を渡り歩いては
罪の無い笑顔をふりまいて。
一人勝ちしてるように思ってるろう?
自分のものだと思ってるだろう?
僕が見ているのはママやケイコが襲われるところだと思ってるだろう?
少しづつ、少しづつ、深みにはまっていくところ
ちゃんと見ていてあげるから。
そして、いつか・・・君の泣き顔を思う存分楽しませてもらうから。」


by 柏木さん
男の子「そうだったの?
ボクの泣き顔、見たかったの?
そんなもの。ほんとうはいつだって、見れるんだよ。
ボクはほんとうは、寂しいだけ。
喉が渇いているっていうよりも。
ぬくもりに、飢えているんだよ。
だからキミのハイソックスを血で汚したときも。
ほんのちょっぴり涙が混じっていたの。
キミは気づいていなかったんだね?

ありがとう。感謝してるよ。
いつも、だいじなママやケイコを、ボクに襲わせてくれて。
ボクの泣きっ面を見たくなったら。
いつでも、あのお砂場に遊びにお出で。
でも絶対、一人で来るんだよ。
泣き顔なんて。。。ほかのやつには見られたくないんだもの。」


↓物語はここで
★たどりたどって♪★

 しかもこの男の子、サヨ小母さんの愛人にまでちゃっかりと手を(牙を?)出しちゃったりして・・・。

byさやか
愛人さん「趣味じゃないって言われると
ちょっとショックだなぁ・・・。
年増と少年が僕の好みなんだよ。
そうやって、大人を手玉に取って
次々と女の人を押し倒してるんだね。
あれこれ、脅してすかして悪ぶって
抜けられなくなるまではまり込んで来るといいよ。
気が付いた時には逃げられない。
深い深いところまで足を突っ込んでくるまで
じっと待っててあげるからね。」


by 柏木さん
男の子「ボクを捕まえるって?
どうやって?
鬼ごっこなら、得意なんだけど。^^
いいんだよ。捕まえてみて。
けれどもそのときには・・・
おじさんの血を、一滴あまさずボクにくれるんだよ。
本当は・・・そうされたくって。
ウズウズしているんだよね?
大好きだよ♪ おじさん。^^
早くボクのことを・・・捕まえて。」




 このお話を私ティストで書くとしたら・・・

 自習室の向かい合った机の斜め前に座ってる彼は、ノートの上に顔を伏せたまま一心に鉛筆を動かしていた。ここに僕がいるのは、分かっているはずなのに全くこっちを見ようともしない癖に、時々、髪をかきあげてみせる仕草がまるで誘っているようだ。
 どんな時にも人一倍気の廻る彼が、耳の後ろにぽつんと小さく赤く明らかに唇が吸い付いた痕があるのに気がついていないはずはない。あの首筋に押し付けられた唇の持ち主はサヨ小母さんなのだろうか。それとも・・・。何度見るのをやめようと思っても、目の前の課題に集中しようとしてもだめだった。
 掻き集めた理性をしっかりと裏切って、彼を好きだと思う感情も裏切って、僕が思い描くのは彼を抱きしめる誰かの腕。白い身体に絡みつき、引き寄せ、甘いくちづけをねだる相手。ほっそりとまだ、少年の日の名残を残しているくせに、ぽったりと柔らかくしんなりと汗ばみながら押し付けられるその相手の欲望をあやしながら、なだめながら、味わいながら・・・。君がその相手の首筋にゆっくりと牙をつきたてていく様なのだった。


 キャー ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃 キャー
((o(б_б;)o))ドキドキ・・・・柏木さん、これからもどうぞよろしくお願いします。






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    2006

06.07

お仕置き小説

 まだブログを始めたばかりの頃に取り上げた(過去記事『お灸』)・・・

ナゾマさんの妄想系ストーリーbox(行方不明です)

のナゾマさんから、コメントを戴きましたヾ(@^▽^@)ノ ワーイ
 さやかは、このサイトの「聖女の階段 」が、大好きです。主人公は真百合という少女で聖十字女学園の生徒。シスターを目指しています。シスターになるには、健康な少女達がいだくであろう普通の性欲もご法度。淫魔として退けなくてはならないのです。
 聖十字女学園では、きちんと淫魔を退けられているか、あの手この手のあらゆる方法で試されます。そして、ちょっとでも恥ずかしい兆候が現れていたら、厳しいお仕置きをされてしまうのです。

 では、その試しの方法とはどんなものでしょうか。例えば髪の毛以外の全身を剃られちゃったり、内診台の上で導尿されちゃったり、柔らかい羽毛のような悪魔の尻尾で全身をくすぐられちゃったりします。もちろん、オナニーなんて絶対に禁止です。

 そして、厳しいお仕置きのほうはというと、もちろんさやかの大好きな「鞭打ち」他にも三角木馬のように身体を切り裂くような椅子に座らせられたり、お灸のようなお香を据えられたり、浣腸されちゃったりするんです。


SMとイニシエーション
 
-女たちの戒律と懲罰-




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    2005

11.22

拘束少女保護区

 ミチミチしてしまうような全身タイツとか全頭マスクとか開口ギャグとか・・・そんな世界を覗いたことがありますか。○束という言葉には、真っ暗な音の無い世界がともなっているように感じます。拘束された私は、人形のようにただひっそりと、あなたがやってくるのを待っているだけ・・・・。


kousoku3



拘束少女保護区

 拘束少女保護区の小説は、先日紹介した「あいつ」とは、正反対の位置にあるのかもしれません。閉じ込められるのは少女、そして本当に監禁されてしまう小説もあります。それだけに、少女の内面にぎりぎりと切り込んでいく表現が色の無い世界を醸し出して行きます。



 そんな細かいところにまで気を遣わなくてもイイと思うほどに、この服はそう例えばこの脇の下にまで隙間を許さず、ぴったりと食い込むようにつくられている。
 左の胸からぐいと右手で胸をひしゃげながらその穴から胸袋の中に胸を“挿入”し、右胸も同じようにそこに入れる。
 根本で丸く括り出され胸の谷間にまで皮の下着がぴったりと張り付くその密着感というか○束された感じは着た者にしかわからないだろう。当然―――のように胸袋も胸よりわずかに小さく作られ、中でぴったりと胸を包み込んでいる。
 それから最後に右手を袖に通す。
 ぬるりとしたその間色は右腕を入れるときも変わらない。
「うぅ…」
 下半身に与えられるのが快感なら、
上半身は拘束感、
もしくは被支配感といったものだろうか。
 私はローションで少し濡れたままの両手をティッシュで拭き取り、丸めたティッシュをすぐそこのゴミ箱に捨てる。
 そしてすぐにもどかしい胸に制服の上、本来は後ろにあるラインの入った大きな衿の後ろが前に垂れ下がっているその下に手を潜り込ませ、両の胸を手で少しもみあげるようにする。
ぴったり入っていないそれが…
そうすることで位置が動きある金属のリング―――胸袋の先端にある穴の縁取りとして付けられている金属のリングが私の乳首にしっかりとはまるようにする。

「…」
 最後に私は背中に手を回し折り返しの内側にあるチャックを上までジィィという音を立てながら引き上げる。
一番上首筋まで引き上げてから、
前に垂らしてあった衿の中に首を通しそれを後ろに下げる。
衿の内側を中に入れれば終わり。
「はぁ…」
 最後に引き上げられたチャックは。
いじわるく私の身体に食いつくそれを上半身まできつく縛り上げるようにしていく。                 
「女の子の制服」より



 ↓拘束された少女に会いたい人はこちらからどうぞ。(現在閉鎖されています)
kousoku



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    2005

11.18

妖しい書庫

 「拘束」という、不思議な分野があります。SMとどう違うのか明確には言えませんが、明らかに似て非なるものです。義理の妹というか、隣の従弟というか・・・・。一言で言うと「パートナーに体のすべてを管理される事」でしょうか。中心になるのは貞操帯や拘束具、首輪等です。自分では、セックスどころか、自慰もできません。究極の関係だと排泄もすべて、相手の管理下に置かれます。
 うーん。「すべてを相手にゆだねる。」って、M心に響きませんか?ただ、この行為って、ほんとうに愛情とその趣味がないと、独占欲の強い夫が妻の浮気を封じる・・・みたいな状態になって、がっくりしちゃいます。

 「妖しい書庫」

 貞操帯と拘束がメインの小説「あいつ」を、中心に投稿小説で形成されたサイトです。(投稿小説は、拘束のみではありませんが。)小説はテキスト形式で、一つ一つが短くって読みやすくなっています。幼馴染の男の子にひょんなことから、拘束されちゃうことになった「陽子」が、自分がそれが大好きなことに気がついてびっくり!『あいつ』は、非常にライトで、読みやすく、しかも萌えな小説なので、がっくりしないところをぜひ読んでみてくださーい。


首輪の留め金を正面にして、ぐるっとうなじを回し、再び正面で留め金に穴を合わせる。
カチリ、と留め金と穴の縁取り金具の触れ合う音。

壁の姿見で見る。
す…すごいドキドキ。
手を離すとバラリと外れてしまうので、手を添えている。

そ、そうだ。
もう1コマきつくしてみよう。
今嵌ってる穴は端から2個目。
少しぎゅうっと首に食い込ませて、3個目の穴に入れてみる。

あ…あはぁっ。
顔が火照る…
指が震える…
すごい興奮…
なんなの、いったいィ…

手を離しても首輪は落ちない。
両手を後に回してみる。

いやっ!

鏡の中の自分の顔が正視できない。
首輪だけを見る。
首輪からブラの真ん中を縦に割るようにベルトが垂れている。
それは、嵌め込まれる相手を求めてブラブラと揺れている。
背中でも同じベルトがブラブラと揺れている。
首の拘束感が…こんなに…ヘンな気分にさせるなんて・・・
                      「あいつ」より



teisoutai2

↓実際に貞操帯を買いたくなったらこちらへ(驚、日本語あり!)
貞操帯の老舗トゥーリーボーイ
←これが、そのトゥーリーボーイの貞操帯です。











 このサイトには「あいつ」の更新を楽しみにずいぶん通いましたけど、ほかにも、私が好きなのはNOV.FALLさんの作品「あぶどる温泉」やブラどさんの作品「猫屋敷温泉体験記(マミーダイエット編)」(連載中)です。


キスの雨を降らせ続けていた触手が、一斉に細かく震え、敏感な場所をコリコリと刺激する。
震えながらうねる触手から逃れようと、腰をねじり、胸を揺らす。
不自由な身体で作り出した小さな隙間。
でも・・・やっと作り出した隙間は、息を吐く間も与えてくれずに、たくさんの触手達に埋め尽くされた。
「ふぐぅっ」
触手の海から生えた私の両手が、ビクビクと震えるように、切れるはずの無い鎖を引っ張る。
敏感な場所を責め立てられ、曲げようとした膝がほとんど曲げられないまま引き戻される。
その度に、もがく私を繋ぎ止める鎖がジャラジャラと音を立てた。

もがけばもがくほど、数を増やしていく触手達。
最初1本だった触手が、腰を捻るたびに2本、3本と責め立てる本数を増やしていく。
細かに震えながら、小さな隙間に潜り込もうとする触手。
逃げても逃げても追いかけてくる触手は、既にお尻の肉を割り、お尻の穴の入り口をくすぐり始めていた。
入って来られないように入れた力が、入り口をくすぐる触手に吸い取られるように抜けていく。
お尻に気をとられ、動きの小さくなった私を狙い済ました触手が責め立てる。
ヒダの一枚一枚をほぐす様に愛撫する触手。
複雑な場所の上を迷路をなぞる様に彷徨う触手。
そして、ピュルピュルと愛液を噴出す中心を探し当てた一本が、チュルリと中に滑り込んだ。

「ひあぅぅぅぅ」

自由な空間を見つけ、私の中で暴れまわる触手。
その度にビクビクと痙攣し、腰と背筋が跳ね上がる。
最初の触手に誘われて、2本、3本と身体の中に入ってくる触手。
身体の外だけでなく、中からも愛撫を受け、一番敏感な場所がムクリと大きさを増す。
「ふぁ、ふぁへぇぇ!(だ、だめぇぇ!)」
次に起こることを想像して猿轡の下で大きな悲鳴を上げる。
そして、膨らみ、硬さを増した肉芽が、プルリと触手の海の中に顔を出した。

「ひっ!」     「猫屋敷温泉体験記」より



 ね!読んでみたくなったでしょ。全部通して読むともっといいんだから。

 では、では、こちらにて拘束小説をお楽しみください。
ayasiisyoko



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    2005

10.24

恥ずかしいんです・・・


恥かしいんです・・・

 「恥ずかしさ」「羞恥心」描写に力を入れた自作H小説サイトです。やむにやまれぬ事情から無垢な女の子たちが、服を脱がされ身体を見られてしまう。触られてしまう。汚されてしまう。その過程で彼女たちが見せる羞恥心が、克明に描かれています。ドキドキしますよ。



 引用した作品は、とりわけ幼い少女ですが、他の作品はもう少し成長した少女たちが登場します。

 私自身も、小学4年生くらいのときに、休み時間に教室で体操服に着替える時に胸を見られてしまったことがあります。女の子たちは、おのおの工夫して見えないようにして脱いでたんですが、偶然に肘か何かが引っかかってうまく脱げなくって胸がさらされてしまったんです。
 ものすごくあせって、必死に体操服の裾を引き降ろしたんですけど、前に座っていた男の子にバッチリ見られてしまいました。その男の子が、ちょっとびっくりした顔で
「さやかの乳首って薄いピンク色なんだね。」
と、感心したように言ったときは、男の子がただ胸を見ただけじゃなくって性的な出来事とらえたことが、恥かしくってショックを受け、教室の床に穴を掘って潜り込みたい気分でした。忘れられない思い出です。
 
 女の子に無理強いするのは想像の中だけにしてくださいねー。

 
[あるスイミングスクールでのお仕置き - 水着脱がしのお尻叩き]


おそらく、僕がスイミングスクールに入ってから、女の子がこのお仕置きを
受けるのは、初めてだったと思う。しかもプライマリコースでは、かなりハッとするくらいの、可愛い少女だったので、余計に生徒たちの注目を集めた。

ただ僕は、女の子が前に出されたとき、ふと疑問がわいたものだった。
この罰を受けるとき、男子はただ水泳パンツをずるっと下ろすだけで済んだ
が、女の子の場合、ワンピースの水着を腰まで下ろすことになる。男子とはまたちがう大切な部分が、露わになってしまわないか? いったい、どうやってお尻を出すんだろう。
(中略)

 コーチは彼女のすぐ側に寄ると、膝を床について、両手でしっかりと彼女の丸まった水着を握った。いよいよだ。

「あぁぁ、お願いです・・・ゆるしてください・・・」

 そう彼女は弱々しい声でコーチに懇願した。もはや涙声でかすれていた。しかしコーチは、冷酷にこう言った。

「ダメだ。これはお前に対する指導だ」

コーチはピシャリと言い放つと、最後にこう付け加えた。

「じゃあ、行くぞ。覚悟はできたか? みんなにお前のお尻を見てもらうぞ」

「ああ! いやあ!」

 コーチは、まったく躊躇せず女の子の水着を一気に、両膝まで下ろしてし
まった。水着のゴムが弾けるような音がして、彼女のぷりっとしたお尻が、簡単に皆の前で開陳されてしまった。

 お尻も、先ほど見せたバストと同じくらい透明な白さがあった。
 これで彼女は、膝のところまでハダカになってしまったが、彼女のスタイルの良さが見て取れた。スイミングによって引き締まったウェストから、キュッと盛り上がるようにせり上がったお尻は可愛かった。むしろコンパクトにまとまった感じは、かっこよさもあった。

 お尻の割れ目はもちろん、ばっちり見ることができたが、彼女は恥ずかしいのか両脚をピタッと閉じてしまって、その割れ目の奥までは見せようとしなかった。

 やはりその辺は、コーチも感じ取っていたにちがいない。いつもよりも、サディスティックな雰囲気を前面に出していた彼は、即座に彼女へ命じた。

「そんなに恥ずかしいか? でもダメだぞ、水着を全部脱ぐんだ」

「恥ずかしいんです・・・・」より



 このホームページ閉鎖になってしまいました。でも、なぜか、この話しはあちこちにコピペが残っています。(笑)
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    2005

10.19

お灸

 お仕置き小説というジャンルがあるかどうかわかりませんが、ウェブ上にはそれが存在しています。スパンキングで、検索をかけるとヒットしてきます。
 お仕置きをするのは、先生、お母さん、そして、教会のシスターか、寺院の尼僧です。お仕置きされるのは高校生くらいの女の子です。自慰をした、男の子と遊んだという理由でお尻を叩かれたり、お灸を据えられたりします。お仕置きのためには、熱くしないといけません。「お灸の痕」って、どんなものかわかりませんが、やけどですよね。それをいけないことをした場所にされちゃいます。



「!? あつい!? ああ…あつっ! あつーっ! ああああああーっ!」
 最初に感じた温みは、またたく間に炎熱となった。
 全身の筋肉が、強張った。
 腕が足が、身体中の全てが、あそこに乗っているものを取り払おうとした。
 足の動きを紐が封じ、それ以外を良円が封じた。
「取って! お願いっ! 熱いっ! 助けてええええーっ!」
 ありったけの声。
 泣いていた。自分の意志では無かった。
 限界寸前のところで、炎熱はおさまった。
「よく耐えました。でも、これぐらいでは許されません」
 泉園がそう言い、またあそこの谷間が広げられる。
「もう許して下さい! お願いです。もう二度こんなことはしません。だから…いやっ、熱いっ! いやああああああーっ!」
 瞳から溢れ出した涙が、弾け跳んだ。

 そこに触れられるだけで、全身の力が瞬時に抜けた。
 もっとも、敏感な箇所であった。
「やめて下さい! そこは、そこは許して下さいっ! お願いします!」
 頭を上げ、必死で懇願する。
 三度も、あそこの谷間にすえられていた。
 もう充分であった。
「ここに、二度すえます。それで躾は終わりです」
「そんな!? そこだけは許して下さい! 本当に許して下さいっ!」
 残酷な宣言であった。
 自分の身体は、自分が一番よく知っていた。
 あそこの谷間の比ではない。特に香奈は、敏感な箇所であった。
 そこに艾が置かれた。
 全身でそれを香奈に伝えてきた。
「本当に許して下さいっ! 他の場所なら据える回数を増やしても構いませんっ! だから、そこだけは許して下さいっ!」
 大声で叫ぶ。何度も叫んでいたせいか、声にかすれが入っていた。
「特に敏感なところなのは承知しています。だからこそすえておきます。二度とここに来ることがないように……」
                                        「母情戒」より


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    2005

10.02

ボーイズ ラブ

 いきなりでなんなんですが、今日は、ボーイズラブの話をします。

 リンクをはらせていただいている「Empty Garden」は、男の子同志の愛をえがいた小説のホームページです。女の子に人気のある「やおい」の世界。もしかしたら、本当の世界からみれば、絵空事なのかもしれません。興味の無い方から見れば、つまらないのかもしれません。

 実際に、このホームページの管理者の方も、趣味の違う方々をむやみに気分悪くさせないため「成年女性向け男性愛エロ妄想サイト」である旨、必ず明記して下さいと、言っています。でも、男の方もちょっと立ち止まって覗いてみて下さい。なぜ、多くの女の子は「やおい」が大好きなのか。わかるかもしれませんよ。

★「暁部屋」「リフレイン」
痛いのは苦手。我慢するのは苦手。でも、寛司が好きなんだ。寛司のために、あきらはどんどんSMの世界へ入って行く。そして、寛司野辛い過去に出会う。

「手前にあった○束具のほうを咥えて寛司のところに戻った。 受け取ると、寛司はそっけなく言った。 「立って」……どうしても……立てなかった。この前のあの痛みと苦しさを思い出すと、立てなかった。「あきら。 立ちなさい」静かな寛司の声。 体の芯まで凍えそうな、冷たい声だ。「逆らったら……どうなるか、よく知っているだろう」
全身の血が逆流する。 逆らったり、必要以上にためらったりした僕が、どんな目にあったか。誰より僕が知っている。「返事は?」「はい……ご主人さま」僕は、立ち上がった。 また、涙が滲んできた。



★「エダ部屋」「視線」
 大好きでたまらない男のために、好きでも無い男の腕に身をまかせる。玲がそれを望むから。玲の視線だけで、僕はいってしまう。HP「妻を他人に」を、思わせる世界。

「望は? どう? 気持ちいい――? 聞くまでもないな。そんなに固くして……触ってもいないのにビクビクさせて」僕はまともな言葉なんかもう出ない。1時間近くさんざんいたぶられて、感じさせるだけ感じさせられて、でもまだ1回もいかせてもらっていない。痛みと圧迫感と恥辱とが、快感に絡まりついてわけのわからない感覚になる。堕ちていくんだか。昇っていくんだか――わからなくなる。「や……玲……も、う」僕は呼ぶ。自分を抱いている男ではなく、それをただ見ているだけの僕の玲。決して僕を抱かない――最愛の、恋人。



★「のら部屋」「もう森へなんか行かない」
 潔癖性で神経質。大好きな相手とベッドを共にする時も、相手がシャワーをあびたか、ひげをそったか、シーツはピンと張ってるか、部屋の空調が調度いいか。そんなことが、きになってしまうオベロイ。(こんな所が気になるなんて変だと思うわれるでしょうが、すごく今日共感してしまいます。)
 でも、ほんとうは、イズに愛されていないと生きていけない程イズが好きなオベロイ。けれど、宮廷の中での彼の立場は皇太子に絶対に逆らえないものだった。

(そんな物…そんな物を…いやだ…)男は、楽しそうに秘門で魚をくねらせていた。
つるつるした、濡れた小さな動物が、オベロイの秘門を擽った。「い、嫌です、殿下…」
「おとなしくしていないと、潰してしまうからな」耳元でそう言うと、男は、魚の頭を上向け、固い秘門に押し入れた。「…いっ……」小さな、動く生き物が、自分に入って来るのをオベロイは感じた。 自分の中でやわやわと動く。「ひあっ!!」さも嬉しそうな笑いを浮かべ、男は、また一匹、また一匹とオベロイに入れていく。
「…や、やめて…」オベロイの全身がくねった。 指とは違う動きが、自分の中で、もぞもぞと、壁を擦って繰り返される。 微妙な、艶めかしい、繊細な動きが、自分の中で。



「Empty Garden」
http://tsuma.kir.jp/sub1.html



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